whisper : ささやく|タイ語と日本語で覚える日常会話フレーズ【音声付き】

【タイ語単語学習】

ささやく – กระซิบ

目標単語

  • タイ語: กระซิบ
  • 日本語: ささやく、耳打ちする
  • 英語: whisper

基本情報

  • 品詞: 動詞
  • 発音(カタカナ近似): グラシッ(プ)
  • 発音記号(学習者向け): gra-sìp
  • 声調: 中声 → 低声
  • 【必須】正確な音声: [音声を聞く – ※ここに実際の音声リンクが入ります]

単語の解説

この単語「กระซิบ (gra-sìp)」は、「声を出さずに小声で話すこと」や「耳元で秘密や個人的なことを伝えること」を意味する動詞です。通常、他の人に聞かれたくない内容や、公の場で大きな声では言えないようなことを話す場合に使われます。秘密を共有する、こそこそ話す、といったニュアンスを含みます。

豊富な例文


  • タイ語: เขากระซิบข้างหูฉันว่า “คิดถึงนะ”
  • 発音(学習者向け): káo gra-sìp kâang hǔu chǎn wâa “kít tǔeng ná”
  • 声調: 上昇声 → 中声 → 上昇声 → 上昇声 → 上昇声 → 低声 → 高声 → 上昇声 → 上昇声 → 高声
  • 日本語: 彼は私の耳元で「会いたいよ」とささやいた。
  • (補足): 「ข้างหู (kâang hǔu)」は「耳元で」という意味。「ว่า (wâa)」は引用を表す接続詞。

  • タイ語: อย่ากระซิบกันในห้องเรียนตอนครูกำลังสอน
  • 発音(学習者向け): yàa gra-sìp gan nai hông rian tɔɔn kroo gam-lang sɔ̌ɔn
  • 声調: 低声 → 中声 → 低声 → 中声 → 低声 → 下降声 → 中声 → 低声 → 中声 → 中声 → 上昇声
  • 日本語: 先生が教えている時に、教室でこそこそ話さないでください。
  • (補足): 「อย่า (yàa)」は「〜するな」という禁止を表す助動詞。「กำลัง (gam-lang)」は進行形を表します。

  • タイ語: เธอเดินมาหากระซิบความลับบางอย่างกับฉัน
  • 発音(学習者向け): tər dərn maa hǎa gra-sìp kwaam láap baang yàang gàp chǎn
  • 声調: 中声 → 中声 → 中声 → 上昇声 → 中声 → 低声 → 中声 → 上昇声 → 中声 → 低声 → 中声
  • 日本語: 彼女は歩いてきて、私に何か秘密をささやいた。
  • (補足): 「เดินมาหา (dərn maa hǎa)」は「歩いて〜のところへ来る」という意味。「ความลับ (kwaam láap)」は「秘密」です。

  • タイ語: เขาไม่พูดเสียงดัง เขาแค่กระซิบ
  • 発音(学習者向け): káo mâi pôot sǐang dang káo kâae gra-sìp
  • 声調: 上昇声 → 低声 → 下降声 → 上昇声 → 中声 → 上昇声 → 下降声 → 中声 → 低声
  • 日本語: 彼は大声で話さず、ただささやいただけだった。
  • (補足): 「เสียงดัง (sǐang dang)」は「大声」や「騒音」という意味。「แค่ (kâae)」は「〜だけ、〜にすぎない」という限定を表します。

関連語・派生語

  • พูดเบาๆ (pôot bao-bao): 「小声で話す」。ニュアンスは「กระซิบ」と似ていますが、「กระซิบ」がより秘密めいた、耳打ちに近い意味合いが強いのに対し、「พูดเบาๆ」は単に声量が小さいことを指します。
  • กระซิบกระซาบ (gra-sìp gra-sâap): 「ひそひそ話す」「こそこそ話す」。単語を繰り返すことで、動作の頻度や継続、または複数の人がこそこそ話している様子を強調する表現です。
  • ตะโกน (tà-kohn): 「叫ぶ」。対義語として挙げられます。

よく使われる組み合わせ(コロケーション)

  • กระซิบข้างหู (gra-sìp kâang hǔu): 耳元でささやく
  • กระซิบบอก (gra-sìp bòk): ささやいて伝える/教える
  • กระซิบความลับ (gra-sìp kwaam láap): 秘密をささやく
  • กระซิบเบาๆ (gra-sìp bao-bao): 静かにささやく(「กระซิบ」自体が小声ですが、さらに強調する際に使われることもあります)

学習のヒントと注意点

  • 連想法(ニーモニック): 「グラシッ」→「グラッと姿勢を低くして、こっそりシッ(Shhh…)とささやく」のようなイメージで覚えることができます。
  • 発音の注意点:
    • 「r」の音: 「กระ (gra)」の「r」は、日本語の「ラ行」よりも舌の奥を使い、少し巻くような音ですが、タイ語の「ร (r)」は日本語の「r」とは異なり、舌を強く巻く必要はありません。力を入れずに舌の奥を上顎に近づける意識で発音すると良いでしょう。
    • 末子音「บ (b)」: 「กระซิบ (gra-sìp)」の最後の「บ (b)」は、日本語の「プ」のように破裂させる音ではなく、口を閉じるだけで終わる無声の音(内破音)です。息を出す音を伴わないように意識してください。
    • 声調: 「กระ (gra)」は中声、「ซิบ (sìp)」は低声です。この声調の組み合わせを正確に発音することが、意味を正確に伝える上で重要です。
  • 日本語話者が間違いやすい点:
    • 「r」の音を強く巻き舌にしてしまうこと。
    • 末子音の「p」を日本語の「プ」のように強く発音してしまうこと。
    • 声調が平坦になってしまい、タイ語ネイティブには不自然に聞こえてしまうこと。特に「ซิบ (sìp)」の低声は、語尾をストンと下げるように意識してください。

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