victim : 犠牲,被害者|タイ語と日本語で覚える日常会話フレーズ【音声付き】

【タイ語単語学習】

犠牲,被害者 – เหยื่อ

目標単語

  • タイ語: เหยื่อ
  • 日本語: 被害者、犠牲者、獲物、餌
  • 英語: victim, prey, sacrifice, bait

基本情報

  • 品詞: 名詞
  • 発音(カタカナ近似): ユア
  • 発音記号(学習者向け): yʉ̀a
  • 声調: 低声
  • 【必須】正確な音声: [音声を聞く – ※ここに実際の音声リンクが入ります]

単語の解説

「เหยื่อ (yʉ̀a)」は、元々は動物が捕食される際の「獲物」や魚などを誘う「餌」という意味を持つ単語です。そこから派生して、人間が何らかの災難や悪意のある行為によって損害を受けたり、巻き込まれたりした場合の「被害者」や「犠牲者」という意味で広く使われます。

比喩的に「詐欺の被害者」「病気の犠牲者」など、様々な状況で使われます。法的な文脈や具体的な損害を強調する場合には「ผู้เสียหาย (pûu sǐa hǎai)」が使われることもありますが、「เหยื่อ」はより日常的で、運悪く巻き込まれた、というニュアンスを含みます。

豊富な例文


  • タイ語: เขาตกเป็นเหยื่อของแก๊งมิจฉาชีพ
  • 発音(学習者向け): káo tòk bpen yʉ̀a kɔ̌ɔng gɛ́ɛng mít chàa chîip
  • 声調: 上昇声 → 低声 → 低声 → 低声 → 上昇声 → 低声 → 上昇声 → 低声 → 上昇声
  • 日本語: 彼は詐欺集団の被害者になった。
  • (補足): ตกเป็น (tòk bpen) は「〜の被害者になる」「〜に陥る」という表現によく使われます。มิจฉาชีพ (mít chàa chîip) は「詐欺師、犯罪者」。

  • タイ語: โรคนี้ทำให้ผู้คนจำนวนมากตกเป็นเหยื่อ
  • 発音(学習者向け): rôok níi tam hâi pûu kon jam nuan mâak tòk bpen yʉ̀a
  • 声調: 低声 → 上昇声 → 中声 → 低声 → 低声 → 中声 → 中声 → 高声 → 低声 → 低声 → 低声 → 低声
  • 日本語: この病気は多くの人々を犠牲にした。
  • (補足)「ตกเป็นเหยื่อ」は「〜の犠牲になる」という形でもよく使われます。

  • タイ語: เด็กๆ เป็นเหยื่อที่อ่อนแอของความรุนแรงในสังคม
  • 発音(学習者向け): dèk dèk bpen yʉ̀a tîi ɔ̀ɔn ɛɛ kɔ̌ɔng kwaam run rɛɛng nai sǎm kom
  • 声調: 低声 → 低声 → 中声 → 低声 → 低声 → 中声 → 低声 → 低声 → 低声 → 中声 → 中声 → 高声 → 上昇声
  • 日本語: 子供たちは社会における暴力の弱い犠牲者である。
  • (補足): อ่อนแอ (ɔ̀ɔn ɛɛ) は「弱い、か弱い」。ความรุนแรง (kwaam run rɛɛng) は「暴力、激しさ」。

  • タイ語: สิงโตไล่ล่าเหยื่อคือกวาง
  • 発音(学習者向け): sǐng dtoom lâai lâa yʉ̀a kʉʉ gwaang
  • 声調: 上昇声 → 中声 → 低声 → 低声 → 低声 → 低声 → 低声 → 中声
  • 日本語: ライオンは獲物のシカを追いかけた。
  • (補足): ไล่ล่า (lâai lâa) は「追いかける、捕獲する」。กวาง (gwaang) は「シカ」。

  • タイ語: เขาใช้เหยื่อล่อปลาให้ติดเบ็ด
  • 発音(学習者向け): káo chái yʉ̀a lɔ̂ɔ bplaa hâi dtìt bèt
  • 声調: 上昇声 → 高声 → 低声 → 低声 → 中声 → 低声 → 低声 → 低声
  • 日本語: 彼は魚を釣り針にかけるために餌を使った。
  • (補足): เหยื่อล่อ (yʉ̀a lɔ̂ɔ) は「誘い餌、おとり」。ติดเบ็ด (dtìt bèt) は「釣り針にかかる」。

関連語・派生語

  • ผู้เสียหาย (pûu sǐa hǎai): 被害者(損害を受けた人、よりフォーマルまたは法的な文脈で使われる)
  • ตกเป็นเหยื่อ (tòk bpen yʉ̀a): 被害者になる、犠牲になる(動詞句)
  • เหยื่อล่อ (yʉ̀a lɔ̂ɔ): 誘い餌、おとり
  • เหยื่ออันโอชะ (yʉ̀a an oo chá): 美味な獲物、格好の獲物(比喩的にも使われる)
  • เสียสละ (sǐa sà là): 犠牲にする、自己犠牲(動詞や名詞として使われる。自ら進んで何かを諦めるニュアンスが強い)

よく使われる組み合わせ(コロケーション)

  • ตกเป็นเหยื่อ (tòk bpen yʉ̀a): 被害者になる、犠牲になる
  • เหยื่อของ… (yʉ̀a kɔ̌ɔng…): 〜の被害者 / 犠牲者 / 獲物
  • เหยื่ออาชญากรรม (yʉ̀a aat cha nyaa gam): 犯罪被害者
  • เหยื่อการหลอกลวง (yʉ̀a gaan lɔ̀ɔk luang): 詐欺の被害者
  • เหยื่อสงคราม (yʉ̀a sǒng kraam): 戦争の犠牲者

学習のヒントと注意点

  • 発音と声調: 「เหยื่อ (yʉ̀a)」の発音は、日本語にはない独特の母音「ʉ」と子音「y」の組み合わせです。「ย (y)」は日本語の「ヤ行」に近い音ですが、続く「เ-ือ (ʉa)」という母音は、口を横に引いて「イ」の形にし、そのまま「ウ」と発音するようなイメージです。声調は「低声」なので、低い位置からまっすぐ発音します。日本語の「ユア」では正確な発音は表現できません。
  • 意味の広さ: 「獲物」「餌」「被害者」「犠牲者」と多岐にわたる意味を持つため、文脈をよく理解することが重要です。特に「獲物」「餌」という本来の意味から派生して「被害者」「犠牲者」となっていることを意識すると、理解が深まります。
  • 「ผู้เสียหาย (pûu sǐa hǎai)」との使い分け: 「ผู้เสียหาย」は、事件や事故などで具体的な損害を受けた「当事者」「損害を受けた人」という、よりフォーマルで法的なニュアンスが強いです。一方、「เหยื่อ」はより広範に、悪い状況に運悪く巻き込まれた、という意味合いが強く、感情的な響きも持つことがあります。
  • 連想法(ニーモニック): 「ユア」という音から、「You are (あなた)」が「被害者」になってしまう、と連想してみる。または、「餌(ユア)で魚を誘う(ロー)」→「ล่อเหยื่อ (lɔ̂ɔ yʉ̀a)」とセットで覚えるのも良いでしょう。

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