【タイ語単語学習】
unfamiliar / 知られていない なじみがない – ไม่คุ้นเคย
目標単語
- タイ語: ไม่คุ้นเคย
- 日本語: 知られていない、なじみがない、不慣れな
- 英語: unfamiliar, unacquainted, not accustomed to
基本情報
- 品詞: 動詞句(否定形)
- 発音(カタカナ近似): マイ クン クーイ
- 発音記号(学習者向け): mâi kúŋ kəəi
- 声調: 低声 → 上昇声 → 中声
- 【必須】正確な音声: [音声を聞く – ※ここに実際の音声リンクが入ります]
単語の解説
「ไม่คุ้นเคย (mâi kúŋ kəəi)」は、タイ語で「~に慣れていない」「~になじみがない」「~と面識がない」という意味を表すフレーズです。 これは、「慣れている」「なじみがある」「面識がある」という意味の「คุ้นเคย (kúŋ kəəi)」に、否定を表す「ไม่ (mâi)」が付いた形です。 人、場所、状況、特定のやり方など、様々なものに対して「慣れていない」「初めてで戸惑う」というニュアンスで広く使われます。
豊富な例文
- タイ語: ฉันไม่คุ้นเคยกับอาหารไทยรสจัด
- 発音(学習者向け): chăn mâi kúŋ kəəi gàp aa hǎan tai rót jàt
- 声調: 中声 → 低声 → 上昇声 → 中声 → 低声 → 上昇声 → 低声
- 日本語: 私は辛いタイ料理にはなじみがありません。
- (補足): 「กับ (gàp)」は「~と」や「~に」という意味の前置詞で、対象を示す際によく使われます。「รสจัด (rót jàt)」は「味が濃い」「辛い」といった意味です。
- タイ語: ตอนแรกที่มาทำงานที่นี่ ผมไม่คุ้นเคยกับระบบใหม่
- 発音(学習者向け): tɔɔn rɛ̂ɛk tîi maa tam ngaan tîi nîi pǒm mâi kúŋ kəəi gàp rá bòp mài
- 声調: 中声 → 高声 → 高声 → 中声 → 中声 → 中声 → 高声 → 低声 → 上昇声 → 中声 → 低声 → 低声
- 日本語: 最初ここに働きに来た時、私は新しいシステムになれていませんでした。
- (補足): 「ตอนแรก (tɔɔn rɛ̂ɛk)」は「最初」、「ระบบใหม่ (rá bòp mài)」は「新しいシステム」という意味です。
- タイ語: เขาไม่คุ้นเคยกับการขับรถในเมืองใหญ่
- 発音(学習者向け): káo mâi kúŋ kəəi gàp gaan kàp rót nai mʉaŋ yài
- 声調: 高声 → 低声 → 上昇声 → 中声 → 低声 → 中声 → 高声 → 中声 → 低声 → 低声
- 日本語: 彼は大都市での運転になれていません。
- (補足): 「การขับรถ (gaan kàp rót)」は「運転すること」と動詞を名詞化する働きがあります。「เมืองใหญ่ (mʉaŋ yài)」は「大都市」です。
- タイ語: นักเรียนใหม่ๆ อาจจะยังไม่คุ้นเคยกับโรงเรียน
- 発音(学習者向け): nák rian mài mài àat jà yang mâi kúŋ kəəi gàp rooŋ rian
- 声調: 高声 → 中声 → 低声 → 低声 → 低声 → 低声 → 低声 → 上昇声 → 中声 → 低声 → 中声 → 中声
- 日本語: 新しい生徒たちはまだ学校になれていないかもしれません。
- (補足): 「อาจจะ (àat jà)」は「〜かもしれない」、「ยัง (yang)」は「まだ」という意味です。
- タイ語: ดิฉันไม่คุ้นเคยกับคุณมาก่อนเลยค่ะ
- 発音(学習者向け): dì chăn mâi kúŋ kəəi gàp kun mâak kɔ̀ɔn ləəi kâ
- 声調: 低声 → 中声 → 低声 → 上昇声 → 中声 → 低声 → 中声 → 低声 → 中声 → 下降声
- 日本語: 私はあなたと以前お会いしたことが全くありません。(面識がありません)
- (補足): 「มาก่อน (mâak kɔ̀ɔn)」は「以前に」、「เลย (ləəi)」は「全く~ない」と否定を強調する際に使われます。女性の丁寧な語尾「ค่ะ (kâ)」が付いています。
関連語・派生語
- คุ้นเคย (kúŋ kəəi): なじみがある、慣れている、面識がある(「不慣れ」の肯定形)
- ไม่รู้จัก (mâi rúu jàk): 知らない、面識がない(人や場所、物に対して「知らない」という直接的な意味合い)
- แปลก (plɛ̀ɛk): 奇妙な、見慣れない、珍しい(「unfamiliar」が「見慣れない」というニュアンスを持つ場合)
- ไม่ชิน (mâi chin): 慣れていない、順応していない(「ชิน (chin)」は慣れる、順応するという意味で、「คุ้นเคย」と似ているが、より「体が慣れる」「環境に順応する」というニュアンスが強い)
よく使われる組み合わせ(コロケーション)
- ไม่คุ้นเคยกับ [名詞/行為]: ~になじみがない、~に慣れていない
- 例: ไม่คุ้นเคยกับที่นี่ (mâi kúŋ kəəi gàp tîi nîi) – ここになじみがない
- 例: ไม่คุ้นเคยกับการเดินทาง (mâi kúŋ kəəi gàp gaan dǝǝn taaŋ) – 旅行のやり方になれていない
- ไม่คุ้นเคยกับคน: 人と面識がない
- 例: ไม่คุ้นเคยกับเขา (mâi kúŋ kəəi gàp káo) – 彼とは面識がない
学習のヒントと注意点
- 構成を理解する: 「ไม่คุ้นเคย」は「否定のไม่」+「なじみがある・慣れているのคุ้นเคย」という構成です。このパターンは他の形容詞や動詞にも応用できるので、基本の否定形として覚えましょう。
- 発音の注意点:
- 「ไม่ (mâi)」は低声です。日本語の「まい」のように平坦に発音すると意味が通じにくくなることがあります。
- 「คุ้น (kúŋ)」は上昇声です。「クーン」と伸ばす感じですが、声調は上がり調子です。終子音の「ン (ŋ)」は日本語の「ン」と異なり、舌の奥を使い、口を少し開けたまま鼻から抜ける音です。
- 「เคย (kəəi)」は中声です。日本語の「クーイ」と発音する際は、「ク」と「イ」の間の母音「əə」(日本語の「ア」と「オ」の中間のような音で、長く伸ばす)を意識し、声調は平坦に保ちます。
- 「ไม่ชิน (mâi chin)」との使い分け: どちらも「慣れていない」という意味ですが、「ไม่คุ้นเคย」は「なじみがない」「知らない」というニュアンスが強く、「ไม่ชิน」は「体が慣れていない」「環境に順応していない」という、より身体的・感覚的な慣れを指すことが多いです。例えば、新しい環境で体が疲れる、暑さに慣れていない、といった場合は「ไม่ชิน」がより自然です。
- 日本語話者が間違いやすい点: 「คุ้นเคย」を「コンケーイ」のように発音しがちですが、「クンクーイ」という発音を意識しましょう。特に「เคย」の母音が日本語にない音なので、繰り返し練習が大切です。
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