trial : 試み,試験,裁判,試用期間|タイ語と日本語で覚える日常会話フレーズ【音声付き】

【タイ語単語学習】

trial – ลอง

目標単語

  • タイ語: ลอง
  • 日本語: 試す、試みる
  • 英語: try, attempt

基本情報

  • 品詞: 動詞
  • 発音(カタカナ近似): ローン
  • 発音記号(学習者向け): lɔɔng
  • 声調: 中声
  • 【必須】正確な音声: [音声を聞く – ※ここに実際の音声リンクが入ります]

単語の解説

タイ語の「ลอง (lɔɔng)」は、日本語の「試す」「試みる」に最も近い意味を持つ動詞です。何かを初めて行う時、うまくいくか分からないけれどやってみる時、あるいは経験として体験してみる時など、幅広い「試行」のニュアンスで使われます。 「trial」が持つ「試験」や「裁判」、「試用期間」といった意味合いは、この「ลอง」単独ではカバーしきれません。それぞれの意味合いには別の特定の単語が使われますが、「ลอง」はその行為そのものを指す、非常に汎用的な単語です。 他の動詞の前に置いて「〜してみる」という形で使われることが非常に多いのも特徴です。

豊富な例文


  • タイ語: คุณลองกินนี่ดูสิ อร่อยนะ
  • 発音(学習者向け): kun lɔɔng gin nîi duu sì a-rɔ̀i ná
  • 声調: 中声 → 中声 → 中声 → 上昇声 → 下降声 → 中声 → 低声 → 上昇声 → 短い下降声
  • 日本語: これ、試してみて。美味しいよ。
  • (補足): ลอง...ดู (lɔɔng…duu) で「〜してみる」という、よく使われるフレーズです。

  • タイ語: ฉันอยากลองเรียนภาษาไทย
  • 発音(学習者向け): chăn yàak lɔɔng rian paa-sǎa tai
  • 声調: 上昇声 → 下降声 → 中声 → 中声 → 上昇声 → 中声
  • 日本語: 私はタイ語を習ってみたいです。
  • (補足): อยาก (yàak) は「〜したい」という意味で、その後に ลอง を続けることで「〜してみることを望む」という意志を表します。

  • タイ語: คุณลองขับรถคันใหม่หรือยัง
  • 発音(学習者向け): kun lɔɔng kàp rót kan mài rʉ̌ʉ yang
  • 声調: 中声 → 中声 → 低声 → 上昇声 → 中声 → 低声 → 上昇声 → 中声
  • 日本語: 新しい車、もう運転してみましたか?
  • (補足): ขับรถ (kàp rót) は「車を運転する」という意味です。หรือยัง (rʉ̌ʉ yang) は「もう〜しましたか?」と尋ねるフレーズ。

  • タイ語: ถ้าไม่ลองทำ ก็ไม่รู้ว่าจะทำได้ไหม
  • 発音(学習者向け): tâa mâi lɔɔng tam gɔ̂ɔ mâi rúu wâa jà tam dâi mái
  • 声調: 下降声 → 低声 → 中声 → 中声 → 下降声 → 下降声 → 低声 → 下降声 → 低声 → 中声 → 上昇声
  • 日本語: やってみなければ、できるかどうかわからない。
  • (補足): ถ้า...ก็... (tâa…gɔ̂ɔ…) は「もし〜ならば、〜だ」という条件を表す構文です。

  • タイ語: ผมขอลองเสื้อตัวนี้ได้ไหมครับ
  • 発音(学習者向け): pǒm kɔ̌ɔ lɔɔng sʉ̂a tua níi dâi mái kráp
  • 声調: 上昇声 → 上昇声 → 中声 → 下降声 → 中声 → 下降声 → 上昇声 → 短い下降声
  • 日本語: この服を試着してもいいですか?
  • (補足): ขอ (kɔ̌ɔ) は「〜させてください」と許可を求める際に使います。ลองเสื้อ (lɔɔng sʉ̂a) で「服を試着する」という意味になります。

関連語・派生語

  • ทดลอง (tót lɔɔng): 実験する、試行する。より計画的・組織的な「試行」や「実験」を指す際に使われます。「trial」の「実験」や「試験」のニュアンスに近い場合があります。
  • การทดลอง (gaan tót lɔɔng): 実験、試行(名詞)。
  • สอบ (sɔ̀ɔp): 試験する、テストする。主に学業や技能の「試験」「テスト」を指す動詞です。「trial」の「試験」の意味合いに近い。
  • การสอบ (gaan sɔ̀ɔp): 試験、テスト(名詞)。
  • คดี (ká-dee): 訴訟、裁判案件。 「trial」の「裁判」のニュアンスはこちらの単語で表されます。
  • ช่วงทดลองงาน (chûuang tót lɔɔng ngaan): 試用期間。「trial period」に相当するフレーズです。

よく使われる組み合わせ(コロケーション)

「ลอง」は他の動詞と組み合わせて「〜してみる」というフレーズを形成することが非常に多いです。 – ลองกิน (lɔɔng gin): 食べてみる – ลองทำ (lɔɔng tam): やってみる、試作してみる – ลองไป (lɔɔng pai): 行ってみる – ลองใส่ (lɔɔng sài): 着てみる、試着する(服や靴など) – ลองขับ (lɔɔng kàp): 運転してみる – ลองถาม (lɔɔng tǎam): 尋ねてみる

学習のヒントと注意点

  • 使い方: 「ลอง」は基本的に動詞の前に置いて「〜してみる」という試行のニュアンスを加えます。日本語の「〜てみる」という表現と非常に似ており、動詞の活用を気にせず使えるため、学習者にとって非常に便利です。
  • 発音と声調: 「ลอง (lɔɔng)」は中声です。日本語の「ローン」という発音では、声調を意識しないと正しく伝わらない可能性があります。タイ語の中声は、ほぼ平坦な声で発音しますが、日本語の棒読みとは異なり、わずかに始まりが高く、その高さが維持されるイメージを持つと良いでしょう。
  • 子音: 頭子音の ล (lɔɔ ling) は舌を上あごにつけて発音する日本語の「ラ行」とは異なり、舌先を上あごの歯茎の少し後ろに当てて、舌の側面から空気を出すように発音します。日本語の「ロ」に近い音ですが、より舌を意識した発音を心がけましょう。巻き舌の ร (rɔɔ reua) と混同しないように注意が必要です。ลอง なので、巻き舌ではありません。多くのタイ人は、日常会話で を混同したり、区別しなかったりすることもありますが、学習の段階では正しい発音を意識しましょう。

コメント

この記事へのトラックバックはありません。

PAGE TOP