tame : 飼いならされた,人に慣れた;退屈な|タイ語と日本語で覚える日常会話フレーズ【音声付き】

【タイ語単語学習】

tame : 飼いならされた,人に慣れた;退屈な – เชื่อง

目標単語

  • タイ語: เชื่อง
  • 日本語: 飼いならされた、人に慣れた、おとなしい、従順な
  • 英語: tame, docile, domesticated

基本情報

  • 品詞: 形容詞
  • 発音(カタカナ近似): チュアン
  • 発音記号(学習者向け): chʉ̂ang
  • 声調: 下降声
  • 【必須】正確な音声: [音声を聞く – ※ここに実際の音声リンクが入ります]

単語の解説

เชื่อง (chʉ̂ang) は、主に動物に対して使われる言葉で、「飼いならされた」「人に慣れた」「おとなしい」「従順な」といった意味を持ちます。野生の動物が人間の近くで安全に過ごせるようになった状態や、訓練によって指示に従うようになった状態を指します。例えば、ペットとして飼われている犬や猫が人懐っこい様子を表すのに使われます。

また、比喩的に人に対して使うこともありますが、その場合は「おとなしすぎる」「言いなりになる」「主体性がない」といった、ややネガティブなニュアンスを帯びることがありますので注意が必要です。この言葉自体に分解できる要素はありません。

豊富な例文


  • タイ語: สุนัขตัวนี้เชื่องมาก
  • 発音(学習者向け): sù nák dtua níi chʉ̂ang mâak
  • 声調: 中声 → 低声 → 高声 → 下降声 → 下降声
  • 日本語: この犬はとてもおとなしいです。
  • (補足): สุนัข (sù nák) は「犬」、ตัวนี้ (dtua níi) は動物などを指す「この〜」、มาก (mâak) は「とても」を意味します。

  • タイ語: ช้างป่าฝึกให้เชื่องยาก
  • 発音(学習者向け): cháang bpàa fʉ̀k hâi chʉ̂ang yâak
  • 声調: 高声 → 低声 → 低声 → 下降声 → 下降声 → 高声
  • 日本語: 野生の象を飼いならすのは難しい。
  • (補足): ช้างป่า (cháang bpàa) は「野生の象」、ฝึกให้ (fʉ̀k hâi) は「〜するように訓練する」、ยาก (yâak) は「難しい」です。

  • タイ語: เขาเป็นคนเชื่องๆ ใครบอกอะไรก็ทำตามหมด
  • 発音(学習者向け): káo bpen kon chʉ̂ang chʉ̂ang krai bɔ̀ɔk a rai gɔ̂ɔ tam dtaam mòt
  • 声調: 高声 → 中声 → 中声 → 下降声 → 下降声 → 中声 → 低声 → 中声 → 低声 → 中声 → 低声 → 低声
  • 日本語: 彼は従順な人で、誰に何を言われても全部言う通りにします。
  • (補足): เชื่องๆ と繰り返すことで、「とても従順な」というニュアンスを強調しています。この例文では、人に対して主体性がないというやや否定的な意味合いで使われています。ทำตาม (tam dtaam) は「従う」です。

  • タイ語: แมวตัวนี้เชื่องมาก คนเข้าใกล้ได้
  • 発音(学習者向け): mɛɛo dtua níi chʉ̂ang mâak kon kâo glâi dâi
  • 声調: 中声 → 中声 → 高声 → 下降声 → 下降声 → 中声 → 高声 → 下降声 → 高声
  • 日本語: この猫はとても人懐っこくて、人に近づくことができます。
  • (補足): คนเข้าใกล้ได้ (kon kâo glâi dâi) は直訳すると「人が近づける」となり、人懐っこい様子を表します。

  • タイ語: สัตว์ที่ไม่ได้ฝึกจะเชื่องไม่ได้
  • 発音(学習者向け): sàt tîi mâi dâi fʉ̀k jà chʉ̂ang mâi dâi
  • 声調: 低声 → 下降声 → 下降声 → 高声 → 低声 → 中声 → 下降声 → 下降声 → 高声
  • 日本語: 訓練されていない動物は飼いならすことができません。
  • (補足): ที่ไม่ได้ฝึก (tîi mâi dâi fʉ̀k) は「訓練されていない」、จะ...ไม่ได้ (jà...mâi dâi) は「〜できないだろう」という否定の表現です。

関連語・派生語

  • สอนง่าย (sɔ̌ɔn ngâai): 教えやすい、素直な。主に人に対して使われます。เชื่องが従順さや扱われやすさを指すのに対し、สอนง่ายは学習能力や吸収の良さを指すことが多いです。
  • ดุร้าย (dù ráai): 凶暴な、獰猛な。เชื่องの対義語で、特に動物の性質を表します。
  • ฝึก (fʉ̀k): 訓練する、練習する。เชื่องな状態にするための行為です。

よく使われる組み合わせ(コロケーション)

  • สัตว์เลี้ยงเชื่อง (sàt líaŋ chʉ̂ang): 飼いならされたペット
  • หมาเชื่อง (mǎa chʉ̂ang): おとなしい犬、飼いならされた犬
  • ทำให้เชื่อง (tam hâi chʉ̂ang): 飼いならす、おとなしくさせる
  • เชื่องคน (chʉ̂ang kon): 人に慣れている、人懐っこい

学習のヒントと注意点

  • 発音のコツ:
    • ช (ch) の音は、日本語の「チャ、チュ、チョ」に近いですが、より息を強く出して発音します。
    • เอือ (ʉa) は、タイ語独特の二重母音です。「ウ」の口の形で「アー」と発音するイメージで、「ウーア」と滑らかにつなげます。口を横に広げながら発音すると良いでしょう。
    • ง (ŋ) の音は、日本語の「ん」と「ング」の中間のような、鼻にかかる音です。口を閉じて鼻から息を抜くように発音します。
  • 声調のコツ: เชื่องは下降声です。発音の途中で声のピッチが下がることを意識して練習しましょう。「チュア↑ン↓」というようなイメージです。
  • 使い分けのポイント:
    • 基本的に動物に対して使うことが最も一般的で自然です。
    • 人に対して使う場合は、「従順な」「言いなりになる」といった意味合いになり、文脈によってはネガティブなニュアンスを持つため、使用には注意が必要です。日本語の「大人しい」とは完全に一致しない点に留意しましょう。
  • 日本語話者が間違いやすい点:
    • 「エ」と「ウア」の母音の区別が曖昧になりがちです。เอือは「ウーア」としっかり二つの音が聞こえるように発音することを心がけてください。
    • 下降声が単なる抑揚ではなく、意味を区別する声調として機能していることを理解し、正しいピッチの動きを習得することが重要です。

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