【タイ語単語学習】
swear – สาบาน
目標単語
- タイ語: สาบาน
- 日本語: 誓う、宣誓する
- 英語: swear, take an oath, vow
基本情報
- 品詞: 動詞
- 発音(カタカナ近似): サーバーン
- 発音記号(学習者向け): saa-baan
- 声調: 中声 → 中声
- 【必須】正確な音声: [音声を聞く – ※ここに実際の音声リンクが入ります]
単語の解説
この単語の基本的な意味は「誓う」または「宣誓する」です。非常に強い約束や、真実であることを神聖なものにかけて誓うような、真剣な状況で使われます。法律や宗教的な文脈で用いられることもありますが、日常会話で個人的な真剣な約束をするときにも使えます。タイ語の「สาบาน」は、その約束や誓いを破ると罰が当たるというような、道徳的・宗教的な重みを含むニュアンスがあります。
豊富な例文
- タイ語: ฉันสาบานว่าจะพูดความจริง
- 発音(学習者向け): chan saa-baan waa ja phuut kwaam jing
- 声調: 上昇声 → 中声 中声 → 低声 → 下降声 → 低声 → 中声
- 日本語: 私は真実を話すことを誓います。
- (補足): 「ฉัน (chan)」は「私」、「ว่าจะ (waa ja)」は「〜することを」、「พูด (phuut)」は「話す」、「ความจริง (kwaam jing)」は「真実」です。
- タイ語: เขาไม่กล้าสาบานเรื่องนั้น
- 発音(学習者向け): khao mai klaa saa-baan rʉ̂ang nan
- 声調: 上昇声 → 低声 → 下降声 → 中声 中声 → 下降声 → 高声
- 日本語: 彼はそのことについて誓う勇気がありません。
- (補足): 「ไม่กล้า (mai klaa)」は「〜する勇気がない、〜できない」、「เรื่องนั้น (rʉ̂ang nan)」は「そのこと、その件」です。
- タイ語: พวกเขาสาบานว่าจะรักกันตลอดไป
- 発音(学習者向け): phûak khao saa-baan waa ja rak kan talɔ̀ɔt pai
- 声調: 下降声 → 上昇声 → 中声 中声 → 低声 → 高声 → 中声 → 低声 → 中声
- 日本語: 彼らは永遠に愛し合うことを誓いました。
- (補足): 「พวกเขาสาบาน (phûak khao saa-baan)」は「彼らは誓った」、「จะรักกัน (ja rak kan)」は「お互いを愛するだろう」、「ตลอดไป (talɔ̀ɔt pai)」は「永遠に」です。
- タイ語: ศาลให้ผู้ต้องหาสาบาน
- 発音(学習者向け): sǎan hâi phûu tɔ̂ng hǎa saa-baan
- 声調: 上昇声 → 下降声 → 下降声 → 下降声 → 上昇声 → 中声 中声
- 日本語: 裁判所は容疑者に宣誓させました。
- (補足): 「ศาล (sǎan)」は「裁判所」、「ให้ (hâi)」は「〜させる、与える」、「ผู้ต้องหา (phûu tɔ̂ng hǎa)」は「容疑者」です。
- タイ語: ห้ามสาบานถ้าไม่แน่ใจ
- 発音(学習者向け): hâam saa-baan thâa mai nâe jai
- 声調: 下降声 → 中声 中声 → 下降声 → 低声 → 下降声 → 中声
- 日本語: 確信がないなら誓ってはいけません。
- (補足): 「ห้าม (hâam)」は「禁止する、〜してはいけない」、「ถ้า (thâa)」は「もし〜なら」、「ไม่แน่ใจ (mai nâe jai)」は「確信がない」です。
関連語・派生語
- ปฏิญาณ (patiyaan): 誓う、宣誓する(「สาบาน」よりもフォーマルで、国家や公的な場での宣誓、例えば就任宣誓や入隊宣誓などに使われることが多いです。)
- สัญญา (sanyaa): 約束する(「สาบาน」ほど神聖でなく、一般的な約束や契約に使われます。)
- ให้คำมั่น (hâi kham man): 約束する、誓いを立てる(「คำมั่น (kham man)」は「約束、誓い」を意味します。)
(参考) 英語の “swear” のもう一つの意味合い: 英語の「swear」には「罵る、悪態をつく」という意味もありますが、その場合タイ語では以下のような単語が使われます。 – ด่า (dàa): 罵る、ののしる (例: ด่าทอ – 罵り合う) – สบถ (sàbòt): 悪態をつく、罵りの言葉を吐く (例: สบถคำหยาบ – 汚い言葉を吐く)
よく使われる組み合わせ(コロケーション)
- สาบานด้วยพระเจ้า (saa-baan dûai phra jâo): 神に誓って(神聖なものにかけて誓う表現)
- สาบานตน (saa-baan ton): 宣誓する、自身を誓う(公的な宣誓や、特定の目的のために自らに誓いを立てる際に使われます)
- สาบานว่าจะไม่ทำอีก (saa-baan waa ja mai tham ìik): もう二度としないと誓う
学習のヒントと注意点
- 連想法: 「サーバーン」という音から、「さあ、ばーんと力強く誓いを立てよう!」のようにイメージして覚えるのも良いでしょう。
- 発音: 「สา (saa)」も「บาน (baan)」も、どちらも中声で発音します。日本語の「サーバーン」のように語尾が上がったり下がったりしないよう、平坦なトーンを意識して発音しましょう。特に「บาน (baan)」は、日本語の「バーン」と発音すると末子音の「ン (n)」が強調されがちですが、タイ語では軽く舌先が上顎に触れる程度で、母音の後に「ン」を滑らかにつなげます。
- 声調の重要性: 両音節が中声であるため、単語全体が比較的平坦な声調になります。声調がずれると、聞き手には別の単語に聞こえてしまう可能性があります。
- 使い分けの注意: 英語の「swear」は、「誓う」と「罵る」という二つの異なる意味を持ちます。しかし、タイ語ではこれらを明確に区別して「สาบาน (saa-baan)」と「ด่า (dàa) / สบถ (sàbòt)」を使い分けます。日本語話者はこの区別を混同しやすいので、文脈に応じて適切な単語を選ぶように特に注意しましょう。一般的な約束であれば「สัญญา (sanyaa)」を使うのが適切です。
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