suspect : ではないかと思う;を疑う|タイ語と日本語で覚える日常会話フレーズ【音声付き】

【タイ語単語学習】

suspect : ではないかと思う;を疑う – สงสัย

目標単語

  • タイ語: สงสัย
  • 日本語: ではないかと思う;を疑う
  • 英語: to suspect; to doubt; to wonder

基本情報

  • 品詞: 動詞
  • 発音(カタカナ近似): ソンサイ
  • 発音記号(学習者向け): songsǎi
  • 声調: 中声 → 上昇声
  • 【必須】正確な音声: [音声を聞く - ※ここに実際の音声リンクが入ります]

単語の解説

สงสัย (songsǎi) は、ある事柄について確信が持てず、疑問や疑念を抱く際に使われる動詞です。大きく分けて二つの主要なニュアンスがあります。

  1. 疑問に思う、不思議に思う: 何かが明確でなく、質問したい、あるいはもっと知りたいという気持ちを表します。「Why? (なぜ?)」や「How? (どうやって?)」といった疑問を心の中で抱いている状態に近いです。
  2. 疑う、怪しいと思う: ある事柄や人物について、信じられない、信用できない、あるいは何か悪いことが関連しているのではないかと感じる場合に使われます。日本語の「容疑をかける」に近い意味合いも持ちます。

また、「〜ではないかと思う」「〜ではないかと疑う」のように、ある可能性や推測を述べる際にも用いられます。สงสัย はサンスクリット語やパーリ語に由来する言葉で、「疑い」「不確かさ」といった意味を含んでいます。

豊富な例文


  • タイ語: ผมสงสัยว่าเขาเป็นใคร
  • 発音(学習者向け): pǒm songsǎi wâa káo pen krai
  • 声調: 上昇声 → 上昇声 → 下降声 → 高声 → 中声
  • 日本語: 私は彼が誰なのか疑問に思っています。
  • (補足): 「ว่า (wâa)」は「〜だと」という内容を導く接続詞として使われます。

  • タイ語: ตำรวจสงสัยผู้ต้องสงสัย
  • 発音(学習者向け): dtamrùat songsǎi pûu dtâwng songsǎi
  • 声調: 中声→低声 → 上昇声 → 下降声 → 下降声 → 上昇声
  • 日本語: 警察は容疑者を疑っている。
  • (補足): 「ผู้ต้องสงสัย (pûu dtâwng songsǎi)」は「容疑者」という名詞です。

  • タイ語: ผมสงสัยว่าพรุ่งนี้ฝนจะตก
  • 発音(学習者向け): pǒm songsǎi wâa prûng níi fǒn jà dtòk
  • 声調: 上昇声 → 上昇声 → 下降声 → 下降声 → 高声 → 低声
  • 日本語: 私は明日雨が降るのではないかと思う。
  • (補足): 「จะ (jà)」は未来を表す助動詞で、推測のニュアンスを強めます。

  • タイ語: เธอสงสัยว่าทำไมเขาถึงไม่มา
  • 発音(学習者向け): ter songsǎi wâa tammai káo tʉ̌ng mâi maa
  • 声調: 中声 → 上昇声 → 下降声 → 中声 → 高声 → 上昇声 → 下降声 → 中声
  • 日本語: 彼女はなぜ彼が来なかったのか疑問に思った。
  • (補足): 「ทำไม (tammai)」は「なぜ」という意味です。「ถึง (tʉ̌ng)」は強調や結果への到達を示す助詞です。

  • タイ語: อย่าสงสัยในความสามารถของตัวเอง
  • 発音(学習者向け): yàa songsǎi nai kwaam sǎamâat kɔ̌ng dtuua eeng
  • 声調: 低声 → 上昇声 → 中声 → 中声 → 上昇声 → 上昇声 → 上昇声 → 中声
  • 日本語: 自分の能力を疑ってはいけない。
  • (補足): 「อย่า (yàa)」は「〜するな」という禁止の指示を表します。「ใน (nai)」は「〜において」という意味です。

関連語・派生語

  • น่าสงสัย (nâa songsǎi): 怪しい、疑わしい(形容詞)
  • ความสงสัย (kwaam songsǎi): 疑問、疑念(名詞)
  • ผู้ต้องสงสัย (pûu dtâwng songsǎi): 容疑者(名詞。「สงสัย」の受動的な意味合いを含む)
  • กังวล (gangwon): 心配する、不安に思う(類義語。สงสัยより「心配」のニュアンスが強い)
  • ไม่แน่ใจ (mâi nâe jai): 確信がない、不確かだ(類義表現。สงสัยが「疑問」や「疑念」に焦点を当てるのに対し、こちらは「不確実性」に焦点を当てる)

よく使われる組み合わせ(コロケーション)

  • สงสัยว่า… (songsǎi wâa…): …ではないかと思う、…だと疑う(最も一般的な使い方で、後に節が続く)
  • สงสัยใน… (songsǎi nai…): …を疑う、…について疑念を抱く(特定の対象や概念について)
  • สงสัยเรื่อง… (songsǎi rʉ̂ang…): …の件について疑問に思う、…の件を疑う
  • มีข้อสงสัย (mii kɔ̂ɔ songsǎi): 疑問点がある、疑義がある(「ข้อ (kɔ̂ɔ)」は「点、項目」の意味)

学習のヒントと注意点

  • ニーモニック: 「ソンサイ」→「その(ソン)内容、本当にサイ(正しい)か?」と疑問に思う、疑うイメージで覚えましょう。
  • 発音・声調:
    • สง (song)ง (ngɔɔ nguu) は、日本語の「ン」とは異なり、英語の singlong の語尾の「ng」のように、舌の付け根で喉の奥を塞ぎ、鼻から息を出す音です。日本語の「ン」を言ってから、口を開けずにそのまま「グ」と発音する練習をすると良いでしょう。
    • สัย (sǎi) は上昇声です。声をただ上げるだけでなく、息も同時に引き上げるように発音すると、より自然なタイ語の発音になります。
  • 日本語話者が間違いやすい点:
    • สงสัย は「疑う」と「〜ではないかと思う」の両方の意味を持つため、文脈によって意味を判断する必要があります。特に「〜ではないかと思う」の推測のニュアンスは、日本語の「〜と思う」とは少し異なり、「ひょっとして〜なのではないか」という疑念や不確実性を含んでいる点に注意が必要です。
    • 声調を間違えると、全く別の単語に聞こえたり、意味が通じなくなったりすることがあります。特に สงสัย の上昇声は、タイ語特有の音なので、繰り返し練習してマスターしましょう。

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