【タイ語単語学習】
を上回る – เกิน
目標単語
- タイ語: เกิน
- 日本語: 〜を超える、〜を上回る、〜過ぎる
- 英語: to exceed, to surpass, to go over, too much
基本情報
- 品詞: 動詞、副詞(状況により)
- 発音(カタカナ近似): グン
- 発音記号(学習者向け): gəən
- 声調: 中声
- 【必須】正確な音声: [音声を聞く – ※ここに実際の音声リンクが入ります]
単語の解説
「เกิน (gəən)」は「〜を超える」「〜を上回る」「〜過ぎる」といった意味を持つ、非常に汎用性の高いタイ語の単語です。数値、量、時間、期待、基準などが、ある限界や目標を超えた状態を表す際に使われます。 「〜すぎる」という否定的なニュアンス(例:食べ過ぎる、速すぎる)と、目標達成などで肯定的なニュアンス(例:目標を上回る)の両方で使われるのが特徴です。動詞や形容詞の後に置いて副詞的に「〜すぎる」という意味を表すこともあれば、名詞の前に置いて「〜を超える」という意味で使われることもあります。
豊富な例文
- タイ語: ยอดขายปีนี้เกินเป้าหมายแล้ว
- 発音(学習者向け): yɔ̂ɔt kʰǎai bpii níi gəən bpâo mǎai lɛ́ɛo
- 声調: 上昇声 → 上昇声 / 中声 / 中声 → 中声 / 低声 / 上昇声 / 高声
- 日本語: 今年の売上は目標を上回った。
- (補足):
ยอดขาย (yɔ̂ɔt kʰǎai)
は「売上」、เป้าหมาย (bpâo mǎai)
は「目標」という意味です。目標達成の肯定的な文脈で使用されています。
- タイ語: ผลงานของเขาเกินความคาดหวังของฉัน
- 発音(学習者向け): pǒn ngaan kʰɔ̌ɔng kʰáo gəən kwaam kʰâat wǎŋ kʰɔ̌ɔng chǎn
- 声調: 上昇声 → 中声 / 上昇声 / 上昇声 / 中声 / 低声 → 中声 / 高声 / 低声 / 上昇声 / 上昇声 / 上昇声
- 日本語: 彼の成果は私の期待を上回った。
- (補足):
ผลงาน (pǒn ngaan)
は「成果」、ความคาดหวัง (kwaam kʰâat wǎŋ)
は「期待」という意味です。
- タイ語: อย่าขับรถเร็วเกินไป
- 発音(学習者向け): yàa kʰàp rót rew gəən bpai
- 声調: 低声 / 低声 / 高声 / 中声 / 中声 / 中声
- 日本語: スピードを出しすぎないでください。
- (補足):
อย่า (yàa)
は「〜するな」、เร็ว (rew)
は「速い」、เกินไป (gəən bpai)
で「〜すぎる」というセットフレーズになります。否定的な「しすぎ」のニュアンスです。
- タイ語: อย่าทำงานเกินเวลา
- 発音(学習者向け): yàa tam ngaan gəən weelaa
- 声調: 低声 / 中声 / 中声 / 中声 / 中声 / 中声
- 日本語: 残業しすぎないでください。(時間外に働きすぎないでください)
- (補足):
ทำงาน (tam ngaan)
は「仕事をする」、เวลา (weelaa)
は「時間」です。เกินเวลา
で「時間を超える」となります。
- タイ語: เขาไม่ควรจ่ายเงินเกินจำเป็น
- 発音(学習者向け): kʰáo mâi kuan jàai ngən gəən jam bpen
- 声調: 上昇声 / 低声 / 中声 / 低声 / 中声 / 中声 / 中声 / 中声
- 日本語: 彼は必要以上にお金を払うべきではない。
- (補足):
ไม่ควร (mâi kuan)
は「〜すべきではない」、จ่ายเงิน (jàai ngən)
は「お金を払う」、จำเป็น (jam bpen)
は「必要」という意味です。
関連語・派生語
- เหนือกว่า (nʉ̌a gwàa): 〜より優れている、〜より上である(比較して優位に立つ、というニュアンスで「上回る」)
- มากเกินไป (mâak gəən bpai): 多すぎる、〜すぎる(量的に、程度的に「多すぎる」)
- เกินไป (gəən bpai): 〜すぎる(形容詞や動詞の後に付き、程度が過ぎることを表す。否定的なニュアンスで使われることが多い)
- เกินความสามารถ (gəən kwaam sǎa mâat): 能力を超える
- เกินกำหนด (gəən gam nòt): 期限を過ぎる
よく使われる組み合わせ(コロケーション)
- เกินเป้าหมาย (gəən bpâo mǎai): 目標を超える
- เกินความคาดหวัง (gəən kwaam kʰâat wǎŋ): 期待を超える
- เกินจริง (gəən jing): 真実を超える、誇張する
- เกินเหตุ (gəən hèet): 度が過ぎる、やりすぎる
- เกินตัว (gəən dtua): 身の丈に合わない、分不相応である(能力や財力など)
学習のヒントと注意点
- 発音: 「เกิน (gəən)」の「ก (g)」の音は、日本語の「ぐ」のように喉を振動させるのではなく、軽く「ク」に濁点が付くような、喉の奥で軽く発音する破裂音です。語尾の「น (n)」は、日本語の「ん」のように口を閉じるのではなく、舌先を上顎につけて発音する鼻音です。
- 声調: 「เกิน」は中声です。音程を平坦に保ち、高すぎたり低すぎたりしないように注意して発音しましょう。
- 使い方:
เกิน
は文脈によって動詞の後に付けて「〜すぎる」という副詞的な役割(例:ร้อนเกินไป
熱すぎる)と、名詞や動詞の前に置いて「〜を超える」という動詞的な役割(例:เกินงบ
予算を超える)の両方で使われます。どちらの用法もしっかりと例文で確認し、使い分けをマスターしましょう。特に「〜すぎる」のニュアンスは日常会話で頻繁に出てくるので、เกินไป
の形で覚えるのがおすすめです。
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