【タイ語単語学習】
を告訴する – ฟ้อง
目標単語
- タイ語: ฟ้อง
- 日本語: 告訴する、訴える、告発する、告げ口する
- 英語: to sue, to accuse, to charge (legally), to complain to (an authority)
基本情報
- 品詞: 動詞
- 発音(カタカナ近似): フォーン
- 発音記号(学習者向け): fɔɔng
- 声調: 高声
- 【必須】正確な音声: [音声を聞く – ※ここに実際の音声リンクが入ります]
単語の解説
「ฟ้อง (fɔɔng)」は、主に法的な文脈で「告訴する」「訴える」という意味で使われます。例えば、裁判で誰かを訴える場合や、被害を警察に訴え出る場合などです。 また、より日常的な状況では、権威のある人(先生、親など)に対して、誰かの不正や問題行動を「告げ口する」「報告する」といった意味でも用いられます。この場合、必ずしも法的な手続きを伴うわけではありませんが、相手に不都合な事実を告げるというニュアンスは共通しています。
豊富な例文
- タイ語: เขาฟ้องเธอในข้อหาหมิ่นประมาท
- 発音(学習者向け): kǎo fɔɔng təə nai kɔ̂ɔ hǎa mìng bprà mâat
- 声調: 上昇声 → 高声 → 平声 → 中声 → 下降声 → 上昇声 → 低声 → 下降声
- 日本語: 彼は彼女を名誉毀損で訴えました。
- (補足): 「ในข้อหา…」は「~の容疑で」「~の罪で」という意味。「หมิ่นประมาท (mìng bprà mâat)」は「名誉毀損」。
- タイ語: ฉันไม่ฟ้องครูหรอก เธอสบายใจได้
- 発音(学習者向け): chǎn mâi fɔɔng kruu rɔ̀ɔk təə sà baai jai dâi
- 声調: 上昇声 → 下降声 → 高声 → 中声 → 低声 → 平声 → 中声 → 平声 → 下降声
- 日本語: 私は先生に告げ口しないよ。安心しなさい。
- (補足): 「หรอก (rɔ̀ɔk)」は、話し言葉で軽い否定や、相手を安心させるようなニュアンスを付け加える語尾。「สบายใจได้ (sà baai jai dâi)」は「安心できるよ」。
- タイ語: ชาวบ้านฟ้องร้องบริษัทที่ปล่อยน้ำเสียลงแม่น้ำ
- 発音(学習者向け): chaao bâan fɔɔng rɔ́ɔng bɔɔ rí sàt tîi bplɔ̀i nám sǐa long mâe nám
- 声調: 平声 → 下降声 → 高声 → 高声 → 平声 → 低声 → 低声 → 下降声 → 上昇声 → 高声 → 平声 → 下降声
- 日本語: 住民たちは、汚水を川に流した会社を訴えました。
- (補足): 「ฟ้องร้อง (fɔɔng rɔ́ɔng)」は「訴訟を起こす」という、より正式な表現。「ปล่อย (bplɔ̀i)」は「放す、流す」。「น้ำเสีย (nám sǐa)」は「汚水」。
- タイ語: ถ้าไม่ได้รับความเป็นธรรม เราก็ต้องฟ้องศาล
- 発音(学習者向け): tâa mâi dâi ráp kwaam bpen tam rao gɔ̂ɔ dtɔ̂ng fɔɔng sǎan
- 声調: 下降声 → 下降声 → 下降声 → 下降声 → 平声 → 中声 → 平声 → 中声 → 下降声 → 高声 → 上昇声
- 日本語: もし正義が得られないなら、私たちは裁判所に訴えるしかない。
- (補足): 「ความเป็นธรรม (kwaam bpen tam)」は「正義、公正」。「ต้อง (dtɔ̂ng)」は「~しなければならない」。「ฟ้องศาล (fɔɔng sǎan)」は「裁判所に訴える」というコロケーション。
- タイ語: เด็กชายคนนั้นชอบฟ้องเพื่อนเรื่องเล็กๆ น้อยๆ
- 発音(学習者向け): dèk chaai kon nán chɔ̂ɔp fɔɔng pʉ̂an rʉ̂ang lék lék nɔ́ɔi nɔ́ɔi
- 声調: 低声 → 平声 → 中声 → 上昇声 → 下降声 → 高声 → 下降声 → 下降声 → 高声 → 下降声 → 下降声
- 日本語: あの少年は、些細なことで友達を告げ口するのが好きだ。
- (補足): 「ชอบ (chɔ̂ɔp)」は「~するのが好きだ」。「เรื่องเล็กๆ น้อยๆ (rʉ̂ang lék lék nɔ́ɔi nɔ́ɔi)」は「些細なこと、小さいこと」。
関連語・派生語
- ฟ้องร้อง (fɔɔng rɔ́ɔng): 訴訟を起こす、提訴する。より正式な文脈で使われることが多いです。
- คำฟ้อง (kham fɔɔng): 訴状、告訴状。
- โจทก์ (jôot): 原告、告訴人。
- จำเลย (jam ləəi): 被告。
- คดี (ka dee): 訴訟、事件。
- แจ้ง (jâeng): 知らせる、報告する。法的な意味合いは薄く、情報伝達全般に使われます。
よく使われる組み合わせ(コロケーション)
- ฟ้องศาล (fɔɔng sǎan): 裁判所に訴える
- ฟ้องตำรวจ (fɔɔng dtam rùat): 警察に訴える、警察に被害を届ける
- ฟ้องครู (fɔɔng kruu): 先生に告げ口する
- ฟ้องคดี (fɔɔng ka dee): 訴訟を起こす
- ฟ้องหย่า (fɔɔng yàa): 離婚訴訟を起こす
- ฟ้องกลับ (fɔɔng glàp): 反訴する、訴え返す
学習のヒントと注意点
- 連想法(ニーモニック): 「フォーン」という音から、「電話 (Phone) で告訴する」とイメージすると覚えやすいかもしれません。
- 発音と声調の注意点:
- 子音「ฟ (f)」: 英語の
f
と同じく、上の前歯で下唇を軽く噛んで息を出すように発音します。日本語の「フ」の音とは異なるので注意しましょう。 - 母音「ออ (ɔɔ)」: 口を大きく丸く開けて「オー」と長く発音します。日本語の「オ」よりも口をしっかり開ける意識を持つと良いです。
- 終子音「ง (ng)」: 英語の
sing
やlong
の最後の「ング」のように、舌の奥を上あごに付けて鼻から息を出す「ン」の音です。日本語の「ん」とは異なりますので、練習が必要です。 - 声調: 「ฟ้อง」は高声です。音の高さが高く、声調記号がないにもかかわらず、高子音字 (ฟ) に長母音 (ออ) と生音節の終子音 (ง) が続くため、高声になります。高めの音から、軽く上がるように発音しましょう。
- 子音「ฟ (f)」: 英語の
- 使い方のポイント: 法的な文脈だけでなく、日常的に「告げ口する」という意味でも頻繁に使われることを覚えておきましょう。文脈によってどちらの意味か判断する必要があります。例えば、「誰がฟ้องしたの? (誰が告げ口したの?)」のように使われます。
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