【タイ語単語学習】
頑固な – ดื้อ
目標単語
- タイ語: ดื้อ
- 日本語: 頑固な、強情な、聞き分けのない、わがままな
- 英語: stubborn, disobedient, naughty
基本情報
- 品詞: 形容詞
- 発音(カタカナ近似): ドゥー
- 発音記号(学習者向け): dʉ̂ʉ
- 声調: 下降声
- 【必須】正確な音声: [音声を聞く – ※ここに実際の音声リンクが入ります]
単語の解説
「ดื้อ (dʉ̂ʉ)」は、「頑固な」「強情な」「聞き分けのない」「わがままな」といった意味を持つ形容詞です。主に、人の性格や態度を表す際に使われます。 子供が親の言うことを聞かない時や、大人が自分の意見を絶対に曲げない時など、幅広い状況で用いられます。否定的なニュアンスが強く、通常は良い意味では使われません。 例えば、子供に対して使われる場合は「聞き分けがない」「わがまま」といった意味合いが強く、大人に対して使われる場合は「頑固一徹」「意地っ張り」といった意味合いになります。
豊富な例文
- タイ語: เขาเป็นคนดื้อมาก
- 発音(学習者向け): káo pen kon dʉ̂ʉ mâak
- 声調: 上昇声 → 中声 → 中声 → 下降声 → 下降声
- 日本語: 彼はとても頑固な人です。
- (補足):
คน
(kon) は「人」を意味し、形容詞と組み合わせて「〜な人」と表現します。
- タイ語: เด็กคนนี้ดื้อมาก
- 発音(学習者向け): dèk kon níi dʉ̂ʉ mâak
- 声調: 低声 → 中声 → 上昇声 → 下降声 → 下降声
- 日本語: この子はとても聞き分けがありません。
- (補足):
เด็ก
(dèk) は「子供」、คนนี้
(kon níi) は「この子/この人」。子供に対して使われる際の典型的な例です。
- タイ語: พ่อของฉันดื้อ ไม่ค่อยเปลี่ยนความคิด
- 発音(学習者向け): pâw kɔ̌ɔng chǎn dʉ̂ʉ mâi kɔ̂i plìan khwaam khít
- 声調: 下降声 → 上昇声 → 上昇声 → 下降声 → 下降声 → 下降声 → 中声 → 上昇声 → 下降声
- 日本語: 私の父は頑固で、あまり考えを変えません。
- (補足):
ไม่ค่อย
(mâi kɔ̂i) は「あまり〜ない」、เปลี่ยนความคิด
(plìan khwaam khít) は「考えを変える」という意味です。
- タイ語: อย่าดื้อนักเลย
- 発音(学習者向け): yàa dʉ̂ʉ nák ləəi
- 声調: 低声 → 下降声 → 高声 → 中声
- 日本語: そんなに頑固にならないでください。
- (補足):
อย่า
(yàa) は「〜するな」という禁止や忠告を表します。นัก
(nák) は程度を強調する副詞で、「とても〜だ」という意味合いを加えます。
- タイ語: เขายังคงดื้อเหมือนเดิม
- 発音(学習者向け): káo yang kong dʉ̂ʉ mʉ̌an dəm
- 声調: 上昇声 → 中声 → 中声 → 下降声 → 上昇声 → 中声
- 日本語: 彼は相変わらず頑固です。
- (補足):
ยังคง
(yang kong) は「依然として〜である」、เหมือนเดิม
(mʉ̌an dəm) は「以前と同じように、相変わらず」という意味です。
関連語・派生語
- หัวแข็ง (hǔa kɛ̌ɛŋ): 「頭が固い」、非常に頑固な、融通が利かない。文字通り「頭が硬い」
- รั้น (ran): 頑固な、意地を張る、強情な。特に自分の意見を押し通そうとするニュアンスが強いです。
- ใจแข็ง (jai kɛ̌ɛŋ): 「心が強い」、頑固な、意地悪な、非情な。文字通り「心が硬い」
- ว่านอนสอนง่าย (wâa nɔɔn sɔ̌ɔn ngâai): 素直な、聞き分けの良い。(対義語)
- ความดื้อ (khwaam dʉ̂ʉ): 頑固さ、聞き分けのなさ。(名詞形)
よく使われる組み合わせ(コロケーション)
- คนดื้อ (kon dʉ̂ʉ): 頑固な人
- เด็กดื้อ (dèk dʉ̂ʉ): 頑固な子供、聞き分けのない子供
- ดื้อด้าน (dʉ̂ʉ dâan): とても頑固な、厚かましい、図々しい。さらに強調された頑固さ。
- ดื้อแพ่ง (dʉ̂ʉ pɛ̂ŋ): 意地を張る、強硬に抵抗する。特に法的な場面や規則に反して頑固に意見を曲げない場合に使うことがあります。
学習のヒントと注意点
- 発音と声調のポイント: 「ดื้อ (dʉ̂ʉ)」は、日本語の「ドゥー」とは少し違います。
- 母音
ʉ
: 日本語の「う」は唇を丸めますが、この「ʉ」の音は唇を丸めずに「う」の音を出すイメージです。口を横に広げたまま「イー」と言おうとして、その口の形のまま「ウー」と発声してみてください。 - 声調(下降声): 高い音から低い音へ滑り落ちるように発音します。日本語の「いーえ」の「え」を強調するような下降のイメージです。
- 母音
- 日本語話者が間違いやすい点:
- 「う」の音を日本語と同じように唇を丸めて発音してしまうと、タイ語の「ดื้อ」の音とは異なります。
- 下降声がうまく出せないと、他の声調と混同され、意味が伝わりにくくなることがあります。特にタイ語は声調が意味を区別するため重要です。意識的に音程を下げてみましょう。
- 連想法(ニーモニック): 「ドゥー(どう)にもこうにも頑固で困るね」といったフレーズで、音と意味を結びつけることができます。
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