【タイ語単語学習】
spare : 余分の,予備の – สำรอง
目標単語
- タイ語: สำรอง
- 日本語: 予備の、スペアの、控えの、蓄えておく
- 英語: reserve, spare, standby, backup
基本情報
- 品詞: 動詞 / 形容詞 / 名詞(文脈により)
- 発音(カタカナ近似): サムローン (サm ロォン)
- 発音記号(学習者向け): sǎm rɔɔng
- 声調: 上昇声 → 中声
- 【必須】正確な音声:
[音声を聞く - ※ここに実際の音声リンクが入ります]
単語の解説
สำรอง
(sǎm rɔɔng) は、主に「予備として確保しておく」「蓄える」「予約する」といった意味を持つ動詞、または「予備の」「控えの」「バックアップの」といった形容詞として使われます。名詞としても「予備」「控え」を指すことがあります。
この単語は、将来の使用や緊急時に備えて、何かを確保したり、用意したりする状況で頻繁に使われます。
単語の成り立ちとしては、สำ
(sǎm) が「~のために」といった接頭辞的なニュアンスを持ち、รอง
(rɔɔng) が「受け止める」「次ぐ」「支える」といった意味合いを持つため、合わせて「主要なものを支えるためのもの、控え」というニュアンスが生まれています。
豊富な例文
- タイ語: กุญแจสำรอง
- 発音(学習者向け): gun jɛɛ sǎm rɔɔng
- 声調: 中声 → 中声 → 上昇声 → 中声
- 日本語: 予備の鍵
- (補足):
กุญแจ
(gun jɛɛ) は「鍵」。名詞の後にสำรอง
を置くことで「予備の〜」という意味になります。
- タイ語: ผู้เล่นสำรอง
- 発音(学習者向け): pûu lên sǎm rɔɔng
- 声調: 落声 → 落声 → 上昇声 → 中声
- 日本語: 控え選手
- (補足):
ผู้เล่น
(pûu lên) は「選手、プレーヤー」。スポーツなどで使われる表現です。
- タイ語: เรามีเงินสำรองพอสำหรับเหตุฉุกเฉิน
- 発音(学習者向け): rao mii ngern sǎm rɔɔng pɔɔ sǎm-ràp hèet chùk-chěrn
- 声調: 中声 → 中声 → 中声 → 上昇声 → 中声 → 中声 → 落声 → 低声 → 上昇声
- 日本語: 私たちは緊急事態に備えて十分な予備費を持っています。
- (補足):
เงินสำรอง
(ngern sǎm rɔɔng) は「準備金」「予備費」。พอ
(pɔɔ) は「十分な」。เหตุฉุกเฉิน
(hèet chùk-chěrn) は「緊急事態」。
- タイ語: คุณมีแบตเตอรี่สำรองไหม
- 発音(学習者向け): kun mii bɛ̀t dtə̀-rîi sǎm rɔɔng mǎi
- 声調: 中声 → 中声 → 低声 → 低声 → 落声 → 上昇声 → 中声 → 上昇声
- 日本語: 予備のバッテリーを持っていますか?
- (補足):
แบตเตอรี่
(bɛ̀t dtə̀-rîi) は「バッテリー」。มี...ไหม
(mii…mǎi) は「〜はありますか?」という疑問形です。
- タイ語: ฉันจองห้องสำรองไว้แล้ว
- 発音(学習者向け): chǎn jɔɔng hɔ̂ng sǎm rɔɔng wái lɛ́ɛo
- 声調: 上昇声 → 中声 → 落声 → 上昇声 → 中声 → 高声 → 高声
- 日本語: 私は予備の部屋を予約しました。
- (補足): ここでは
สำรอง
が「予約する」という意味合いで動詞的に使われています。จอง
(jɔɔng) は「予約する」。ห้องสำรอง
(hɔ̂ng sǎm rɔɔng) は「予備の部屋」「控え室」。
関連語・派生語
- อะไหล่ (à-lài): 予備部品、スペアパーツ。
อะไหล่สำรอง
(à-lài sǎm rɔɔng) のように組み合わせて使われることもあります。 - เหลือ (lʉ̌a): 残る、余る。
สำรอง
が「意図的に取っておく」というニュアンスがあるのに対し、เหลือ
は「結果として残っている」という状態を表します。 - เก็บไว้ (gèp wái): 取っておく、保管しておく。これも「予備」に近い意味合いで使われる動詞句です。
よく使われる組み合わせ(コロケーション)
- กุญแจสำรอง (gun jɛɛ sǎm rɔɔng): 予備の鍵
- ผู้เล่นสำรอง (pûu lên sǎm rɔɔng): 控え選手
- ยางสำรอง (yaang sǎm rɔɔng): スペアタイヤ
- เงินสำรอง (ngern sǎm rɔɔng): 準備金、予備費
- ห้องสำรอง (hɔ̂ng sǎm rɔɔng): 予備の部屋、控室
- พลังงานสำรอง (pá-lang ngaan sǎm rɔɔng): 予備電源、バックアップエネルギー
学習のヒントと注意点
- 簡単な連想法(ニーモニック): 「サムがローンを組むために予備の資金を蓄える」と覚える。「サムローン」が「予備」を意味する、という語呂合わせです。
- 発音のポイント:
สำ
(sǎm): 上昇声で発音します。日本語の「さむ」のように平坦ではなく、一度下がってから上がるように声を出すのがポイントです。最後の「m」は唇を閉じて終わる鼻音です。รอง
(rɔɔng): 中声で発音します。日本語の「ローン」とは異なり、声を平坦に保ちます。R音は日本語のラ行とは異なり、舌を巻かない発音で、口の奥の方で「オ」を発音するように意識すると良いでしょう。最後の「ng」は舌の付け根を上あごに押し付けて鼻から音を出す鼻音です。
- 使い方のポイント:
สำรอง
は、名詞の後に付けて「〜の予備」という意味になることが多いです(例:กุญแจสำรอง
)。- 動詞として使う場合は「蓄える」「予約する」などの意味になり、目的語を伴います。
- 日本語話者が間違いやすい点:
- 声調を平坦に発音してしまうと、タイ語の聞き手には別の単語に聞こえたり、意味が通じにくくなったりします。特に
สำ
の上昇声とรอง
の中声を意識して練習しましょう。 - 日本語のカタカナ発音に引きずられて、末子音の「m」や「ng」を省略したり、日本語の「ン」のように発音したりしがちです。タイ語の末子音はしっかりと発音し、鼻音や破裂音の違いを出すように意識してください。
- 声調を平坦に発音してしまうと、タイ語の聞き手には別の単語に聞こえたり、意味が通じにくくなったりします。特に
コメント