【タイ語単語学習】
snap – ดีด
目標単語
- タイ語: ดีด
- 日本語: (指などを)パチンと鳴らす、弾く、跳ねる
- 英語: to snap (fingers), to flick, to pluck (a string), to spring (back/up)
基本情報
- 品詞: 動詞
- 発音(カタカナ近似): ディーッ
- 発音記号(学習者向け): dìit
- 声調: 低声
- 【必須】正確な音声: [音声を聞く – ※ここに実際の音声リンクが入ります]
単語の解説
「ดีด (dìit)」は、「指を弾いて音を出す(指パッチン)」や「弦楽器の弦を弾く」といった、素早い動作で何かを弾き、音を出す、あるいは何かが勢いよく跳ね上がる、といった状況で使われる動詞です。瞬間的で弾力性のある動きや、それによって生じる音のニュアンスを含みます。
豊富な例文
- タイ語: เขาสามารถดีดนิ้วเสียงดังมาก
- 発音(学習者向け): káo sǎa-mâat dìit níw sǐang dang mâak
- 声調: 上昇声 → 上昇声 → 低声 → 上昇声 → 中声 → 中声 → 低声 → 上昇声
- 日本語: 彼はとても大きな音で指をパチンと鳴らすことができる。
- (補足): 「ดีดนิ้ว (dìit níw)」で「指を鳴らす(指パッチンをする)」という表現になります。「เสียงดัง (sǐang dang)」は「うるさい、大きな音」という意味です。
- タイ語: เธอชอบดีดกีตาร์เพลงเก่าๆ
- 発音(学習者向け): təə chɔ̂ɔp dìit gìi dtâa pleeng gào-gào
- 声調: 中声 → 上昇声 → 低声 → 低声 → 中声 → 低声 → 低声
- 日本語: 彼女は古い歌をギターで弾くのが好きだ。
- (補足): 「ดีดกีตาร์ (dìit gìi dtâa)」で「ギターを弾く」となります。弦楽器の演奏によく使われます。
- タイ語: เมื่อฉันปล่อยมือ ยางรัดดีดกลับทันที
- 発音(学習者向け): mʉ̂a chǎn bplɔ̀i mʉʉ yaang rát dìit glàp tan-tii
- 声調: 下降声 → 上昇声 → 低声 → 中声 → 低声 → 低声 → 下降声 → 低声
- 日本語: 私が手を離すと、輪ゴムはすぐに跳ね返った。
- (補足): 「ดีดกลับ (dìit glàp)」で「跳ね返る」という意味になります。「ยางรัด (yaang rát)」は「輪ゴム」です。
- タイ語: จิ้งหรีดดีดขาหลังเพื่อกระโดด
- 発音(学習者向け): jîng-rìit dìit kǎa lǎng pʉ̂a grà-dòot
- 声調: 下降声 → 低声 → 上降声 → 低声 → 上昇声 → 低声 → 低声
- 日本語: コオロギは跳ぶために後ろ足を弾いた。
- (補足): 「ดีดขาหลัง (dìit kǎa lǎng)」で「後ろ足を弾く」。「กระโดด (grà-dòot)」は「跳ぶ、ジャンプする」という意味です。
関連語・派生語
- ดีดนิ้ว (dìit níw): 指を鳴らす、指パッチンをする。
- ดีดกีตาร์ (dìit gìi dtâa): ギターを弾く。
- ดีดตัว (dìit dtua): (体が)跳ね上がる、勢いよく飛び上がる。
- หัก (hàk): 折る、折れる。(「snap」の「ポキッと折る/折れる」という別の意味合いで使われる一般的な動詞。)
- เป๊าะ (póʔ): パチン、ポキッ。(軽い音を表すオノマトペで、「ดีด」などの動詞と組み合わせて使われることがあります。)
よく使われる組み合わせ(コロケーション)
- ดีดนิ้ว (dìit níw): 指をパチンと鳴らす
- ดีดกีตาร์/พิณ/จะเข้ (dìit gìi dtâa / pin / jà-khêe): ギター/琴/ジャケー(タイの弦楽器)を弾く
- ดีดตัวขึ้น/ดีดตัวหนี (dìit dtua khʉ̂n / dìit dtua nǐi): 体を跳ね上げて起き上がる/弾けるように逃げる
学習のヒントと注意点
- ニーモニック: 「ดีด (dìit)」の発音「ディーッ」は、何かを「ディーン!」と弾く音を連想させると覚えやすいでしょう。
- 発音、声調: 「ดีด」は低声です。日本語の「ディー」という伸ばす音とは異なり、語尾の「ด (d)」が閉音(日本語の「ッ」に近い止める音)のため、声調規則により低声となります。発音の際は「ディーッ」と短く区切るような感覚で、語尾の音をはっきりと止める意識を持つと良いでしょう。
- 日本語話者が間違いやすい点:
- 声調: 低声ですが、音が下がりきらずに平坦に聞こえることがあります。正確な低声は、高い音から低い音へ徐々に下がるように発音されます。
- 語尾の「ด」: 語尾の「ด」は破裂させず、舌の先を上の歯茎につけて音を止めるように発音します。日本語の「ド」のように母音をつけないよう注意してください。
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