shallow : 浅い;浅薄な|タイ語と日本語で覚える日常会話フレーズ【音声付き】

【タイ語単語学習】

浅い;浅薄な – ตื้น

目標単語

  • タイ語: ตื้น
  • 日本語: 浅い;浅薄な
  • 英語: shallow; superficial

基本情報

  • 品詞: 形容詞
  • 発音(カタカナ近似): トゥーン(語頭は無気音で、日本語の「タ」とは異なります。母音は「ウ」と「イ」の中間音)
  • 発音記号(学習者向け): dtʉ̂ʉn
  • 声調: 下声
  • 【必須】正確な音声: [音声を聞く – ※ここに実際の音声リンクが入ります]

単語の解説

「ตื้น (dtʉ̂ʉn)」は、物の物理的な深さが少ない状態、つまり「浅い」を意味する形容詞です。例えば、川や皿、湖などが浅い場合に使われます。 また、比喩的な意味として、知識や思考、感情などが「浅い」「浅薄な」「底の浅い」といったニュアンスでも使われます。この場合、日本語の「浅はかな」「軽薄な」に近い意味合いになります。 対義語は「ลึก (lʉ́k)」で、「深い」という意味です。

豊富な例文


  • タイ語: แม่น้ำสายนี้ตื้นมาก
  • 発音(学習者向け): mɛ̂ɛ náam sǎai níi dtʉ̂ʉn mâak
  • 声調: 下声 上昇声 上昇声 下声 下声 下声
  • 日本語: この川はとても浅いです。
  • (補足): แม่น้ำ (mɛ̂ɛ náam) は「川」、สายนี้ (sǎai níi) は「この〜(細長いものに対する類別詞と指示代名詞)」、มาก (mâak) は「とても」という意味です。

  • タイ語: ชามนี้ตื้นไปหน่อย
  • 発音(学習者向け): chaam níi dtʉ̂ʉn bpai nɔ̀ɔi
  • 声調: 中声 下声 下声 中声 下声
  • 日本語: このお椀は少し浅すぎます。
  • (補足): ชาม (chaam) は「お椀、ボウル」、ไปหน่อย (bpai nɔ̀ɔi) は「少し〜すぎる」という表現です。

  • タイ語: ความรู้ของเขาตื้นมาก
  • 発音(学習者向け): kwaam rúu kɔ̌ɔng káo dtʉ̂ʉn mâak
  • 声調: 中声 高声 上昇声 高声 下声 下声
  • 日本語: 彼の知識は非常に浅いです。
  • (補足): ความรู้ (kwaam rúu) は「知識」という意味の名詞です。

  • タイ語: ความคิดของเขาตื้นเขิน
  • 発音(学習者向け): kwaam kít kɔ̌ɔng káo dtʉ̂ʉn kə̌ən
  • 声調: 中声 高声 上昇声 高声 下声 上昇声
  • 日本語: 彼の考えは浅薄だ。
  • (補足): ความคิด (kwaam kít) は「考え、思考」。ตื้นเขิน (dtʉ̂ʉn kə̌ən) は「浅薄な、底の浅い」という意味の複合形容詞で、ตื้น よりも「浅薄」の意味合いが強いです。

  • タイ語: อย่าคิดตื้นๆ แบบนี้
  • 発音(学習者向け): yàa kít dtʉ̂ʉn dtʉ̂ʉn bɛ̀ɛp níi
  • 声調: 下声 高声 下声 下声 下声 下声
  • 日本語: こんな浅はかな考え方はしないでください。
  • (補足): อย่า... (yàa...) は「〜するな」という禁止の表現。คิด (kít) は「考える」です。ตื้นๆ (dtʉ̂ʉn dtʉ̂ʉn) と重ねて言うことで、「非常に浅い、安易な」という強調や軽蔑のニュアンスが加わります。แบบนี้ (bɛ̀ɛp níi) は「このように、こんなふうに」。

関連語・派生語

  • ลึก (lʉ́k): 深い(「ตื้น」の対義語)
  • ตื้นเขิน (dtʉ̂ʉn kə̌ən): 浅薄な、底の浅い(特に思考や感情について使われる複合語)
  • พื้นตื้น (pʉ́ʉn dtʉ̂ʉn): 浅瀬、底が浅い(พื้นは「底、地面」の意味)

よく使われる組み合わせ(コロケーション)

  • น้ำตื้น (náam dtʉ̂ʉn): 浅い水、浅瀬
  • จานตื้น (jaan dtʉ̂ʉn): 浅皿
  • ปากตื้น (bpàak dtʉ̂ʉn): 口が軽い、秘密が守れない(直訳すると「口が浅い」)
  • ใจตื้น (jai dtʉ̂ʉn): 感受性が豊か、感動しやすい(直訳すると「心が浅い」ですが、ネガティブな意味ではなく、ちょっとしたことにも感動したり涙ぐんだりする様子を表します。)

学習のヒントと注意点

  • 発音の注意点:
    • ต (dt): 日本語の「タ行」は息が強く出ますが、タイ語の無気音です。息をあまり出さずに、喉の奥で舌先を歯茎の付け根に当てて「ッ」と詰めるように発音してから「ト」と出すような感覚です。
    • ือ (ʉʉ): 日本語にはない母音で、「ウ」と「イ」の中間のような音です。口を横に引くようにしながら「ウー」と発音してみてください。
    • 声調: ตื้น (dtʉ̂ʉn) は下声です。音の高さが最初から最後まで下がっていくように発音します。日本語話者は平坦になりがちなので、意識して声調をつけましょう。
  • 意味の広がり: 物理的な深さだけでなく、知識や考えの「浅さ」にも使えることを覚えておくと、表現の幅が広がります。特に「知識が浅い」「考えが浅い」といった比喩的な使い方をマスターしましょう。
  • 「ใจตื้น (jai dtʉ̂ʉn)」のニュアンス: 「心が浅い」という直訳からネガティブな意味を連想しがちですが、タイ語では「感動しやすい、涙もろい」というポジティブな意味で使われることが多いです。日本語の「心が浅い」とは全く異なるため、注意が必要です。

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