【タイ語単語学習】
を拒む,を断る,拒絶する – ปฏิเสธ
目標単語
- タイ語: ปฏิเสธ
- 日本語: を拒む,を断る,拒絶する
- 英語: refuse, deny, reject
基本情報
- 品詞: 動詞
- 発音(カタカナ近似): パティセート
- 発音記号(学習者向け): bpà-dtì-sèet
- 声調: 中声 → 低声 → 下降声
- 【必須】正確な音声: [音声を聞く – ※ここに実際の音声リンクが入ります]
単語の解説
「ปฏิเสธ (bpà-dtì-sèet)」は、何かを「拒否する」「否定する」「受け入れない」という意味で使われる動詞です。提案、要求、申し出、主張、事実、招待など、非常に幅広い対象に対して用いることができます。パーリ語やサンスクリット語由来の語で、比較的形式的な響きも持ちますが、日常会話でも非常に頻繁に使われる一般的な表現です。
豊富な例文
- タイ語: เขาปฏิเสธคำขอของฉัน
- 発音(学習者向け): káo bpà-dtì-sèet kam kɔ̌ɔ kɔ̌ɔng chǎn
- 声調: 高声 → 中声 → 低声 → 下降声 → 中声 → 上昇声 → 上昇声 → 上昇声
- 日本語: 彼は私の要求を断った。
- (補足): คำขอ (kam kɔ̌ɔ) は「要求」「依頼」という意味です。
- タイ語: บริษัทปฏิเสธข้อเสนอของเรา
- 発音(学習者向け): bɔɔ-rí-sàt bpà-dtì-sèet kɔ̂ɔ sà-nə̌ə kɔ̌ɔng rao
- 声調: 低声 → 中声 → 下降声 → 中声 → 低声 → 下降声 → 下降声 → 上昇声 → 中声
- 日本語: 会社は私たちの提案を拒否した。
- (補足): ข้อเสนอ (kɔ̂ɔ sà-nə̌ə) は「提案」という意味です。
- タイ語: เขาพยายามปฏิเสธความจริงแต่ทำไม่ได้
- 発音(学習者向け): káo pá-yaa-yaam bpà-dtì-sèet kwaam jing dtɛ̀ɛ tam mâi dâai
- 声調: 高声 → 高声 → 中声 → 高声 → 中声 → 低声 → 下降声 → 中声 → 中声 → 低声 → 低声 → 下降声
- 日本語: 彼は事実を否定しようとしたが、できなかった。
- (補足): ความจริง (kwaam jing) は「真実」「事実」という意味です。พยายาม (pá-yaa-yaam) は「〜しようと努力する」という意味の動詞です。
- タイ語: ฉันต้องปฏิเสธคำเชิญนั้น
- 発音(学習者向け): chǎn dtɔ̂ng bpà-dtì-sèet kam chəən nán
- 声調: 上昇声 → 下降声 → 中声 → 低声 → 下降声 → 中声 → 中声 → 高声
- 日本語: 私はその誘いを断るしかなかった。
- (補足): คำเชิญ (kam chəən) は「招待」「誘い」という意味です。
- タイ語: เธอปฏิเสธความรักของเขา
- 発音(学習者向け): təə bpà-dtì-sèet kwaam rák kɔ̌ɔng káo
- 声調: 中声 → 中声 → 低声 → 下降声 → 中声 → 高声 → 上昇声 → 高声
- 日本語: 彼女は彼の愛を拒絶した。
- (補足): ความรัก (kwaam rák) は「愛」という意味です。
関連語・派生語
- ไม่เอา (mâi ao): 「いらない」「欲しくない」という意味で、カジュアルに物やサービスなどを断る場合によく使われます。
- ไม่รับ (mâi ráp): 「受け取らない」「受け入れない」という意味。物を受け取らない、責任を受け入れないなどの文脈で使われます。
- ยอมรับ (yɔɔm ráp): 「受け入れる」「認める」「承諾する」。ปฏิเสธの対義語です。
- ปฏิเสธไม่ได้ (bpà-dtì-sèet mâi dâai): 「否定できない」「避けられない」。
よく使われる組み合わせ(コロケーション)
- ปฏิเสธคำขอ (bpà-dtì-sèet kam kɔ̌ɔ): 要求を拒否する
- ปฏิเสธข้อเสนอ (bpà-dtì-sèet kɔ̂ɔ sà-nə̌ə): 提案を拒否する
- ปฏิเสธความจริง (bpà-dtì-sèet kwaam jing): 事実を否定する
- ปฏิเสธความรับผิดชอบ (bpà-dtì-sèet kwaam ráp pìt chɔ̂ɔp): 責任を拒否する/回避する
学習のヒントと注意点
- 発音と声調の注意点: 「ปฏิเสธ (bpà-dtì-sèet)」は3音節から成り、それぞれ声調が異なります。「ปะ (bpà)」は中声、「ติ (dtì)」は低声、「เสธ (sèet)」は下降声です。特に最後の「เสธ」は下降声で、語尾の子音「-t」は、口を閉じずに喉で音を止めるような「無開放音」になります。日本語の「ト」のように母音をつけないように注意しましょう。
- 日本語の「断る」とのニュアンスの違い: 日本語の「断る」は、丁寧な辞退から強い拒絶まで幅広いニュアンスを持ちます。しかし、「ปฏิเสธ」は基本的に「拒否する」「否定する」という、比較的強い意味合いで使われます。カジュアルな場面で物や食べ物などを軽く「いらない」と断る場合は、「ไม่เอา (mâi ao)」の方がはるかに自然でよく使われます。例えば、店員に「これも買いますか?」と聞かれて「断ります」と言いたい場合は、「ไม่เอาครับ/ค่ะ (mâi ao kráp/kâ)」と言うのが一般的です。
- カタカナ表記の限界: カタカナの「パティセート」はあくまで近似であり、実際のタイ語の発音とはかなり異なります。特に「ป (bp)」と「ต (dt)」は日本語の「パ」「タ」とは異なり、息を強く出す破裂音です。正確な発音は必ず音声で確認し、口の形や舌の位置を意識して練習することが非常に重要です。
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