【タイ語単語学習】
refer : 言及する,関連する,参照する – อ้างอิง
目標単語
- タイ語: อ้างอิง
- 日本語: 参照する、引用する、言及する
- 英語: refer, cite, quote
基本情報
- 品詞: 動詞
- 発音(カタカナ近似): アーンイン
- 発音記号(学習者向け): âang ing
- 声調: 下声 → 中声
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単語の解説
「อ้างอิง (âang ing)」は、何かを参照したり、引用したり、特定の情報源や根拠に言及したりする際に用いられるタイ語の動詞です。主に学術論文、報告書、記事、会話など、客観的な情報や裏付けを示す文脈で幅広く使われます。
この単語は二つの要素から成り立っています。「อ้าง (âang)」は「主張する、引用する」という意味があり、「อิง (ing)」は「寄りかかる、基づく」という意味があります。これらが組み合わさることで、「〜に基づいて主張する」「〜を参照する」というニュアンスが生まれます。単に「〜について話す」という意味の「พูดถึง (phûut thʉ̌ng)」とは異なり、「อ้างอิง」は情報源や根拠を明示するという、より公式で客観的な意味合いを持ちます。
豊富な例文
- タイ語: ข้อมูลนี้อ้างอิงมาจากไหนครับ/คะ?
- 発音(学習者向け): khɔ̂ɔ-muun níi âang-ing maa jàak nǎi khráp/khá?
- 声調: 下声-中声 高声 下声-中声 中声 低声 上昇声 高声
- 日本語: このデータはどこから参照しましたか?
- (補足): 「ข้อมูล (khɔ̂ɔ-muun)」は「データ」。「มาจากไหน (maa jàak nǎi)」は「どこから来たのか」を尋ねる表現です。
- タイ語: สุนทรพจน์ของเขาอ้างอิงถึงหนังสือเล่มดังหลายเล่ม
- 発音(学習者向け): sǔn-thɔɔn-rá-phót khɔ̌ɔng kháw âang-ing thʉ̌ng năng-sʉ̌ʉ lêm dang lǎai lêm
- 声調: 上昇声-中声-高声-高声 上昇声 高声 下声-中声 上昇声 中声-上昇声 低声 中声 上昇声 低声
- 日本語: 彼のスピーチは有名な本をよく引用していました。
- (補足): 「สุนทรพจน์ (sǔn-thɔɔn-rá-phót)」は「スピーチ」。「หนังสือเล่มดัง (năng-sʉ̌ʉ lêm dang)」は「有名な本」という意味です。「อ้างอิง」の後ろに「ถึง (thʉ̌ng)」を付けると「〜に言及する、〜を参照する」という表現になります。
- タイ語: โปรดอ้างอิงรายละเอียดจากเอกสารที่แนบมา
- 発音(学習者向け): pròot âang-ing raai-lá-ìat jàak èek-kà-sǎan thîi nɛ̂ɛp maa
- 声調: 低声 下声-中声 中声-高声-低声 低声 低声-低声-上昇声 下声 下声 中声
- 日本語: 詳細は添付資料を参照してください。
- (補足): 「โปรด (pròot)」は「どうぞ〜してください」という丁寧な依頼の言葉。「รายละเอียด (raai-lá-ìat)」は「詳細」。「เอกสารที่แนบมา (èek-kà-sǎan thîi nɛ̂ɛp maa)」は「添付資料」を意味します。「จาก (jàak)」は「〜から」という意味。
- タイ語: เขาอ้างอิงงานวิจัยหลายชิ้นเพื่อสนับสนุนความคิดของตนเอง
- 発音(学習者向け): kháw âang-ing ngaan wí-jai lǎai chían phʉ̂ʉa sà-nàp-sà-nún khwaam-khít khɔ̌ɔng ton-eeng
- 声調: 高声 下声-中声 中声 高声-中声 上昇声 高声 下声 低声-低声-低声-高声 中声-高声 上昇声 中声-中声
- 日本語: 彼は自分の意見を裏付けるために多くの研究結果に言及しました。
- (補足): 「งานวิจัย (ngaan wí-jai)」は「研究」。「สนับสนุน (sà-nàp-sà-nún)」は「支持する、裏付ける」という意味です。
- タイ語: ข้อมูลนี้สามารถตรวจสอบได้โดยอ้างอิงจากบันทึกทางการ
- 発音(学習者向け): khɔ̂ɔ-muun níi sǎa-mâat trùat-sɔ̀ɔp dâai dooi âang-ing jàak ban-thʉ́k thaang-kaan
- 声調: 下声-中声 高声 上昇声-下声 低声-低声 下声 中声 下声-中声 低声 中声-高声 中声-中声
- 日本語: この情報は公式記録を参照して確認できます。
- (補足): 「สามารถตรวจสอบได้ (sǎa-mâat trùat-sɔ̀ɔp dâai)」は「確認できる」。「บันทึกทางการ (ban-thʉ́k thaang-kaan)」は「公式記録」を指します。「โดยอ้างอิงจาก (dooi âang-ing jàak)」は「〜を参照することによって」という意味。
関連語・派生語
- อ้าง (âang): 〜だと主張する、引用する(単独で使われる動詞で、「อ้างอิง」よりも広い意味を持つ)
- อ้างอิงจาก (âang ing jàak): 〜から参照する、〜に基づいて
- อ้างอิงถึง (âang ing thʉ̌ng): 〜に言及する、〜を参照する
- เอกสารอ้างอิง (èek-kà-sǎan âang-ing): 参考文献、参照資料
- อ้างอิงแหล่งที่มา (âang ing lὲng thîi maa): 出典を参照する
よく使われる組み合わせ(コロケーション)
- อ้างอิงข้อมูล (âang ing khɔ̂ɔ-muun): 情報を参照する
- อ้างอิงงานวิจัย (âang ing ngaan wí-jai): 研究を参照する
- อ้างอิงถึงบุคคล (âang ing thʉ̌ng bùk-khon): 人物に言及する
- อ้างอิงจากแหล่งที่เชื่อถือได้ (âang ing jàak lὲng thîi chʉ̂ʉ-thʉʉ dâai): 信頼できる情報源から参照する
学習のヒントと注意点
- 連想法(ニーモニック): 「アーン (อ้าง)」は「主張する」という意味で、日本語の「あー、そうなんだ!」という納得の音に似ていると覚えましょう。そして「イン (อิง)」は「引用」の「イン」と結びつけると、「納得の主張には引用が必要!」とイメージできるかもしれません。あるいは、この単語の二つの構成要素「อ้าง (主張する)」と「อิง (基づく)」を理解すると、その意味をより深く捉えられます。
- 発音・声調:
- 「อ้าง (âang)」: これは下声です。日本語の「あーん」のように伸ばす音とは異なり、高いところから低いところへ下がるようなトーンで発音します。喉の奥から低い音を出すイメージを持つと良いでしょう。
- 「อิง (ing)」: これは中声です。平坦なトーンで、日本語の「イン」に近く聞こえますが、子音の発音(喉の奥で息を止めるような「ng」音)を意識することが重要です。
- この二つの音節の声調変化(下声→中声)を正確にマスターすることが、タイ語のリスニングとスピーキングにおいて非常に重要です。
- 使い方のポイント: 「アーンイン」は、情報に根拠や信憑性を持たせるために使われる表現です。単に「~について話す」場合は「พูดถึง (phûut thʉ̌ng)」を使いますが、「アーンイン」は「この情報源に基づいて話す」という強いニュアンスを含みます。学術的、ビジネス的な文脈で特に頻繁に用いられます。
- 日本語話者が間違いやすい点:
- 「อ้าง」の声調が日本語の感覚と異なるため、高く発音しがちです。意図的に低いトーンで始めるよう練習しましょう。
- 「อิง」の語尾の「ng」音は、日本語の「ん」とは異なり、口を閉じるのではなく、舌の奥が上あごに触れて鼻から息が抜ける音です。意識して練習してください。
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