recall : を思い出す,を呼び戻す|タイ語と日本語で覚える日常会話フレーズ【音声付き】

【タイ語単語学習】

recall – จำได้

目標単語

  • タイ語: จำได้
  • 日本語: 思い出す、覚えている
  • 英語: to remember, to recall, to be able to recall

基本情報

  • 品詞: 動詞
  • 発音(カタカナ近似): ジャム ダイ
  • 発音記号(学習者向け): jam dai
  • 声調: 中声 → 下降声
  • 【必須】正確な音声: [音声を聞く – ※ここに実際の音声リンクが入ります]

単語の解説

この単語は、動詞「จำ (jam)」と助動詞「ได้ (dai)」が組み合わさったものです。「จำ」は「覚える、記憶する」という意味を持ち、「ได้」は動詞の後に付いて「〜できる」という能力や可能性、あるいは「〜済みである」という完了を示します。 したがって、「จำได้」全体で「記憶することができる」という意味になり、具体的には「思い出す、覚えている」というニュアンスで使われます。過去の出来事、情報、人の顔や名前などを記憶しており、それを呼び起こせる状況で非常に広く使われます。

豊富な例文


  • タイ語: คุณจำเขาได้ไหม
  • 発音(学習者向け): khun jam khao dai mai
  • 声調: 中声 → 中声 → 中声 → 下降声 → 上昇声
  • 日本語: あなたは彼を覚えていますか?/あなたは彼を思い出せますか?
  • (補足): 疑問文を作る際の「ไหม (mai)」は語尾に付いて「〜ですか?」の意味になります。「จำได้」は「覚えている」という状態、または「思い出すことができる」という能力の両方で使われます。

  • タイ語: ฉันจำชื่อเขาไม่ได้เลย
  • 発音(学習者向け): chan jam chue khao mai dai loei
  • 声調: 上昇声 → 中声 → 下降声 → 中声 → 低声 → 下降声 → 中声
  • 日本語: 私は彼の名前が全く思い出せません。
  • (補足): 「จำไม่ได้ (jam mai dai)」で「思い出せない、覚えていない」という否定形になります。「เลย (loei)」は「全く〜ない」と否定を強調する副詞です。

  • タイ語: ฉันจำได้ว่าเคยเจอคุณที่ไหนมาก่อน
  • 発音(学習者向け): chan jam dai waa khoei joe khun thii nai maa gon
  • 声調: 上昇声 → 中声 → 下降声 → 下降声 → 中声 → 低声 → 中声 → 低声 → 中声 → 中声
  • 日本語: 以前、どこかであなたに会ったことがあるのを覚えています。
  • (補足): 「ว่า (wâa)」は「〜と(思う、言う、覚えている)」などの内容を導く接続詞です。「เคย (khoei)」は「〜したことがある」という経験を表します。

  • タイ語: คุณจำรหัสผ่านได้ไหม
  • 発音(学習者向け): khun jam ra hat phaan dai mai
  • 声調: 中声 → 中声 → 下降声 → 下降声 → 下降声 → 上昇声 → 下降声 → 上昇声
  • 日本語: パスワードを思い出せますか?
  • (補足): 「รหัสผ่าน (ra hat phaan)」は「パスワード」という意味です。日常会話でよく使われるフレーズです。

  • タイ語: ฉันจำเรื่องราวในวัยเด็กได้เป็นอย่างดี
  • 発音(学習者向け): chan jam rueang raao nai wai dek dai bpen yang dii
  • 声調: 上昇声 → 中声 → 下降声 → 下降声 → 中声 → 中声 → 低声 → 下降声 → 下降声 → 中声 → 中声
  • 日本語: 私は子供の頃の出来事を非常によく覚えています。
  • (補足): 「เรื่องราว (rueang raao)」は「物語、出来事」。「วัยเด็ก (wai dek)」は「子供の頃」。「เป็นอย่างดี (bpen yang dii)」は「非常に良い、うまく」という意味で、ここでは「よく覚えている」を強調しています。

関連語・派生語

  • จำ (jam): 覚える、記憶する(「จำได้」の「できる」というニュアンスがない場合)
  • นึกถึง (nuek thueng): (〜の)ことを考える、思い出す(「〜について考えることで思い出す」というニュアンスが強い)
  • ระลึก (ra luek): 思い出す、記念する(よりフォーマルな場面や、故人を偲ぶような文脈で使われる)
  • เรียกคืน (riak khuen): 呼び戻す、回収する、復元する(物理的な物やデータ、権限などを呼び戻す・回収する意味合いが強い。「記憶を呼び戻す」というよりは「記憶を復元する」に近い)
  • ลืม (leum): 忘れる(「จำได้」の対義語)

よく使われる組み合わせ(コロケーション)

  • จำได้ไหม (jam dai mai): 覚えている?/思い出せる?(最も一般的な疑問形)
  • จำไม่ได้ (jam mai dai): 思い出せない、覚えていない(否定形)
  • จำได้แม่น (jam dai maen): はっきりと覚えている、しっかり記憶している(「แม่น」は正確に、的確にの意)
  • จำได้ขึ้นใจ (jam dai khuen jai): 心に刻んで覚えている、暗記している(「ขึ้นใจ」は心に上がる、心に刻むの意)

学習のヒントと注意点

  • 意味の理解: 「จำ」が「覚える」、「ได้」が「〜できる」なので、「覚えておくことができる」→「覚えている、思い出せる」という直訳的な理解をすると覚えやすいでしょう。
  • 声調に注意: 「จำ (jam)」は中声、「ได้ (dai)」は下降声です。特に「ได้」は、英語の「get」のように非常に多くの意味を持つ単語ですが、この場合の「ได้」は動詞の後に続く「〜できる」の声調(下降声)となります。
  • 否定形: 否定にする場合は「จำไม่ได้ (jam mai dai)」のように、「จำ」と「ได้」の間に否定の「ไม่ (mai)」を挟みます。日本語話者は「จำไม่เป็น」のように「เป็น (bpen)」を使ってしまいがちですが、能力の有無を問う「〜できる」の否定は「ไม่ได้ (mai dai)」となる点に注意が必要です。
  • 発音の落とし穴: カタカナ近似の「ジャム ダイ」の「ジャム」の「j」は、日本語の「ジャ」よりも舌を少し後ろに引いて発音する「j」音です。また、「ダイ」の「ai」は二重母音で、日本語の「アイ」よりも「ア」から「イ」へ滑らかに移行する音です。

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