【タイ語単語学習】
後ろ – หลัง**
目標単語
- タイ語: หลัง
- 日本語: 後ろ、背中、後部
- 英語: back, rear
基本情報
- 品詞: 名詞
- 発音(カタカナ近似): ラン
- 発音記号(学習者向け): lǎng
- 声調: 上昇声 (rising tone)
- 【必須】正確な音声:
[音声を聞く - ※ここに実際の音声リンクが入ります]
単語の解説
「หลัง (lǎng)」はタイ語で「後ろ」や「背中」を意味する単語です。体の一部である「背中」を指す場合と、物や場所の「後方」「後ろ側」を指す場合の、主に二つの意味合いで使われます。非常に汎用性が高く、日常生活で頻繁に耳にする単語です。場所を示す「後ろ」としては、「ข้างหลัง (khâang lǎng)」という形で使われることも多いですが、「หลัง」単独でも「後ろ」を意味します。
豊富な例文
- タイ語: ผมปวดหลัง
- 発音(学習者向け): phǒm pùat lǎng
- 声調: 上昇声 → 低声 → 上昇声
- 日本語: 私は背中が痛いです。
- (補足): 体の部位としての「背中」の例。「ปวด (pùat)」は「痛い」という意味です。
- タイ語: บ้านอยู่หลังโรงเรียน
- 発音(学習者向け): bâan yùu lǎng roong rian
- 声調: 低声 → 低声 → 上昇声 → 中声 → 中声
- 日本語: 家は学校の後ろにあります。
- (補足): 場所としての「後ろ」の例。「อยู่ (yùu)」は「〜にある/いる」という意味です。
- タイ語: กรุณาดูข้างหลัง
- 発音(学習者向け): grù-naa duu khâang lǎng
- 声調: 低声 → 中声 → 中声 → 下降声 → 上昇声
- 日本語: 後ろを見てください。
- (補足): 「กรุณา (grù-naa)」は「〜してください」という丁寧な依頼の表現。「ข้างหลัง (khâang lǎng)」は「〜の後ろに」という意味で、場所を強調する際によく使われます。
- タイ語: เขาวางกระเป๋าไว้ด้านหลัง
- 発音(学習者向け): kǎo waang grà-pǎo wái dâan lǎng
- 声調: 上昇声 → 中声 → 低声 → 上昇声 → 上昇声 → 上昇声
- 日本語: 彼はカバンを後ろに置きました。
- (補足): 「ด้านหลัง (dâan lǎng)」は「後方」「裏側」といった意味で、特定の面や方向を指す場合に使われます。「วาง (waang)」は「置く」という意味です。
- タイ語: รถเมล์คันหลัง
- 発音(学習者向け): rót mee kan lǎng
- 声調: 高声 → 中声 → 中声 → 上昇声
- 日本語: 後ろのバス(次のバス)
- (補足): 「〜の後の」という意味合いで使われることもあります。「รถเมล์ (rót mee)」は「バス」、「คัน (kan)」は乗り物を数える類別詞です。この文脈では、時間的な「後」を示すこともあります。
関連語・派生語
- ข้างหลัง (khâang lǎng): 後ろに(場所を示す場合によく使われる)
- ด้านหลัง (dâan lǎng): 後方、裏側(特定の方向や面を指す)
- ข้างหน้า (khâang nâa): 前に(「後ろ」の対義語)
- หน้า (nâa): 顔、前(「หลัง」の対義語として「顔」や「(物の)前面」を指す)
よく使われる組み合わせ(コロケーション)
- ข้างหลัง (khâang lǎng): 後ろに
- ด้านหลัง (dâan lǎng): 後ろ側、裏側
- ปวดหลัง (pùat lǎng): 背中が痛い
- พิงหลัง (phing lǎng): 背中をもたれる、寄りかかる
- กลับหลัง (glàp lǎng): 後ろを向く、後退する
学習のヒントと注意点
- 発音と声調: 「หลัง (lǎng)」は「ラ」の音でL音を意識し、母音の「ア」に続く「ン」は喉の奥で止めるような音(ng音)です。そして、最も重要なのは上昇声です。「ラン⤴」というように、語尾が上がるように発音します。
- 意味の広さ: 「背中」と「後ろ」という二つの主要な意味があることを意識し、文脈によって使い分けられるように例文で練習しましょう。
- 日本語話者が間違いやすい点: 日本語の「後ろ」は場所を指すことが主ですが、タイ語の「หลัง」は体の「背中」も指します。また、声調が誤ると全く違う意味に聞こえてしまう可能性があるので、特に上昇声を正確に発音することが重要です。L音とR音の区別も、タイ語では意味を左右することがあるため、L音を意識して発音するようにしましょう。
コメント