【タイ語単語学習】
probable : 十分にありそうな – น่าจะ
目標単語
- タイ語: น่าจะ
- 日本語: ~だろう、~しそうだ、~である可能性が高い、おそらく
- 英語: probably, likely, it seems that…, it is probable that…
基本情報
- 品詞: 助動詞(または副詞的に使われる)
- 発音(カタカナ近似): なぁじゃ
- 発音記号(学習者向け): naa ja
- 声調: なぁ (naa): 下降声 → じゃ (ja): 低声
- 【必須】正確な音声: [音声を聞く – ※ここに実際の音声リンクが入ります]
単語の解説
「น่าจะ」は動詞や形容詞の前に置いて、ある事柄が起こる可能性が高い、またはそうであると推測されることを表します。「~だろう」「~しそうだ」「~である可能性が高い」といった意味合いで使われ、英語の “probably” や “likely” に近いニュアンスです。 この表現は、「น่า (naa)」と「จะ (ja)」の二つの要素から成り立っています。「น่า」は「~すべきである」「~しそうだ」「~そうに見える」といった意味を持ち、「จะ」は未来や推測を表す助動詞です。この二つが組み合わさることで、「~である可能性が高い」「~しそうだ」という推測や蓋然性を表現します。
豊富な例文
- タイ語: วันนี้น่าจะฝนตก
- 発音(学習者向け): wan nii naa ja fon tok
- 声調: 中声 下降声 低声 中声 低声
- 日本語: 今日は雨が降りそうだ(雨が降る可能性が高い)。
- (補足): 「ฝนตก (fon tok)」は「雨が降る」という意味。「น่าจะ」が動詞句「ฝนตก」の前について、高い蓋然性を示しています。
- タイ語: เขาน่าจะมาถึงแล้ว
- 発音(学習者向け): khao naa ja maa teung laew
- 声調: 上昇声 下降声 低声 中声 低声 高声
- 日本語: 彼はおそらくもう着いているだろう。
- (補足): 「มาถึง (maa teung)」は「到着する」、「แล้ว (laew)」は「すでに~した」という完了を表します。
- タイ語: ราคานี้น่าจะแพงไปหน่อย
- 発音(学習者向け): raa kaa nii naa ja paeng bpai noi
- 声調: 中声 中声 高声 下降声 低声 中声 中声 下降声
- 日本語: この値段は少し高すぎるだろう。
- (補足): 「แพง (paeng)」は「高い(値段が)」、「ไปหน่อย (bpai noi)」は「少し~すぎる」というニュアンスを加えます。
- タイ語: พรุ่งนี้น่าจะอากาศดี
- 発音(学習者向け): prung nii naa ja aa-gaat dii
- 声調: 低声 高声 下降声 低声 低声 低声 中声
- 日本語: 明日は天気が良いだろう。
- (補足): 「อากาศดี (aa-gaat dii)」は「天気が良い」という意味。「น่าจะ」が状況や状態の推測に用いられています。
- タイ語: คุณน่าจะลองอาหารไทยดูนะ
- 発音(学習者向け): khun naa ja long aa-haan Thai duu na
- 声調: 中声 下降声 低声 中声 中声 下降声 中声 中声 高声
- 日本語: あなたはタイ料理を試してみるべきですよ(試してみるのがいいですよ)。
- (補足): この場合、「~すべきだ」「~するのが良い」という推奨やアドバイスの意味合いも含むことがあります。
関連語・派生語
- อาจจะ (aat ja): 「~かもしれない」「ひょっとしたら~だろう」。可能性は「น่าจะ」より低い、不確実な推測を表します。
- คงจะ (khong ja): 「~だろう」「きっと~だろう」。話者の推測や確信の度合いを示しますが、「น่าจะ」よりやや客観的・断定的なニュアンスを含むこともあります。
- เป็นไปได้ (pen bpai dai): 「可能である」「あり得る」。直接的に「可能性」そのものを指す表現です。
よく使われる組み合わせ(コロケーション)
- น่าจะ + 動詞: 例: น่าจะไป (naa ja bpai – 行く可能性が高い)、น่าจะกิน (naa ja kin – 食べるだろう)
- น่าจะ + 形容詞: 例: น่าจะดี (naa ja dii – 良いだろう)、น่าจะสนุก (naa ja sa-nuk – 楽しいだろう)
- น่าจะ + 形容詞 + ไปหน่อย: 例: น่าจะแพงไปหน่อย (naa ja paeng bpai noi – 少し高すぎるだろう)
- น่าจะ + 疑問詞: 例: น่าจะเท่าไหร่ (naa ja thao rai – いくらだろう?) ※この場合「いくらぐらいになりそうか」という推測
学習のヒントと注意点
- ニーモニック: 「なー(なぁ)と推測する」「じゃあ(じゃ)そうなるかな」といった感じで、「推測」を表すことを覚えましょう。
- 発音と声調: 「น่า (naa)」は「なー」と伸ばす音で、声調は下降声です。日本語の「なー」とは異なり、高いところから低いところへ下げるように発音します。次の「จะ (ja)」は低声で、平らな低い音です。この声調の違いを意識することが大切です。
- 使い分けのポイント:
- น่าจะ (naa ja): 「~だろう」「~しそうだ」。高い確率でそうなるだろう、あるいはそうあるべきだという話者の推測や判断を表します。
- อาจจะ (aat ja): 「~かもしれない」。可能性は低い、不確実な推測を表します。
- คงจะ (khong ja): 「~だろう」「きっと~だろう」。話者の確信度がやや高い推測を表します。 日本語の「多分」は文脈によってこれらのどれにもなり得るので、タイ語では状況に応じて使い分ける必要があります。
- 日本語話者が間違いやすい点: 「น่า」の下降声が平坦になりがちです。しっかりと音を下げて発音することで、より自然なタイ語に聞こえます。また、「น่า」単体では「~そうに見える」「~すべき」という意味があるため、必ず「จะ」とセットで「~だろう」と覚えるのが効果的です。
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