【タイ語単語学習】
polish – ขัด
目標単語
- タイ語: ขัด
- 日本語: 磨く、こする、研磨する
- 英語: to polish, to rub, to scrub, to scour
基本情報
- 品詞: 動詞
- 発音(カタカナ近似): カット
- 発音記号(学習者向け): kàt
- 声調: 低声
- 【必須】正確な音声: [音声を聞く – ※ここに実際の音声リンクが入ります]
単語の解説
ขัด (kàt)
は、物理的に何かをこすってきれいにしたり、光らせたり、表面を滑らかにしたりする「磨く」「こする」「研磨する」といった意味を持つ動詞です。例えば、靴、床、金属などを磨く際に用いられます。
また、物理的な意味だけでなく、特定の熟語として「磨き上げる」「洗練させる」といった比喩的な意味で使われることもあります(例: ขัดเกลา
)。この単語は、力を込めてこすり、汚れを取り除いたり、光沢を出したりする行為に焦点を当てています。
豊富な例文
- タイ語: ขัดรองเท้า
- 発音(学習者向け): kàt rong-táo
- 声調: 低声 → 中声 → 上昇声
- 日本語: 靴を磨く。
- (補足):
รองเท้า (rong-táo)
は「靴」という意味です。「靴を磨く」という日常的な表現でよく使われます。
- タイ語: ขัดพื้นให้สะอาด
- 発音(学習者向け): kàt peun hâi sà-àat
- 声調: 低声 → 高声 → 下降声 → 低声 → 下降声
- 日本語: 床をきれいに磨く。
- (補足):
พื้น (peun)
は「床」、ให้สะอาด (hâi sà-àat)
は「きれいにする」という意味で、磨いた結果がきれいになることを表します。
- タイ語: เขาขัดเครื่องเงินทุกวัน
- 発音(学習者向け): káo kàt kreûang-ngern túk wan
- 声調: 上昇声 → 低声 → 下降声 → 中声 → 低声 → 中声
- 日本語: 彼は毎日銀製品を磨きます。
- (補足):
เครื่องเงิน (kreûang-ngern)
は「銀製品」、ทุกวัน (túk wan)
は「毎日」という意味です。
- タイ語: ช่วยขัดโลหะให้เงาหน่อย
- 発音(学習者向け): chûay kàt loh-hà hâi ngau nòi
- 声調: 下降声 → 低声 → 中声 → 低声 → 下降声 → 中声 → 下降声
- 日本語: 金属が輝くまで磨いてください。
- (補足):
โลหะ (loh-hà)
は「金属」、ให้เงา (hâi ngau)
は「光らせる、輝かせる」という意味です。หน่อย (nòi)
は語尾につけて、少し丁寧な依頼のニュアンスを加えます。
- タイ語: คุณควรขัดฟันให้สะอาดหลังจากกินอาหาร
- 発音(学習者向け): kun kuuan kàt fan hâi sà-àat lǎng jàak gin aa-hǎan
- 声調: 中声 → 中声 → 低声 → 中声 → 下降声 → 低声 → 低声 → 中声 → 低声 → 上昇声
- 日本語: 食事の後、歯をきれいにするべきです。
- (補足):
ฟัน (fan)
は「歯」です。歯を磨く行為としてはแปรงฟัน (praeng fan)
が一般的ですが、歯垢をこすり落とすようなニュアンスでขัดฟัน
も使われます。
関連語・派生語
- ขัดเกลา (kàt-glao): (人格、知識、技術などを)磨き上げる、洗練させる。比喩的な意味で使われます。
- ขัดสี (kàt-sǐi): (車などを)磨いて光沢を出す。特に色や塗装面を磨く際に使われます。
- แปรง (praeng): ブラシ、ブラシで磨く。歯ブラシで歯を磨く場合は
แปรงฟัน (praeng fan)
を使います。 - เช็ด (chét): 拭く、拭き取る。軽く汚れを拭き取る場合に用いられます。
- ล้าง (láang): 洗う、洗浄する。水を使って汚れを洗い流す場合に用いられます。
よく使われる組み合わせ(コロケーション)
- ขัดรองเท้า (kàt rong-táo): 靴を磨く
- ขัดพื้น (kàt peun): 床を磨く
- ขัดโลหะ (kàt loh-hà): 金属を磨く
- ขัดผิว (kàt pǐu): 肌を磨く(スクラブなどで角質ケアをする場合)
- ขัดห้องน้ำ (kàt hông-náam): バスルーム(トイレなど)を磨く
学習のヒントと注意点
- 発音と声調:
ขัด (kàt)
は、タイ語の「高子音ข
」に「短母音อะ
」と「死音(末子音ด
)」が組み合わさっています。この組み合わせにより、声調は低声になります。日本語の「カット」とは異なり、語尾の「ト」はしっかり喉の奥で止めるような音(無声閉鎖音)になります。- 日本語話者は語尾の子音をはっきり発音しすぎたり、母音を付けてしまったりしがちですが、
kàt
のt
は破裂音ではなく、舌先を歯茎につけたまま止める音(内破音)になることを意識してください。
- 意味のニュアンス:
ขัด
は、「こすって」「研磨して」きれいにするというニュアンスが強いです。単に「拭く」場合はเช็ด (chét)
、「水で洗う」場合はล้าง (láang)
を使うことが多いので、使い分けに注意しましょう。- 比喩的に「磨き上げる」という意味で使う場合は、
ขัดเกลา
のように他の単語と組み合わせて表現されることが一般的です。
- 日本語話者が間違いやすい点:
- カタカナ近似の「カット」はあくまで目安です。特に声調は低く平坦に発音し、語尾の
t
は無声閉鎖音であることを意識して練習しましょう。正確な音声を聞き、真似ることが最も重要です。
- カタカナ近似の「カット」はあくまで目安です。特に声調は低く平坦に発音し、語尾の
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