persist : 続く;固執する|タイ語と日本語で覚える日常会話フレーズ【音声付き】

【タイ語単語学習】

persist – ยืนกราน

目標単語

  • タイ語: ยืนกราน
  • 日本語: 固執する、主張し続ける、言い張る
  • 英語: persist (in insisting), insist, maintain (a stance/opinion)

基本情報

  • 品詞: 動詞
  • 発音(カタカナ近似): ユーン グラーン
  • 発音記号(学習者向け): yeun graan
  • 声調: 中声 → 中声
  • 【必須】正確な音声: [音声を聞く – ※ここに実際の音声リンクが入ります]

単語の解説

「ยืนกราน (yeun graan)」は、「自分の意見、要求、または主張を、たとえ反対や困難があっても変えずに強く押し通す」「頑なに主張し続ける」という意味合いを持つ動詞です。 「ยืน (yeun)」は「立つ」という意味、「กราน (graan)」は「固く言う、強く主張する」といった意味合いがあり、これらが合わさって「(立場を)堅持して主張する」というニュアンスになります。 主に意見や要求、事実などを「固執して主張する」文脈で使われます。英語の”persist”が持つ「諦めずに努力を続ける」という側面よりも、「意見や態度を曲げない」というニュアンスが強いです。

豊富な例文


  • タイ語: เขายืนกรานว่าเขาไม่ผิด
  • 発音(学習者向け): khao yeun graan waa khao mai phit
  • 声調: 中声 → 中声 → 低声 → 中声 → 低声
  • 日本語: 彼は自分が間違っていないと言い張った
  • (補足): 「ว่า (wâa)」は「〜と(言う)」の「と」に当たります。「ไม่ผิด (mâi phìt)」は「間違っていない」という意味です。

  • タイ語: แม้จะถูกปฏิเสธหลายครั้ง เธอก็ยังคงยืนกรานที่จะทำต่อ
  • 発音(学習者向け): mae ja thuk bpà-tì-set laai khrang, thoe gaw yang kong yeun graan thîi ja tham dtòr
  • 声調: 高声 → 低声 → 低声 → 中声 → 上昇声 → 中声, 中声 → 低声 → 中声 → 中声 → 低声 → 低声
  • 日本語: 何度も拒否されたにもかかわらず、彼女はそれでもやり続けると主張し続けた
  • (補足): 「แม้จะ (mae ja)」は「〜にもかかわらず」。「ถูกปฏิเสธ (thuk bpà-tì-set)」は「拒否される」。「ยังคง (yang kong)」は「依然として〜のまま」という意味です。ここでは「固執する」のニュアンスが「やり続ける」という行動の「主張」にかかっています。

  • タイ語: พวกเขายืนกรานในความเชื่อของตน
  • 発音(学習者向け): phuak khao yeun graan nai khwaam cheua khǒrng dton
  • 声調: 低声 → 中声 → 中声 → 低声 → 中声 → 上昇声 → 上昇声
  • 日本語: 彼らは自分たちの信念に固執した
  • (補足): 「ใน (nai)」は「〜の中に、〜において」。「ความเชื่อ (khwaam cheua)」は「信念、信仰」。「ของตน (khǒrng dton)」は「自分自身の」という意味です。

  • タイ語: ผู้บริหารยืนกรานที่จะไม่ขึ้นเงินเดือน
  • 発音(学習者向け): phûu bǎn-rí-hǎan yeun graan thîi ja mai kheun ngoen deuan
  • 声調: 高声 → 上昇声 → 中声 → 中声 → 低声 → 高声 → 中声 → 中声
  • 日本語: 経営陣は給料を上げないと言い張った
  • (補足): 「ผู้บริหาร (phûu bǎn-rí-hǎan)」は「経営者、役員」。「ขึ้นเงินเดือน (kheun ngoen deuan)」は「給料を上げる」という意味です。

関連語・派生語

  • ยืนยัน (yeun yan): 確認する、主張する、断言する。「ยืนกราน」よりも客観的な事実や意見の確認・主張に使われます。「強く言う」というニュアンスは共通しますが、「固執」の強さは「ยืนกราน」の方が上です。
  • ยึดมั่น (yeut man): 固く信じる、確固たる信念を持つ、堅持する。信念や原則など抽象的なものに対して「固執する」「守り続ける」という意味合いで使われます。
  • ดื้อรั้น (deu ran): 頑固な、意地っ張りな。(形容詞)ネガティブなニュアンスで、人の性格を表す際に使われます。「ยืนกราน」は行動を表す動詞ですが、「ดื้อรั้น」はその根底にある性格です。
  • ยอมแพ้ (yaawm phaée): 降参する、諦める。(対義語に近い表現)

よく使われる組み合わせ(コロケーション)

  • ยืนกรานว่า… (yeun graan waa…): 〜だと固執する/言い張る
  • ยืนกรานที่จะ… (yeun graan thîi ja…): 〜しようと固執する/主張し続ける
  • ยืนกรานใน… (yeun graan nai…): 〜において固執する(信念、意見など)

学習のヒントと注意点

  • 連想法(ニーモニック): 「ยืนกราน」は「ยืน (立つ)」+「กราน (主張する)」と分解できます。自分の意見を「立つ」というしっかりした姿勢で「主張する」と覚えると、そのニュアンスを掴みやすいでしょう。
  • 発音の注意点:
    • 「ยืน (yeun)」の「ย (y)」は日本語のヤ行に近いですが、より舌を平らにして発音します。母音「ือ (ue)」は口を横に引きながら「イ」の形から「ウ」の形に動かすような独特の母音です。末子音「น (n)」は日本語の「ん」に近いですが、舌先を上の歯の裏につけて止める音です。
    • 「กราน (graan)」の「กร (gr)」は「グラー」という音で、R音が強くなりすぎないように注意しましょう。日本語の「グラ」に聞こえがちですが、タイ語では子音が融合した音として発音されます。母音「า (aa)」は口を大きく開けて発音する長母音です。
  • 声調の注意点: どちらの音節も「中声」です。平坦に発音しますが、日本語にはない声調なので、特に「グラ」を言う際に声調が上がってしまわないよう気をつけましょう。
  • 使い分けのポイント: 英語の”persist”には「困難があっても努力を続ける」というニュアンスもありますが、「ยืนกราน」は主に「意見や主張を曲げない」という強い意思表示に使われます。もし「困難があっても努力を続ける」という意味で”persist”を使いたい場合は、「พยายามต่อไป (phá-yaa-yaam dtɔ̀r bpai)」(努力し続ける)や「อดทน (òt-thon)」(耐え忍ぶ)などの表現を使う方が適切です。

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