【タイ語単語学習】
をはぐくむ;を養成する – บ่มเพาะ
目標単語
- タイ語: บ่มเพาะ
- 日本語: はぐくむ、養成する、培う
- 英語: nurture, cultivate, foster
基本情報
- 品詞: 動詞
- 発音(カタカナ近似): ボムポー
- 発音記号(学習者向け): bòm póʔ
- 声調: 低声 → 高声
- 【必須】正確な音声:
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単語の解説
この単語「บ่มเพาะ (bòm póʔ)」は、才能、能力、関係、思想など、抽象的なものを時間をかけて育て、発展させることを意味します。単に「育てる」という意味の เลี้ยงดู (liáng duu)
が、人や動物、植物といった具体的な対象に使われるのに対し、「บ่มเพาะ」はより深く、内面的な成長や発展を促すニュアンスを含みます。
単語の成り立ちを見ると、บ่ม (bòm)
は「熟成させる、漬け込む」という意味があり、เพาะ (póʔ)
は「(種を)まく、培養する」という意味があります。これらが組み合わさることで、「時間をかけてじっくりと育成する」というニュアンスが強調されます。
豊富な例文
- タイ語: เขาบ่มเพาะความสามารถของตัวเองมาตลอดหลายปี
- 発音(学習者向け): káo bòm póʔ kwaam sâamâat kɔ̌ɔng tua eeŋ maa talɔ̀ɔt lǎai pii
- 声調: 上昇声 → 低声 → 高声 → 中声 → 低声 → 上昇声 → 中声 → 中声 → 低声 → 上昇声 → 中声
- 日本語: 彼は何年もの間、自身の才能を培ってきました。
- (補足):
ความสามารถ (kwaam sâamâat)
は「能力、才能」を意味します。
- タイ語: การบ่มเพาะความสัมพันธ์ที่ดีเป็นสิ่งสำคัญ
- 発音(学習者向け): kaan bòm póʔ kwaam sǎmpan tîi dii pen sìng sǎmkan
- 声調: 中声 → 低声 → 高声 → 中声 → 上昇声 → 中声 → 上昇声 → 中声 → 低声 → 上昇声 → 中声
- 日本語: 良い人間関係を育むことは重要です。
- (補足):
ความสัมพันธ์ (kwaam sǎmpan)
は「関係」、สิ่งสำคัญ (sìng sǎmkan)
は「重要なこと」を意味します。
- タイ語: ประสบการณ์นี้ช่วยบ่มเพาะความอดทนของฉัน
- 発音(学習者向け): pra sòp kaan níi chûai bòm póʔ kwaam ɔ̀t ton kɔ̌ɔng chǎn
- 声調: 中声 → 低声 → 中声 → 高声 → 低声 → 低声 → 高声 → 中声 → 低声 → 低声 → 上昇声
- 日本語: この経験は私の忍耐力を養うのに役立ちました。
- (補足):
ความอดทน (kwaam ɔ̀t ton)
は「忍耐力」を意味します。
- タイ語: สถาบันนี้มีจุดประสงค์เพื่อบ่มเพาะผู้นำในอนาคต
- 発音(学習者向け): satǎa ban níi mii jùt pra sòp pràsoong pʉ̂a bòm póʔ pûu nam nai a naa kót
- 声調: 上昇声 → 中声 → 高声 → 中声 → 低声 → 中声 → 低声 → 中声 → 高声 → 低声 → 高声 → 上昇声 → 中声 → 中声 → 高声
- 日本語: この機関は将来のリーダーを養成することを目的としています。
- (補足):
ผู้นำ (pûu nam)
は「リーダー」、อนาคต (a naa kót)
は「未来、将来」を意味します。
関連語・派生語
- เลี้ยงดู (liáng duu): 育てる、養う。人や動物、植物など具体的なものを対象とします。
- ปลูกฝัง (plùuk fǎng): 植え付ける、培う。思想や価値観、習慣などを対象とします。
- พัฒนา (pát tá naa): 発展させる、開発する。全体的な成長や進歩を指します。
- ฝึกฝน (fʉ̀k fǒn): 訓練する、鍛える。スキルや能力を練習によって向上させることを指します。
よく使われる組み合わせ(コロケーション)
- บ่มเพาะความสามารถ (bòm póʔ kwaam sâamâat): 才能を育む
- บ่มเพาะความคิด (bòm póʔ kwáam kít): 思想を育む
- บ่มเพาะความสัมพันธ์ (bòm póʔ kwaam sǎmpan): 関係を育む
- บ่มเพาะประสบการณ์ (bòm póʔ pra sòp kaan): 経験を培う
学習のヒントと注意点
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覚え方(ニーモニック): 「บ่ม (bòm)」は「熟成させる、漬け込む」(例:果物を熟成させる)、「เพาะ (póʔ)」は「(種を)まく、培養する」という意味があります。この二つの単語が合わさることで、「時間をかけてじっくりと、根気強く育成する」というイメージを持つと覚えやすいでしょう。まるで果物を丁寧に熟成させるように、または種から大切に育てるように、抽象的なものを「はぐくむ」感覚です。
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発音、声調のポイント:
- บ่ม (bòm): 最初の音節は低声で、短く「ボムッ」という感じで発音します。最後の
ม (m)
の音は唇をしっかり閉じて終わる鼻音です。 - เพาะ (póʔ): 次の音節は高声で、「ポーッ」と強く発音します。最後の
ะ
は母音記号ですが、この場合は声門閉鎖音(弱い「ッ」のような音)で終わります。 - 日本語話者は「ボムポー」と平坦に発音してしまいがちですが、
บ่ม
は低く抑え、เพาะ
は高く上げるという声調の変化(低声 → 高声)を意識することが非常に重要です。
- บ่ม (bòm): 最初の音節は低声で、短く「ボムッ」という感じで発音します。最後の
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日本語話者が間違いやすい点:
- 声調を正確に発音しないと、別の意味に聞こえたり、タイ語ネイティブに理解されにくくなったりします。特に低声と高声のコントラストを意識しましょう。
- 末子音の
ม (m)
の音と、ะ
の声門閉鎖音を曖昧にせず、正確に発音することが重要です。 - 「育てる」という意味で、具体的なものを育てる
เลี้ยงดู (liáng duu)
と混同しないように注意が必要です。「บ่มเพาะ」は抽象的な概念や能力、関係性の育成に使われることが多いです。
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