【タイ語単語学習】
notice : に気づく – รู้
目標単語
- タイ語: รู้
- 日本語: 知る、分かる、気づく、認識する
- 英語: know, understand, realize, be aware of, notice
基本情報
- 品詞: 動詞
- 発音(カタカナ近似): ルー
- 発音記号(学習者向け): rúu
- 声調: 高声 (High tone)
- 【必須】正確な音声: [音声を聞く – ※ここに実際の音声リンクが入ります]
単語の解説
この単語の基本的な意味は「知る」「分かる」ですが、文脈によっては「(あること)に気づく」「認識する」という意味合いでも使われます。特に、それまで知らなかった事実や状況を理解した瞬間に「気づいた」というニュアンスで使われることが多いです。 非常に汎用性が高く、日常会話で頻繁に登場します。
豊富な例文
- タイ語: ผมไม่รู้ว่าเขาอยู่ที่นี่
- 発音(学習者向け): phǒm mâi rúu wâa kháo yùu thîi nîi
- 声調: 上昇声 → 低声 → 高声 → 下降声 → 低声 → 低声 → 下降声
- 日本語: 彼がここにいることに気づかなかった。
- (補足):
ไม่รู้ (mâi rúu)
で「知らない、気づかない」となります。ว่า (wâa)
は「〜ということ」と文をつなぐ接続詞です。
- タイ語: ฉันรู้ว่าคุณกำลังเศร้า
- 発音(学習者向け): chǎn rúu wâa khun kam-laŋ sâo
- 声調: 上昇声 → 高声 → 下降声 → 中声 → 中声 → 下降声
- 日本語: あなたが悲しんでいることに気づきました。
- (補足):
กำลัง (kam-laŋ)
は進行形を表し、「〜している」という意味になります。
- タイ語: ไม่มีใครรู้เรื่องแผนของเขาเลย
- 発音(学習者向け): mâi mii khrai rúu rʉ̂aŋ phɛ̌ɛn khɔ̌ɔŋ kháo ləəi
- 声調: 低声 → 中声 → 中声 → 高声 → 上昇声 → 上昇声 → 上昇声 → 高声 → 中声
- 日本語: 彼の計画に誰も気づいていない。
- (補足):
ไม่มีใคร (mâi mii khrai)
で「誰も〜ない」。รู้เรื่อง (rúu rʉ̂aŋ)
で「〜の事情を知る、〜について気づく」。เลย (ləəi)
は否定の強調で「全く〜ない」というニュアンスを加えます。
- タイ語: โอ๊ย เที่ยงคืนแล้วเหรอเนี่ย ไม่รู้เลย
- 発音(学習者向け): óoi thîaŋ khuun lɛ́ɛo rɔ̌ɔ nîa mâi rúu ləəi
- 声調: 上昇声 → 下降声 → 中声 → 下降声 → 上昇声 → 低声 → 低声 → 高声 → 中声
- 日本語: あ、もう夜中だ!気づかなかった。
- (補足):
โอ๊ย (óoi)
は驚きや痛みを表す間投詞。แล้ว (lɛ́ɛo)
は完了や変化を表し、เหรอ (rɔ̌ɔ)
は疑問の助詞。この文脈でのไม่รู้เลย
は「全く気づかなかった」という強いニュアンスです。
- タイ語: ฉันมารู้ความตั้งใจที่แท้จริงของเขาในภายหลัง
- 発音(学習者向け): chǎn maa rúu khwaam dtâŋ-jai thîi thɛ́ɛ-jing khɔ̌ɔŋ kháo nai phaai-lǎŋ
- 声調: 上昇声 → 中声 → 高声 → 中声 → 低声 → 下降声 → 中声 → 高声 → 上昇声 → 中声 → 中声 → 上昇声
- 日本語: 後になって、彼の本当の意図に気づいた。
- (補足):
มารู้ (maa rúu)
で「〜するようになった、〜と知るようになった(後から)」。ความตั้งใจ (khwaam dtâŋ-jai)
は「意図、意向」。ที่แท้จริง (thîi thɛ́ɛ-jing)
は「本当の、真の」。ในภายหลัง (nai phaai-lǎŋ)
は「後になって」という意味です。
関連語・派生語
- เข้าใจ (kâo-jai): 理解する。
รู้
が事実を知ることに重点を置くのに対し、เข้าใจ
は物事の仕組みや理由を深く理解するニュアンスが強いです。 - จำได้ (jam-dâi): 思い出す、覚えている。
รู้
が「知っている」状態に対し、จำได้
は「知っていることを呼び起こす」行動です。 - ตระหนัก (dtra-nàk): 認識する、自覚する。より深く、真剣に物事の重要性や意味を理解する際に使われます。
- รู้ตัว (rúu dtuua): (自分が)気づく、我に返る、意識する。自分の状態や周りの状況に気づくときに使う表現です。
- สังเกต (sǎŋ-gèet): 観察する、注意して見る。目で見て何かを認識する、あるいは注意深く見て変化に気づくニュアンスです。
- เห็น (hěn): 見る、見える、気づく。視覚を通じて何かを認識する際に「〜が見える」「〜に気づく」という意味で使われます。
よく使われる組み合わせ(コロケーション)
- รู้เรื่อง (rúu rʉ̂aŋ): 事情を知る、話が分かる、話題について気づく。
- รู้ข่าว (rúu khàao): ニュースを知る、知らせに気づく。
- รู้ความจริง (rúu khwaam-jing): 真実を知る、真相に気づく。
- รู้สึก (rúu-sʉ̀k): 感じる。(
รู้
「知る」 +สึก
「感じる」で、「感じる」という動詞になります) - รู้ไว้ (rúu wái): 知っておく、覚えておく。(
ไว้ (wái)
は「〜しておく」というニュアンスを付加します)
学習のヒントと注意点
- 連想法: 日本語の「ルー語」と「知る」を関連付けて、「ルーは知る、気づく」と覚えるのはどうでしょうか。
- 発音と声調:
รู้ (rúu)
は高声です。語尾が長く伸びるように発音し、声調は高く保ちます。「ルー」と平坦に発音すると中声になってしまい、タイ語の「見る、会う」という意味のดู (duu)
と混同される可能性があります。口を丸めて「う」の音を出し、舌の根元を少し持ち上げるようにすると、より自然な発音になります。 - 使い方のポイント: 日本語の「気づく」には、単に「知る」だけでなく「ハッと気づく」という瞬間的なニュアンスも含まれますが、
รู้
はその両方をカバーできます。特に「〜と知る/気づく」という文脈ではรู้ว่า〜 (rúu wâa〜)
の形が頻繁に使われます。 - 日本語話者が間違いやすい点:
- 「気づかなかった」と言う際に、直訳で「できない」を意味する
ได้ (dâi)
を使ってしまう間違いが見られますが、正しくはไม่รู้ (mâi rúu)
やไม่รู้เลย (mâi rúu ləəi)
で十分です。 - 高声は日本語にはない声調なので、特に意識して練習が必要です。意識しないと平坦な中声になりがちです。正しい声調で発音できるよう、繰り返し音声を聞いて練習しましょう。
- 「気づかなかった」と言う際に、直訳で「できない」を意味する
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