【タイ語単語学習】
中立の;はっきりしない – เป็นกลาง
目標単語
- タイ語: เป็นกลาง
- 日本語: 中立の、公平な
- 英語: neutral, impartial
基本情報
- 品詞: 形容詞(動詞句)
- 発音(カタカナ近似): ペン クラーン
- 発音記号(学習者向け): bpen glaang
- 声調: 低声 → 中声
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単語の解説
「เป็นกลาง (bpen glaang)」は、「中立の」「公平な」という意味を持つタイ語の表現です。これは動詞「เป็น (bpen)」(〜である、〜になる)と名詞「กลาง (glaang)」(真ん中、中央、中間)が組み合わさったものです。直訳すると「真ん中である」となり、そこから「どちらにも偏らず、公平な立場である」というニュアンスが生まれます。政治的な中立、紛争における中立、また意見や感情において偏りがない状態を表す際によく使用されます。
豊富な例文
- タイ語: ประเทศไทยวางตัวเป็นกลางในความขัดแย้งนี้
- 発音(学習者向け): bprà-têet tai waang dtuua bpen glaang nai kwaam kàt yɛ̂ɛng níi
- 声調: 低声 → 中声 / 中声 → 中声 → 低声 → 中声 → 中声 → 低声 → 上昇声
- 日本語: タイは今回の紛争において中立の立場をとった。
- (補足): 「วางตัว (waang dtuua)」は「態度を取る、身を置く」という意味で、「เป็นกลาง (bpen glaang)」と組み合わせて「中立の立場をとる」という表現によく使われます。
- タイ語: เขาตัดสินใจอย่างเป็นกลาง ไม่เข้าข้างใครเลย
- 発音(学習者向け): káo dtàt-sǐn jai yàang bpen glaang mâi kâo kâang krai ləəi
- 声調: 上昇声 → 低声 → 上昇声 → 下降声 → 低声 → 中声 → 下降声 → 下降声 → 中声
- 日本語: 彼は誰にも味方せず、公平に判断した。
- (補足): 「ตัดสินใจ (dtàt-sǐn jai)」は「決断する、判断する」、「เข้าข้าง (kâo kâang)」は「味方する、肩を持つ」という意味です。
- タイ語: ผู้ตัดสินควรจะเป็นกลางและยุติธรรมเสมอ
- 発音(学習者向け): pûu dtàt-sǐn kuan ja bpen glaang lɛ́ yú-dtì-tam sà-mə̌ə
- 声調: 下降声 → 低声 → 上昇声 → 中声 → 低声 → 中声 → 低声 → 低声 → 低声 → 上昇声
- 日本語: 審判は常に中立で公平であるべきだ。
- (補足): 「ผู้ตัดสิน (pûu dtàt-sǐn)」は「審判、判定者」。「ยุติธรรม (yú-dtì-tam)」は「公平な、公正な」という類義語です。
- タイ語: สีเทาเป็นสีที่เป็นกลาง ไม่ร้อนไม่เย็น
- 発音(学習者向け): sǐi tao bpen sǐi tîi bpen glaang mâi rɔ́ɔn mâi yen
- 声調: 上昇声 → 中声 → 低声 → 上昇声 → 下降声 → 低声 → 中声 → 下降声 → 下降声 → 低声 → 低声
- 日本語: 灰色(グレー)は中立の色で、暖かくも冷たくもない。
- (補足): 色や感情のニュアンスにおいても「中立的である」という意味で使われることがあります。
- タイ語: เราต้องหาจุดที่เป็นกลางระหว่างสองฝ่าย
- 発音(学習者向け): rao tɔ̂ng hǎa jùt tîi bpen glaang rá-wàang sɔ̌ɔng fàai
- 声調: 中声 → 下降声 → 上昇声 → 下降声 → 下降声 → 低声 → 中声 → 高声 → 上昇声 → 下降声
- 日本語: 私たちは両者の間で中立点を見つけなければならない。
- (補足): 「จุดที่เป็นกลาง (jùt tîi bpen glaang)」で「中立点、中間地点」という意味になります。「จุด (jùt)」は「点」の意味。
関連語・派生語
- กลาง (glaang): 真ん中、中央、中間。単独で「中央」を意味する名詞としても使われます。
- วางตัวเป็นกลาง (waang dtuua bpen glaang): 中立の立場をとる、中立を保つ。(コロケーションとしてもよく使われる表現です)
- ยุติธรรม (yú-dtì-tam): 公平な、公正な、正義の。
เป็นกลาง
と近い意味合いで使われますが、より「正義」や「正しさ」に重点を置くニュアンスがあります。 - ไม่เข้าข้าง (mâi kâo kâang): 味方しない、どちらにも加担しない。「どちらにも偏らない」という点で
เป็นกลาง
に近い状況を表します。 - ไม่ชัดเจน (mâi chát-jen): はっきりしない、明確ではない。「はっきりしない」というユーザー入力のもう一つの意味合いに対応する表現です。
ชัดเจน (chát-jen)
は「明確な」で、それに否定のไม่ (mâi)
が付いています。 - คลุมเครือ (klum krʉa): あいまいな、漠然とした。これも「はっきりしない」というニュアンスを表す単語です。
よく使われる組み合わせ(コロケーション)
- ประเทศเป็นกลาง (bprà-têet bpen glaang): 中立国
- คณะกรรมการที่เป็นกลาง (ká-ná gam-má-gaan tîi bpen glaang): 中立的な委員会
- การตัดสินที่เป็นกลาง (gaan dtàt-sǐn tîi bpen glaang): 公平な裁定/判断
- วางตัวเป็นกลาง (waang dtuua bpen glaang): 中立を保つ、中立的な態度をとる
学習のヒントと注意点
- 成り立ちを理解する: 「เป็นกลาง (bpen glaang)」は「เป็น(〜である)」と「กลาง(真ん中、中央)」の組み合わせであることを理解すると、その「どちらにも寄らない」という本質的な意味を覚えやすくなります。「真ん中にいる」イメージを視覚的に連想しましょう。
- 発音と声調に注意:
เป็น (bpen)
は低声です。日本語の「ペン」に近い音ですが、声調を意識して低く発音し始め、そのまま平らに発音します。กลาง (glaang)
は中声です。日本語の「クラーン」に近い音ですが、タイ語の子音กล (gl-)
に注意し、声調は平らに発音します。กล (gl-)
の発音は、日本語の「グ」と「ル」を同時に発音するような感覚です。舌の奥で「グ」の形を作りつつ、舌先は「ル」の位置に持っていきます。少し練習が必要かもしれません。
- 「はっきりしない」との違い: 今回のユーザー入力には「はっきりしない」も含まれていましたが、「เป็นกลาง」は「中立・公平」を意味し、「不明瞭」という意味はありません。後者の意味では「ไม่ชัดเจน (mâi chát-jen)」や「คลุมเครือ (klum krʉa)」といった別の単語を使用することに注意しましょう。
- 日本語話者が間違いやすい点:
เป็นกลาง
のกลาง
の発音が、日本語の「クーラーン」と似ていますが、タイ語のก (g)
は無気音で、ล (l)
が続く複雑な子音です。日本語の「クラーン」のように強い息を伴う「K」の音を出さないよう、喉の奥で軽く「グ」の準備をするように発音し、すぐに「ル」の音へ移る練習をすると良いでしょう。
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