【タイ語単語学習】
memory – ความทรงจำ
目標単語
- タイ語: ความทรงจำ
- 日本語: 記憶、思い出
- 英語: memory, recollection
基本情報
- 品詞: 名詞
- 発音(カタカナ近似): クワーム ソン ジャム 注意:これはあくまで近似であり、正確な発音は音声で確認してください。 「クワーム」は「ク」と「ワー」を繋げるように、「ソン」は短く「ソ」を伸ばさない、「ジャム」は語尾を軽く閉じるように発音します。
- 発音記号(学習者向け): khwaam song jam
- 声調:
- ความ (khwaam): 中声
- ทรง (song): 中声
- จำ (jam): 中声
- 【必須】正確な音声: [音声を聞く – ※ここに実際の音声リンクが入ります]
単語の解説
この単語 ความทรงจำ
(khwaam song jam) は、「記憶」や「思い出」を意味する名詞です。脳に保存された情報や、過去の出来事・経験を指す際に使われます。
ความ
(khwaam) は、動詞や形容詞を名詞化する接頭辞です。ทรง
(song) は「形を保つ、維持する」などの意味合いを持ち、จำ
(jam) は「覚える、記憶する」という動詞です。これらの要素が組み合わさることで、「形を保って記憶されたもの」というニュアンスが生まれ、抽象的な概念としての「記憶」や「思い出」を表します。
特に、個人の経験に基づく「思い出」や「記憶」という文脈で頻繁に用いられます。
豊富な例文
- タイ語: ฉันมีความทรงจำที่ดีเกี่ยวกับโรงเรียนเก่า
- 発音(学習者向け): chan mii khwaam song jam thii dii kiaw kap roong rian gao
- 声調: 中声 → 中声 → 中声 → 中声 → 低声 → 中声 → 中声 → 下降声 → 低声 → 低声
- 日本語: 私は古い学校に関する良い記憶(思い出)を持っています。
- (補足):
มี
(mii) は「〜を持つ」、ดี
(dii) は「良い」、เกี่ยวกับ
(kiaw kap) は「〜について」という意味です。
- タイ語: เขาสูญเสียความทรงจำบางส่วนจากอุบัติเหตุ
- 発音(学習者向け): khao suun sia khwaam song jam baang suan jaak u bat ti het
- 声調: 上昇声 → 上昇声 → 上昇声 → 中声 → 中声 → 中声 → 中声 → 中声 → 低声 → 低声 → 中声 → 下降声
- 日本語: 彼は事故で記憶の一部を失いました。
- (補足):
สูญเสีย
(suun sia) は「失う」、บางส่วน
(baang suan) は「一部」、อุบัติเหตุ
(u bat ti het) は「事故」です。
- タイ語: รูปถ่ายเก่าๆ ทำให้ฉันคิดถึงความทรงจำในอดีต
- 発音(学習者向け): ruup thaay gao gao tham hai chan khit thueng khwaam song jam nai a diit
- 声調: 下降声 → 中声 → 低声 → 低声 → 中声 → 低声 → 中声 → 低声 → 中声 → 中声 → 中声 → 中声 → 中声 → 中声 → 低声 → 低声
- 日本語: 古い写真を見ると、過去の思い出を思い出します。
- (補足):
รูปถ่าย
(ruup thaay) は「写真」、เก่าๆ
(gao gao) は「古い」、ทำให้
(tham hai) は「〜させる、〜にする」、คิดถึง
(khit thueng) は「〜を恋しく思う、〜を思い出す」、ในอดีต
(nai a diit) は「過去に」です。
- タイ語: ความทรงจำที่ดีเป็นสิ่งมีค่าในชีวิต
- 発音(学習者向け): khwaam song jam thii dii bpen sing mii khaa nai chii wit
- 声調: 中声 → 中声 → 中声 → 低声 → 低声 → 中声 → 中声 → 低声 → 低声 → 下降声 → 中声 → 中声 → 下降声
- 日本語: 良い記憶(思い出)は人生において貴重なものです。
- (補足):
เป็นสิ่งมีค่า
(bpen sing mii khaa) で「貴重なものである」という意味になります。
- タイ語: เหตุการณ์นั้นยังคงอยู่ในความทรงจำของผมอย่างชัดเจน
- 発音(学習者向け): het gaan nan yang khong yuu nai khwaam song jam khoong phom yaang chat jen
- 声調: 低声 → 中声 → 上昇声 → 中声 → 中声 → 中声 → 中声 → 中声 → 中声 → 中声 → 中声 → 上昇声 → 中声 → 下降声 → 中声 → 下降声
- 日本語: その出来事はまだ私の記憶に鮮明に残っています。
- (補足):
ยังคง
(yang khong) は「まだ〜のまま」、อยู่ใน
(yuu nai) は「〜の中にある」、ของ
(khoong) は「〜の」、อย่างชัดเจน
(yaang chat jen) は「鮮明に」です。
関連語・派生語
- จำ (jam): 動詞「覚える、思い出す」。
ความทรงจำ
の構成要素の一つです。 - ความจำ (khwaam jam): 名詞「記憶力、記憶(情報としての記憶)」。
ความทรงจำ
が「思い出」や「経験」としての記憶を指すことが多いのに対し、ความจำ
はより抽象的な「記憶力」や脳に保存された「情報としての記憶」に焦点を当てます。例:ความจำดี
(khwaam jam dii)「記憶力が良い」。 - จดจำ (jot jam): 動詞「記憶する、心に刻む」。
จำ
よりも強く、深く記憶に留めるニュアンスがあります。 - ระลึก (ra luek): 動詞「思い出す、回想する」。過去の出来事を呼び起こす行為を指します。
- คิดถึง (khit thueng): 動詞「〜を思い出す、〜を恋しく思う」。
よく使われる組み合わせ(コロケーション)
- ความทรงจำที่ดี (khwaam song jam thii dii): 良い思い出/良い記憶
- ความทรงจำที่เลวร้าย (khwaam song jam thii lew raay): 悪い思い出/悪い記憶
- ความทรงจำในอดีต (khwaam song jam nai a diit): 過去の記憶/過去の思い出
- สูญเสียความทรงจำ (suun sia khwaam song jam): 記憶を失う
- สร้างความทรงจำ (saang khwaam song jam): 思い出を作る
学習のヒントと注意点
- 連想法(ニーモニック):
ความทรงจำ
(khwaam song jam) は、ความ
(名詞化) +ทรง
(形を保つ) +จำ
(覚える) と分解できます。「覚えたことが形を保って心に残っている」というイメージで捉えると、単語の意味がより深く理解できるでしょう。 - 発音・声調のポイント:
ความ
(khwaam) のคว
の部分は、日本語の「クワ」に近いですが、唇を丸めて発音するkw
の音です。中声で平坦に発音します。ทรง
(song) のทร
は、通常「ソーン」のように聞こえることが多く、この場合は「ソ」の子音に唇を丸める「w」のような動きが加わるイメージです。これも中声で平坦です。จำ
(jam) は短母音の-a
に末子音ม
(m) が続きます。日本語の「ジャム」のように「ム」をはっきり発音するのではなく、軽く口を閉じて「ジャムッ」と息を止めるような感じで終わると自然です。これも中声です。
- 日本語話者が間違いやすい点:
- タイ語は声調言語であり、この単語の3つの音節は全て中声です。日本語のような抑揚をつけずに、全体的に平坦な声調を保つことを意識しましょう。
- 特に
ความ
の子音คว
やทรง
の子音ทร
は、日本語にはない発音なので、注意して練習する必要があります。カタカナ近似はあくまで目安とし、必ず正確な音声を聞いて練習してください。
コメント