【タイ語単語学習】
medieval – ยุคกลาง
目標単語
- タイ語: ยุคกลาง
- 日本語: 中世の、中世
- 英語: medieval; Middle Ages
基本情報
- 品詞: 名詞(形容詞的に使用されることが多い)
- 発音(カタカナ近似): ユック グラーン
- 発音記号(学習者向け): yúk glaang
- 声調: 高声 → 中声
- 【必須】正確な音声: [音声を聞く – ※ここに実際の音声リンクが入ります]
単語の解説
ยุคกลาง
(yúk glaang) は、タイ語で「中世」を意味する言葉です。ยุค
(yúk) は「時代」「年代」を、กลาง
(glaang) は「中央」「真ん中」を意味し、これらが組み合わさることで歴史的な時代区分における「中世」を指します。
主にヨーロッパ史における「中世」の時代(概ね西ローマ帝国の滅亡からルネサンス、大航海時代まで)を指す際に用いられます。日本語の「中世」と同様に、特定の時期を示す固有名詞的な使われ方をします。
また、文脈によっては、「中世の」という形容詞的な意味合いでも使われます。例えば、「中世の城」は ปราสาทยุคกลาง
(praa-sàat yúk glaang) となります。
入力にあった「時代遅れの」というニュアンスは、ยุคกลาง
が直接的にその意味を持つわけではありませんが、「中世的=古風で時代遅れ」という比喩的な意味合いで使われることもあります。しかし、この意味合いで使われる場合は、文脈が非常に重要であり、多くの場合、直接的に「時代遅れ」を意味する ล้าสมัย
(láa sa-mai) などの言葉が使われます。学習の初期段階では、まず「中世」という歴史的な意味合いで覚えるのが良いでしょう。
豊富な例文
- タイ語: ประวัติศาสตร์ยุคกลางของยุโรปน่าสนใจมาก
- 発音(学習者向け): pra-wàt-dtì-sàat yúk glaang kɔ̌ɔng yoo-róp nâa-sǒn-jai mâak
- 声調: 低声→高声→低声→高声→高声→中声→低声→上昇声→高声→下降声
- 日本語: ヨーロッパの中世史はとても興味深い。
- (補足):
ประวัติศาสตร์
(pra-wàt-dtì-sàat) は「歴史」、ยุโรป
(yoo-róp) は「ヨーロッパ」です。歴史の文脈で「中世」を指す典型的な使い方です。
- タイ語: ปราสาทแห่งนี้สร้างขึ้นในยุคกลาง
- 発音(学習者向け): praa-sàat hɛ̀ng níi sâang kʉ̂n nai yúk glaang
- 声調: 中声→下降声→高声→下降声→中声→下降声→高声→高声→中声
- 日本語: この城は中世に建てられました。
- (補足):
ปราสาท
(praa-sàat) は「城」、สร้างขึ้น
(sâang kʉ̂n) は「建てられた」という意味です。「中世の」という形容詞的なニュアンスが含まれています。
- タイ語: เขามีความคิดแบบยุคกลางที่ไม่ยอมรับการเปลี่ยนแปลง
- 発音(学習者向け): káo mii kwam-kít bàep yúk glaang tîi mâi yɔɔm-ráp gaan-plìan-plɛɛng
- 声調: 上昇声→中声→高声→高声→低声→高声→中声→下降声→下降声→上昇声→低声→中声→平声
- 日本語: 彼は変化を受け入れない、中世的な(時代遅れの)考え方をしている。
- (補足):
ความคิดแบบยุคกลาง
(kwam-kít bàep yúk glaang) で、「中世的な考え方」となります。この例文では、入力にあった「時代遅れ」のニュアンスが比喩的に使われています。
- タイ語: หนังเรื่องนี้แสดงให้เห็นถึงชีวิตของผู้คนในยุคกลาง
- 発音(学習者向け): nǎng rʉ̂ang níi sà-dɛɛng hâi hěn tʉ̌ng chii-wít kɔ̌ɔng pûu-kon nai yúk glaang
- 声調: 上昇声→下降声→高声→下降声→低声→下降声→中声→上昇声→高声→中声→上昇声→高声→中声
- 日本語: この映画は中世の人々の生活を描いています。
- (補足):
หนัง
(nǎng) は「映画」、ชีวิตของผู้คน
(chii-wít kɔ̌ɔng pûu-kon) は「人々の生活」です。
- タイ語: นิทรรศการนี้จัดแสดงเสื้อผ้าและเครื่องมือของยุคกลาง
- 発音(学習者向け): ní-tát-sà-gaan níi jàt-sà-dɛɛng sʉ̂a-pâa lɛ́ krʉ̂ang-mʉʉ kɔ̌ɔng yúk glaang
- 声調: 低声→高声→低声→高声→下降声→中声→低声→下降声→高声→下降声→上昇声→高声→中声
- 日本語: この展覧会では中世の衣服と道具が展示されています。
- (補足):
นิทรรศการ
(ní-tát-sà-gaan) は「展覧会」、เสื้อผ้า
(sʉ̂a-pâa) は「衣服」、เครื่องมือ
(krʉ̂ang-mʉʉ) は「道具」です。
関連語・派生語
- ยุค (yúk): 時代、年代。様々な時代を表す際に使われます。例:
ยุคหิน
(yúk hǐn) 石器時代。 - กลาง (glaang): 真ん中、中央。形容詞としても副詞としても使われます。
- สมัย (sa-mai): 時代、時期。
ยุค
と類義語で、สมัยกลาง
(sa-mai glaang) も「中世」を意味します。 - สมัยใหม่ (sa-mai mài): 近代、現代。
- สมัยโบราณ (sa-mai boo-raan): 古代。
- ล้าสมัย (láa sa-mai): 時代遅れの、旧式の。直接的に「時代遅れ」を表現したい場合に使う言葉です。
よく使われる組み合わせ(コロケーション)
- ประวัติศาสตร์ยุคกลาง (pra-wàt-dtì-sàat yúk glaang): 中世史
- ปราสาทยุคกลาง (praa-sàat yúk glaang): 中世の城
- ดนตรีในยุคกลาง (don-dtrii nai yúk glaang): 中世の音楽
- ศิลปะยุคกลาง (sǐn-lá-bpà yúk glaang): 中世芸術
- ความคิดแบบยุคกลาง (kwam-kít bàep yúk glaang): 中世的な(時代遅れの)考え方
学習のヒントと注意点
- 声調に注意:
ยุค
は高声、กลาง
は中声です。タイ語の声調は意味を区別するため非常に重要です。特にยุค
のように短母音で終わる単語の声調は、日本語話者には掴みにくい場合があります。 - 発音のポイント:
ยุค
のย
(y) は日本語のヤ行の子音に近く、ุ
(u) は「ウ」と「オ」の中間のような音ですが、短母音で短く発音します。ก
(k) は無気音で、ล
(l) は舌を歯茎の裏に軽く触れさせて発音します。ง
(ng) は日本語の「ん」に似た鼻にかかる音です。 - 意味の使い分け:
ยุคกลาง
は基本的に歴史の「中世」を指します。「時代遅れ」という意味合いで使われる場合は、比喩的な表現であり、文脈が重要です。直接的に「時代遅れ」と言いたい場合はล้าสมัย
を使うのが一般的で間違いが少ないです。 - 日本語話者が間違いやすい点:
ยุค
の短母音「u」と高声の組み合わせ。กลาง
のล
(l) とง
(ng) の発音。特にง
は日本語にはない音で、発音練習が必要です。- 声調を意識せず平坦に発音してしまうと、違う意味に聞こえたり、ネイティブに理解してもらえなかったりする可能性があります。
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