【タイ語単語学習】
ありそうな – เป็นไปได้
目標単語
- タイ語: เป็นไปได้
- 日本語: ありそうな、可能性のある、あり得る、可能である
- 英語: likely, possible, probable
基本情報
- 品詞: フレーズ(動詞句として機能することが多い)
- 発音(カタカナ近似): ペン・パイ・ダイ
- 発音記号(学習者向け): bpen bpai dai
- 声調: 中声 → 中声 → 低声
- 【必須】正確な音声: [音声を聞く – ※ここに実際の音声リンクが入ります]
単語の解説
「เป็นไปได้ (bpen bpai dai)」は、直訳すると「〜になることができる」に近い意味合いを持ちますが、全体として「可能である」「あり得る」「可能性のある」という意味で使われるフレーズです。特に、「それはあり得ることだ」というような文脈で頻繁に用いられます。日本語の「ありそうな」という形容詞的なニュアンスを表現する際にも広く使われます。
内訳としては、เป็น (bpen)
が「〜である/〜になる」、ไป (bpai)
が「行く」、ได้ (dai)
が「〜できる/得る」という意味を持ちます。これらが組み合わさることで、「実現可能である」「あり得る状態になる」といった概念を表します。
豊富な例文
- タイ語: มันเป็นไปได้
- 発音(学習者向け): man bpen bpai dai
- 声調: 中声 → 中声 → 中声 → 低声
- 日本語: それはあり得る。/それはありそうなことだ。
- (補足): 最も基本的な使い方で、「それ」という意味の
มัน (man)
と組み合わせて使われます。
- タイ語: เป็นไปได้ว่าเขาจะไม่มา
- 発音(学習者向け): bpen bpai dai waa khao ja mai maa
- 声調: 中声 → 中声 → 低声 → 下降声 → 上昇声 → 中声 → 中声
- 日本語: 彼が来ない可能性もある。/彼が来ないこともあり得る。
- (補足):
ว่า (wâa)
の後に文を続けることで、「〜という可能性」を表現できます。จะ (jà)
は未来を表す助動詞、ไม่ (mâi)
は否定を表します。
- タイ語: คิดว่าเป็นไปได้ไหม
- 発音(学習者向け): kit waa bpen bpai dai mai
- 声調: 高声 → 下降声 → 中声 → 中声 → 低声 → 上昇声
- 日本語: あり得ると思いますか?
- (補足):
คิดว่า (kít wâa)
は「〜と思う」という意味。ไหม (mǎi)
は疑問を表す助詞です。
- タイ語: โอกาสเป็นไปได้สูงมาก
- 発音(学習者向け): oh gaat bpen bpai dai suung maak
- 声調: 中声 → 低声 → 中声 → 中声 → 低声 → 上昇声 → 下降声
- 日本語: 可能性が非常に高い。
- (補足):
โอกาส (oh-gàat)
は「機会、可能性」。สูง (sǔung)
は「高い」。มาก (mâak)
は「とても、非常に」という意味で、強調を表します。
- タイ語: เรื่องนี้เป็นไปได้ยาก
- 発音(学習者向け): reuang nii bpen bpai dai yaak
- 声調: 下降声 → 高声 → 中声 → 中声 → 低声 → 低声
- 日本語: この件は起こりにくい(ありにくい)。
- (補足):
เรื่องนี้ (rʉ̂ang níi)
は「この件、このこと」。ยาก (yâak)
は「難しい」という意味で、เป็นไปได้ยาก
で「起こりにくい、ありにくい」という表現になります。
関連語・派生語
- เป็นไปไม่ได้ (bpen bpai mâi dai): 「あり得ない」「不可能である」。否定の
ไม่ (mâi)
を加えることで、「เป็นไปได้」の反対の意味になります。 - โอกาส (oh-gàat): 「機会」「可能性」。
เป็นไปได้
と似た文脈で「可能性」を意味する名詞として使われます。 - น่าจะเป็น (nâa jà bpen): 「〜だろう」「〜であるはずだ」。推測を表す表現で、「เป็นไปได้」が可能性そのものを示すのに対し、こちらは話し手の推測の確信度を表します。
よく使われる組み合わせ(コロケーション)
- เป็นไปได้ว่า… (bpen bpai dai wâa…): 「〜という可能性がある」「〜ということもあり得る」。具体的な内容を後に続ける際に使います。
- เป็นไปได้สูง (bpen bpai dai sǔung): 「可能性が高い」「あり得る可能性が高い」。高い確率を示します。
- เป็นไปได้น้อย (bpen bpai dai nɔ́ɔi): 「可能性が低い」「あり得る可能性が低い」。低い確率を示します。
- เป็นไปได้ไหม (bpen bpai dai mǎi): 「あり得ますか?」「可能ですか?」。問いかける際に使います。
学習のヒントと注意点
- 連想法:
เป็นไปได้ (bpen bpai dai)
は、「(そのように)なる (bpen) ことに (bpai) 成功する (dai)」というように、それぞれの単語が持つ意味から、全体として「あり得る、可能である」という意味になることを意識すると覚えやすいでしょう。 - 発音:
เป็น (bpen)
とไป (bpai)
の最初のbp
は、タイ語特有の無気音の破裂音です。日本語の「ぺ」や「パイ」のように強く息を吐き出さず、軽く破裂させるような音を意識してください。ได้ (dai)
のd
も同様に無気音です。日本語の「ダ」よりも柔らかく発音するイメージです。
- 声調:
เป็น (bpen)
とไป (bpai)
は中声、ได้ (dai)
は低声です。特にได้
は声調が下がるため、しっかりと下げて発音しないと、例えば「手に入れる」という意味のได้ (dâi)
(下降声)など、他の声調を持つ同音異義語と混同される可能性があります。声調を正確に区別することが、意味を正確に伝える上で非常に重要です。 - 使い方: このフレーズは、単独で「それはあり得ることだ」と述べたり、
เป็นไปได้ว่า...
のように文頭に置いて後に続く文全体が「〜という可能性」を持つことを示したりと、多様な文脈で用いられます。
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