【タイ語単語学習】
陪審;審査員団 – คณะลูกขุน
目標単語
- タイ語: คณะลูกขุน
- 日本語: 陪審;審査員団(特に「陪審団」)
- 英語: jury; panel of judges (specifically “jury”)
基本情報
- 品詞: 名詞(名詞句)
- 発音(カタカナ近似): カナ・ルーク・クン
- 発音記号(学習者向け): ka-ná-lôok-kǔn
- 声調: 中声 → 高声 → 落声 → 上昇声
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単語の解説
この単語 คณะลูกขุน (ka-ná-lôok-kǔn) は、「陪審団」を意味します。 「คณะ (ka-ná)」は「グループ」「団体」「委員会」といった集団を表す接頭語で、「ลูกขุน (lôok-kǔn)」は「陪審員」を意味します。
タイには陪審制度がないため、この言葉は日常生活で頻繁に耳にする単語ではありません。主に外国の法制度(特に欧米)や、そうした陪審制度が登場するニュース記事、映画、ドラマなどの文脈で用いられます。 ユーザーの入力にある「審査員団」の意味では、通常は คณะกรรมการ (ka-ná-gam-gaan) が用いられます。したがって、今回の単語は「陪審団」の意味合いが強いことを理解しておくことが重要です。
豊富な例文
- タイ語: ศาลในอเมริกาใช้ระบบคณะลูกขุนในการพิจารณาคดีอาญา
- 発音(学習者向け): sǎan nai a-mee-rí-gaa chái rá-bòp ká-ná-lôok-kǔn nai gaan-pí-jan-ná-raa ká-dee aa-yaa
- 声調: 上昇声 → 中声 → 中声-中声-高声-中声 → 高声 → 高声-低声 → 中声-高声-落声-上昇声 → 中声 → 中声-低声-中声-中声-中声 → 高声-中声 → 中声-中声
- 日本語: アメリカの裁判所は刑事事件の審理に陪審制度を使っています。
- (補足): ศาล (sǎan): 裁判所、พิจารณาคดี (pí-jan-ná-raa ká-dee): 審理する、อาญา (aa-yaa): 刑事(の)
- タイ語: คณะลูกขุนได้ตัดสินว่าจำเลยมีความผิด
- 発音(学習者向け): ká-ná-lôok-kǔn dâi tàt-sǐn wâa jam-looe mee kwaam-pìt
- 声調: 中声-高声-落声-上昇声 → 高声 → 低声-上昇声 → 落声 → 中声-中声 → 中声 → 上昇声-低声
- 日本語: 陪審団は被告が有罪であると判断しました。
- (補足): ตัดสิน (tàt-sǐn): 判断する、決める、จำเลย (jam-looe): 被告、มีความผิด (mee kwaam-pìt): 有罪である
- タイ語: บทบาทของคณะลูกขุนคือการพิจารณาหลักฐานและข้อเท็จจริง
- 発音(学習者向け): bòt-bàat kɔ̌ɔng ká-ná-lôok-kǔn kʉʉ gaan-pí-jan-ná-raa làk-tǎan lɛ́ kɔ̂ɔ-tét-jing
- 声調: 低声-低声 → 上昇声 → 中声-高声-落声-上昇声 → 中声 → 中声-低声-中声-中声-中声 → 低声-上昇声 → 高声 → 高声-高声-中声
- 日本語: 陪審団の役割は、証拠と事実を検討することです。
- (補足): บทบาท (bòt-bàat): 役割、หลักฐาน (làk-tǎan): 証拠、ข้อเท็จจริง (kɔ̂ɔ-tét-jing): 事実
- タイ語: ภาพยนตร์เรื่องนั้นมีฉากที่คณะลูกขุนกำลังโต้เถียงกัน
- 発音(学習者向け): pâap-pá-yon rʉ̂ʉang nán mee chàak tîi ká-ná-lôok-kǔn gam-lang tôo-tǐiang gan
- 声調: 落声-高声-中声 → 落声 → 高声 → 中声 → 低声 → 落声 → 中声-高声-落声-上昇声 → 中声-中声 → 高声-上昇声 → 中声
- 日本語: その映画には、陪審団が議論しているシーンがあります。
- (補足): ภาพยนตร์ (pâap-pá-yon): 映画、ฉาก (chàak): シーン、โต้เถียง (tôo-tǐiang): 議論する、言い争う
関連語・派生語
- ลูกขุน (lôok-kǔn): 陪審員(個人を指す)
- คณะกรรมการ (ka-ná-gam-gaan): 委員会、審査員団(「審査員団」の意味で「jury」のもう一つの意味に近いですが、より広範な「委員の集まり」を指します)
- กรรมการ (gam-gaan): 委員、審査員、審判(個人を指す)
- ศาล (sǎan): 裁判所
- ผู้พิพากษา (pôo-pí-pâak-sǎa): 裁判官
よく使われる組み合わせ(コロケーション)
- ระบบคณะลูกขุน (rá-bòp ká-ná-lôok-kǔn): 陪審制度 (rá-bòp: 制度)
- คณะลูกขุนตัดสิน (ká-ná-lôok-kǔn tàt-sǐn): 陪審団が判決を下す/判断する
- การเลือกคณะลูกขุน (gaan lʉ̂ʉak ká-ná-lôok-kǔn): 陪審員の選定/選出 (lʉ̂ʉak: 選ぶ)
学習のヒントと注意点
- 発音の注意:
- 「คณะ (ka-ná)」: 最初の ค (k) は無気音、高声の นะ (ná) は日本語の「な」よりも息を抜いて発音し、声調をしっかり上げてください。
- 「ลูกขุน (lôok-kǔn)」:
- 「ลูก (lôok)」の ล (l) は舌先を上の歯茎につける「L」の音で、声調は落声です。
- 「ขุน (kǔn)」の ข (kh) は有気音で、日本語の「く」よりも強く息を吐きながら発音します。声調は上昇声で、語尾の ん (n) は日本語の「ん」よりも鼻にかかる音です。
- 声調の連続:
- ka (中声) – ná (高声) – lôok (落声) – kǔn (上昇声) と、短い単語の中に四つの異なる声調が含まれています。一つ一つの音節の声調を意識して練習することが重要です。特に、落声の lôok から上昇声の kǔn への切り替えは日本語にはないパターンなので、難しいかもしれませんが丁寧に練習しましょう。
- 意味と使用状況:
- この単語は「陪審団」に特化した表現であり、タイでは制度として存在しないため、日常的に使う機会は少ないです。主に「外国の法制度」や「裁判」に関する文脈で登場します。
- もし「審査員団」の意味で使いたい場合は、คณะกรรมการ (ka-ná-gam-gaan) を使うのが適切です。この違いを明確に理解しておくことが重要です。
- 連想法:
- 「คณะ (ka-ná)」は「グループ、団体」を意味する接頭語なので、この語が頭につくと「〜団」となることを覚えましょう。例えば、「คณะแพทย์ (ka-ná-pâet)」は「医師団」、「คณะครู (ka-ná-kroo)」は「教師団」です。
- 「ลูกขุน (lôok-kǔn)」の ลูก (lôok) は「子、子供」という意味もありますが、ここでは「陪審員」という特殊な用法です。この単語は丸ごと「陪審員」と覚えるのが良いでしょう。
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