【タイ語単語学習】
場合 – กรณี
目標単語
- タイ語: กรณี
- 日本語: 場合、ケース、事例
- 英語: case, instance, situation
基本情報
- 品詞: 名詞
- 発音(カタカナ近似): ゴラニー
- 発音記号(学習者向け): gor-ra-nee
- 声調: 中声 → 中声 → 中声
- 【必須】正確な音声: [音声を聞く – ※ここに実際の音声リンクが入ります]
単語の解説
「กรณี (gor-ra-nee)」は、日本語の「場合」「ケース」「事例」に相当する、ややフォーマルなタイ語の単語です。特定の状況や出来事を指す際に使われます。法律やビジネスの文脈、または一般的なニュースなどで耳にすることが多いですが、日常会話でも「〜の場合には」といった形で使われます。 この単語はサンスクリット語に由来しており、「出来事」や「状態」といった意味合いを含みます。
豊富な例文
- タイ語: ในกรณีนี้ คุณควรทำอย่างไร?
- 発音(学習者向け): nai gor-ra-nee nii kun kuuan tam yang-rai
- 声調: 中声 → 中声→中声→低声 → 中声 → 中声 → 低声 → 中声
- 日本語: この場合、あなたはどうすべきですか?
- (補足):
ในกรณี...
で「〜の場合には」という定型的な表現です。ควร
(kuuan) は「〜すべき」。
- タイ語: ในกรณีฉุกเฉิน กรุณากดปุ่มนี้
- 発音(学習者向け): nai gor-ra-nee chuk-choen ga-ru-naa got bpum nii
- 声調: 中声 → 中声→中声→中声 → 低声 → 低声 → 下降声 → 低声 → 中声 → 上昇声
- 日本語: 緊急の場合、このボタンを押してください。
- (補足):
ฉุกเฉิน
(chuk-choen) は「緊急の」。กรุณา
(ga-ru-naa) は「〜してください」という丁寧な依頼。
- タイ語: ถ้าเขาไม่มา จะทำอย่างไรในกรณีนั้น?
- 発音(学習者向け): thaa kao mai maa ja tam yang-rai nai gor-ra-nee nan
- 声調: 下降声 → 上昇声 → 下降声 → 中声 → 低声 → 中声 → 低声 → 中声 → 中声→中声→中声 → 下降声
- 日本語: もし彼が来ない場合、その時どうしますか?
- (補足):
ถ้า
(thaa) は「もし〜なら」という仮定を表す接続詞で、กรณี
と合わせて使われることもあります。ในกรณีนั้น
で「その場合」。
- タイ語: การตอบสนองอาจแตกต่างกันไปในแต่ละกรณี
- 発音(学習者向け): gaan tòp-sa-nŏng àat dtàek-dtàang-gan bpai nai dtèe-là ga-ra-nee
- 声調: 中声 → 低声→上昇声 → 下降声 → 低声→低声→中声 → 中声 → 中声 → 中声→中声→中声
- 日本語: 対応はそれぞれのケースで異なる場合があります。
- (補足):
ตอบสนอง
(tòp-sa-nŏng) は「対応する」。แตกต่างกันไป
(dtàek-dtàang-gan bpai) は「それぞれ異なる」。แต่ละกรณี
(dtèe-là ga-ra-nee) は「それぞれのケース/場合」。
- タイ語: ในกรณีเช่นนี้ เขาต้องรับผิดชอบ
- 発音(学習者向け): nai gor-ra-nee chen-nii kao tong rap-pit-chop
- 声調: 中声 → 中声→中声→低声 → 下降声 → 下降声 → 下降声 → 低声→低声→下降声
- 日本語: このような場合、彼が責任を負います。
- (補足):
เช่นนี้
(chen-nii) は「このような」。ต้อง
(tong) は「〜しなければならない」。รับผิดชอบ
(rap-pit-chop) は「責任を負う」。
関連語・派生語
- ถ้า (thaa): 「もし〜なら」。条件や仮定を表す接続詞で、日本語の「〜の場合」のニュアンスで最も頻繁に使われます。
- เมื่อ (meua): 「〜の時、〜したら」。時間的な状況や条件を表す接続詞です。
- สถานการณ์ (sa-thaan-na-gaan): 「状況、事態」。より広範な「状況」や「情勢」を指す際に使われます。
- เหตุการณ์ (het-gaan): 「出来事、事件」。特定の発生した事柄やイベントを指します。
よく使われる組み合わせ(コロケーション)
- ในกรณี… (nai gor-ra-nee…): 「〜の場合には」
- กรณีฉุกเฉิน (gor-ra-nee chuk-choen): 「緊急事態、緊急の場合」
- กรณีพิเศษ (gor-ra-nee pi-set): 「特別な場合」
- กรณีศึกษา (gor-ra-nee suk-saa): 「ケーススタディ」
学習のヒントと注意点
- 発音の注意点:
กรณี
のก (gor)
は日本語のガ行よりも喉の奥で発音される「カ」と「ガ」の中間のような音です。また、ร (ra)
は巻き舌のRですが、多くのタイ人は発音しないか、日本語のラ行に近い音(ล (la)
と区別しにくい)で発音するため、あまり気にしすぎず、自然な発音を聞き取れるように心がけましょう。ณ (na)
は日本語のナ行に近い音です。 - 声調の覚え方: 全ての音節が中声なので、比較的覚えやすい単語です。平坦なトーンで発音することを意識しましょう。
- 使い分けのヒント: 日本語の「場合」は非常に広い意味を持ちますが、タイ語で「もし〜なら」という仮定の条件を述べる場合は、通常
ถ้า (thaa)
を使うことが多いです。「กรณี」は、ある特定の「ケース」や「事例」を指す際に使われる、ややフォーマルな単語だと理解すると良いでしょう。日常会話で単純に「もし〜なら」と言いたい場合はถ้า
を使うのが自然です。 - 日本語話者が間違いやすい点: 日本語の「場合」の感覚で何でも
กรณี
を使ってしまうと、不自然に聞こえることがあります。特に「もし〜なら」の仮定の文脈ではถ้า
を優先的に使うことを意識してください。
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