【タイ語単語学習】
innocent : 無罪の;無邪気な;無知の – บริสุทธิ์
目標単語
- タイ語: บริสุทธิ์
- 日本語: 無罪の、無邪気な、純粋な
- 英語: innocent, pure, clean, guiltless
基本情報
- 品詞: 形容詞
- 発音(カタカナ近似): ボリスット
- 発音記号(学習者向け): bɔ̄-rí-sùt
- 声調: 中声 → 中声 → 低声
- 【必須】正確な音声: [音声を聞く – ※ここに実際の音声リンクが入ります]
単語の解説
「บริสุทธิ์ (bɔ̄-rí-sùt)」は、もともと「純粋な」「清らかな」という状態を表す言葉です。物理的な汚れがないことだけでなく、精神的な汚れがないこと、つまり「潔白さ」や「無罪」を意味します。また、世間知らずで悪意や経験に染まっていない「無邪気さ」や「純真さ」のニュアンスも持ちます。広い意味で「汚れていない状態」を指す、非常に汎用性の高い形容詞です。 この単語はサンスクリット語由来で、「บริ- (bɔ̄-rí-)」は「完全に、全く」、「สุทธิ์ (sùt)」は「清い、純粋な」という意味が組み合わさってできています。
豊富な例文
- タイ語: เขาเป็นคนบริสุทธิ์ ไม่ได้ทำความผิดนั้น
- 発音(学習者向け): káo pen kon bɔ̄-rí-sùt mâi dâai tam kwaam pìt nán
- 声調: 上昇声 → 中声 → 中声 → 中声 → 中声 → 低声 → 下降声 → 中声 → 下降声 → 高声
- 日本語: 彼は無罪だ、その罪を犯していない。
- (補足): 裁判などで「無罪」を意味する際に使われます。「ทำความผิด (tam kwaam pìt)」は「罪を犯す」というフレーズです。
- タイ語: เด็กคนนี้มีความบริสุทธิ์มาก
- 発音(学習者向け): dèk kon níi mii kwaam bɔ̄-rí-sùt mâak
- 声調: 低声 → 中声 → 高声 → 中声 → 中声 → 低声 → 下降声
- 日本語: この子はとても純粋だ(無邪気だ)。
- (補足): 「ความบริสุทธิ์ (kwaam bɔ̄-rí-sùt)」は「純粋さ、無邪気さ」という名詞形です。子供の純真さを表す際によく使われます。
- タイ語: น้ำที่ไหลมาจากภูเขาบริสุทธิ์มาก
- 発音(学習者向け): náam tîi lǎi maa jàak pʰuu káo bɔ̄-rí-sùt mâak
- 声調: 高声 → 下降声 → 上昇声 → 中声 → 低声 → 高声 → 中声 → 中声 → 低声 → 下降声
- 日本語: 山から流れてくる水はとても清らかだ。
- (補足): 物理的な「清らかさ」や「純粋さ」を表現する際にも使われます。
- タイ語: เธอมีจิตใจบริสุทธิ์
- 発音(学習者向け): tʰəə mii jìt jai bɔ̄-rí-sùt
- 声調: 中声 → 中声 → 低声 → 中声 → 中声 → 低声
- 日本語: 彼女は心が清らかだ(純粋だ)。
- (補足): 「จิตใจ (jìt jai)」は「心、精神」を意味し、心の清らかさを表現する際に使われます。
- タイ語: เขาบริสุทธิ์เกินไปที่จะเข้าใจเรื่องแบบนี้
- 発音(学習者向け): káo bɔ̄-rí-sùt gəən pai tîi jà kâo jai rʉ̂aŋ bɛ̀ɛp níi
- 声調: 上昇声 → 中声 → 中声 → 低声 → 中声 → 中声 → 低声 → 下降声 → 下降声 → 高声
- 日本語: 彼は純粋すぎて、こんなことを理解できない。
- (補足): 「บริสุทธิ์เกินไป (bɔ̄-rí-sùt gəən pai)」で「純粋すぎる」という意味になり、結果的に「世間知らず」や「無知」に近いニュアンスを持つことがあります。
関連語・派生語
- ความบริสุทธิ์ (kwaam bɔ̄-rí-sùt): 純粋さ、無邪気さ(「บริสุทธิ์」の名詞形)
- ไร้เดียงสา (rái diang-sǎa): 無邪気な、世間知らずの(「無邪気な」の類義語で、特に子供の純真さを表す)
- บริสุทธิ์ใจ (bɔ̄-rí-sùt jai): 潔白な心、純粋な心(「心」を意味する「ใจ (jai)」と組み合わさった表現)
- มลทิน (mon-tin): 不純物、汚点、不名誉(「บริสุทธิ์」の対義語)
よく使われる組み合わせ(コロケーション)
- จิตใจบริสุทธิ์ (jìt jai bɔ̄-rí-sùt): 純粋な心、清らかな心
- น้ำบริสุทธิ์ (náam bɔ̄-rí-sùt): 純粋な水、清らかな水
- อากาศบริสุทธิ์ (aa-gàat bɔ̄-rí-sùt): 澄んだ空気、清浄な空気
- บริสุทธิ์ผุดผ่อง (bɔ̄-rí-sùt pùt pɔ̂ɔng): (強調して)非常に純粋で輝かしい(特に肌や心に対して使われる慣用表現)
学習のヒントと注意点
- 連想法(ニーモニック): 「ボリっと剥がす」→「汚れがボリっと剥がれて純粋になる」のように、何かを剥がしてきれいにするイメージと結びつけると覚えやすいかもしれません。
- 発音と声調のポイント:
- 「บริสุทธิ์」は、タイ語スクリプト上は3音節(บอ-ริ-สุด)ですが、実際の発音では「ボリ」と「スット」のように2音節(bɔ̄-rí-sùt)で発音されることが多いです。
- 声調は、
บอ (bɔ̄)
が中声、ริ (rí)
が中声、สุทธิ์ (sùt)
が低声です。特に最後の「สุทธิ์」が低声になる点、そして末尾の「ทธ์」は発音されない黙字(もくじ)である点に注意しましょう。日本語話者は「ト」と発音したくなりますが、発音せずに止める形になります。
- 意味の使い分け: 「無罪の」「無邪気な」「純粋な」と複数の意味を持つため、文脈によって適切な意味を理解することが重要です。例えば、法的な文脈では「無罪」、子供に対しては「無邪気」、水や空気に対しては「清らか」といった具合です。
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