【タイ語単語学習】
出来事,事件;紛争 – เหตุการณ์
目標単語
- タイ語: เหตุการณ์
- 日本語: 出来事、事件、状況
- 英語: event, incident, situation, occurrence
基本情報
- 品詞: 名詞
- 発音(カタカナ近似): ヘーッ(ト)・ガーン
- 発音記号(学習者向け): hèet-gaan
- 声調: 低声 → 中声
- 【必須】正確な音声:
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単語の解説
「เหตุการณ์ (hèet-gaan)」は、特定の時間や場所で発生した「出来事」「事件」「状況」を指す一般的な名詞です。良いことも悪いことも含め、何らかの事態や出来事を表現する際に広く用いられます。
この単語は二つの要素から成り立っています。 – 「เหตุ (hèet)」:原因、理由、事柄 – 「การณ์ (gaan)」:事柄、状況、時間、行事
これらが組み合わさることで、「何らかの原因によって生じた事柄、状況」という意味合いを持ち、「出来事」や「事件」という意味になります。ニュース記事や公式な文脈でよく使われますが、日常会話でも特定の出来事について話す際に使用されます。
豊富な例文
- タイ語: เกิดเหตุการณ์ไม่คาดฝันขึ้นเมื่อวานนี้
- 発音(学習者向け): gə̀ət hèet-gaan mâi khâat fǎn khʉ̂n mʉ̂a waan níi
- 声調: 低声 → 低声 中声 高声 上昇声 下降声 中声 高声
- 日本語: 昨日、予期せぬ出来事が発生しました。
- (補足):
เกิด
(gə̀ət) は「起こる、発生する」という意味で、出来事や事件が起こる際に非常によく使われる動詞です。ไม่คาดฝัน
(mâi khâat fǎn) は「予期せぬ、思いがけない」という形容詞です。
- タイ語: เหตุการณ์นี้เป็นจุดเปลี่ยนสำคัญในประวัติศาสตร์
- 発音(学習者向け): hèet-gaan níi bpen jùt bplìan sǎm-khan nai bprà-wàt-dtì-sàat
- 声調: 低声 → 中声 高声 中声 下降声 中声 上昇声 低声 中声 中声 低声 下降声
- 日本語: この出来事は歴史における重要な転換点です。
- (補足):
จุดเปลี่ยน
(jùt bplìan) は「転換点」、สำคัญ
(sǎm-khan) は「重要な」、ประวัติศาสตร์
(bprà-wàt-dtì-sàat) は「歴史」を意味します。歴史的な出来事を指す際によく使われます。
- タイ語: คุณต้องเตรียมตัวให้พร้อมสำหรับเหตุการณ์ฉุกเฉิน
- 発音(学習者向け): khun dtɔ̂ng dtriam dtuua hâi phrɔ́ɔm sǎm-ràp hèet-gaan chùk-chə̌ən
- 声調: 中声 下降声 中声 中声 下降声 高声 高声 下降声 低声 → 中声 上昇声 上昇声
- 日本語: あなたは緊急事態に備えて準備しておく必要があります。
- (補足):
เตรียมตัวให้พร้อม
(dtriam dtuua hâi phrɔ́ɔm) は「準備を整える」、สำหรับ
(sǎm-ràp) は「~のために」、ฉุกเฉิน
(chùk-chə̌ən) は「緊急の、非常事態の」という意味で、เหตุการณ์ฉุกเฉิน
で「緊急事態」となります。
- タイ語: ตำรวจกำลังสอบสวนเหตุการณ์ปล้นธนาคาร
- 発音(学習者向け): dtam-rùat gam-lang sɔ̀ɔp-sǔuan hèet-gaan bplôn tá-naa-khaan
- 声調: 中声 下降声 中声 中声 下降声 上昇声 低声 → 中声 下降声 中声 中声
- 日本語: 警察は銀行強盗事件を捜査しています。
- (補足):
ตำรวจ
(dtam-rùat) は「警察」、กำลัง
(gam-lang) は現在進行形を示す助動詞、สอบสวน
(sɔ̀ɔp-sǔuan) は「捜査する」、ปล้นธanaคาร
(bplôn tá-naa-khaan) は「銀行強盗」です。犯罪に関する「事件」の文脈です。
関連語・派生語
- เหตุ (hèet): 原因、理由、事柄。
เหตุการณ์
の構成要素であり、単独でも使われます。 - สถานการณ์ (sà-thǎan-ná-gaan): 状況、事態。
สถาน
(場所、状態)とการณ์
の組み合わせで、「現在の状態や様子」を指す場合に多く使われます。 - เรื่อง (rʉ̂ang): 話、事柄、出来事。
เหตุการณ์
よりもカジュアルで、日常会話で「あのこと」「その件」のように、特定の出来事を指す場合にも広く使われます。 - คดี (ká-dii): (法的な)事件、訴訟。犯罪や法的な争いに関連する「事件」を指す場合に用いられます。
よく使われる組み合わせ(コロケーション)
- เหตุการณ์สำคัญ (hèet-gaan sǎm-khan): 重要な出来事/事件
- เหตุการณ์ไม่คาดฝัน (hèet-gaan mâi khâat fǎn): 予期せぬ出来事
- เหตุการณ์ฉุกเฉิน (hèet-gaan chùk-chə̌ən): 緊急事態
- สถานการณ์ปัจจุบัน (sà-thǎan-ná-gaan bpàt-ju-ban): 現在の状況(
เหตุการณ์
とสถานการณ์
は意味合いが近いですが、สถานการณ์
の方がより広範な「状況」を指します)
学習のヒントと注意点
- 覚え方(ニーモニック): 「
เหตุ
(原因) +การณ์
(事柄) = 出来事」。何か「原因」があって起こった「事柄」が「出来事」である、と覚えると良いでしょう。 - 発音の注意点:
เหตุ
のต
は、語末の子音で発音されない(破裂音で止める)ため、「ヘーッ」というように、喉の奥で音を止めるように発音します。日本語の「ト」のように完全に発音しないよう注意してください。- 声調は「低声 → 中声」です。どちらの音節も声調が下降しないため、落ち着いたトーンで発音することを意識しましょう。
- 使い分けのヒント:
เหตุการณ์
は、ニュースなどで報じられるような、客観的で具体的な「出来事」や「事件」に使うことが多いです。- 日常会話で、より個人的な「(あの)こと」「話」を指す場合は、
เรื่อง
(rʉ̂ang) を使う方が自然な場面も多いです。例えば、「昨日何があったの?」と聞く際にเกิดอะไรขึ้นเมื่อวานนี้
(gə̀ət a-rai khʉ̂n mʉ̂a waan níi) やมีเรื่องอะไรเมื่อวานนี้
(mii rʉ̂ang a-rai mʉ̂a waan níi) と言うことができます。
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