【タイ語単語学習】
impress : を感動させる;に印象を与える – ประทับใจ
目標単語
- タイ語: ประทับใจ
- 日本語: 感動する、感銘を受ける、心に刻む
- 英語: to be impressed, to be deeply moved, to make an impression
基本情報
- 品詞: 動詞 / 形容詞
- 発音(カタカナ近似): プラタプチャイ
- 発音記号(学習者向け): prà-tháp-jai
- 声調: 中声 → 低声 → 中声
- 【必須】正確な音声: [音声を聞く – ※ここに実際の音声リンクが入ります]
単語の解説
「ประทับใจ (prà-tháp-jai)」は、直訳すると「心に刻む」「心に印す」という意味合いを持つタイ語の単語です。ここでの「ประทับ (prà-tháp)」は「刻む、押す、印す」といった動詞で、「ใจ (jai)」は「心」を意味します。この二つが合わさることで、「心に深く刻み込まれる」「感銘を受ける」「感動する」といった意味になります。
この単語自体は「~に感動する」「~に感銘を受ける」といった、感情を抱く側の自動詞的な用法でよく使われます。日本語の「~を感動させる」「~に印象を与える」という他動詞的なニュアンスで使いたい場合は、以下のように使役形や名詞形と組み合わせるのが一般的です。 * ทำให้ประทับใจ (tham-hâi prà-tháp-jai): 直訳「~を感動させる」、より能動的に「~に感銘を与える」 * สร้างความประทับใจ (sâang kwaam prà-tháp-jai): 直訳「感動(良い印象)を作る」、つまり「良い印象を与える」
豊富な例文
- タイ語: ฉันประทับใจภาพยนตร์เรื่องนี้มาก
- 発音(学習者向け): chǎn prà-tháp-jai pâap-pá-yon rʉ̂ang níi mâak
- 声調: 上昇声 → 中声-低声-中声 → 下降声-中声-下降声 → 下降声
- 日本語: 私はこの映画にとても感動しました。
- (補足): 最も一般的な「~に感動する」という自動詞的な使われ方です。
- タイ語: การแสดงของเธอทำให้ผู้ฟังประทับใจอย่างมาก
- 発音(学習者向け): kaan sǎ-daeng khɔ̌ɔng thəə tham-hâi phûu-fang prà-tháp-jai yàang mâak
- 声調: 中声-上昇声 → 上昇声-中声 → 下降声-低声 → 低声-中声 → 下降声-低声-中声 → 下降声
- 日本語: 彼女のパフォーマンスは、聴衆をとても感動させました。
- (補足): 「ทำให้ (tham-hâi)」を使って「~を感動させる」という他動詞的な意味を表現しています。
- タイ語: บริการที่ยอดเยี่ยมของโรงแรมสร้างความประทับใจให้ลูกค้า
- 発音(学習者向け): bɔɔ-rí-kaan thîi yɔ̂ɔt-yîam khɔ̌ɔng rong-raem sâang kwaam prà-tháp-jai hâi lûuk-kháa
- 声調: 中声-中声-中声 → 下降声-下降声 → 上昇声-上昇声 → 下降声-中声 → 下降声-低声-中声 → 下降声-下降声
- 日本語: そのホテルの素晴らしいサービスは、顧客に良い印象を与えました。
- (補足): 「สร้างความประทับใจ (sâang kwaam prà-tháp-jai)」で「良い印象を与える、感動を生み出す」という表現です。
- タイ語: ตอนที่มาเที่ยวเมืองไทยครั้งแรก ฉันประทับใจในความอบอุ่นของผู้คนมาก
- 発音(学習者向け): tɔɔn thîi maa thîao mʉang-thai khráng râek, chǎn prà-tháp-jai nai kwaam ɔ̀p-ùn khɔ̌ɔng phûu-khon mâak
- 声調: 中声-下降声-中声-下降声-中声-中声 → 上昇声-低声-中声-中声-上昇声-上昇声 → 上昇声-低声-中声-中声-下降声
- 日本語: 初めてタイを訪れた時、私は人々の温かさにとても感動しました。
- (補足): 「ประทับใจใน… (prà-tháp-jai nai…)」で「~において感動する」という使われ方です。
- タイ語: โปรดนำเสนอไอเดียที่จะประทับใจคณะกรรมการ
- 発音(学習者向け): pròot nam-sǎ-nəə ai-dia thîi jà prà-tháp-jai khá-ná kam-má-gaan
- 声調: 低声 → 中声-上昇声-中声 → 中声-中声 → 低声 → 中声-低声-中声 → 下降声-下降声-中声-中声-中声
- 日本語: 審査員を感動させるアイデアを提案してください。
- (補足): この例文では「~を感動させる」という目的語を伴う動詞として「ประทับใจ」が使われています。文脈によって「ทำให้」を省略できる場合もあります。
関連語・派生語
- ความประทับใจ (kwaam prà-tháp-jai): 感動、感銘、印象(名詞形。「ความ (kwaam)」を前につけることで、形容詞や動詞を名詞化します。)
- ประทับ (prà-tháp): (心に)刻む、印す、押す、スタンプする(「ประทับใจ」の動詞部分で、単独でも使われます。)
- ซาบซึ้ง (sâap-sʉ́ng): (深く)感動する、感謝する、しみじみと感じる(「ประทับใจ」よりも、感謝や共感の気持ちがより強く含まれる感動を表します。)
- ตื้นตันใจ (tʉ̂n-tan-jai): 胸がいっぱいになる、感極まる(感情がこみ上げて言葉にならないような感動を表します。)
よく使われる組み合わせ(コロケーション)
- ทำให้ประทับใจ (tham-hâi prà-tháp-jai): 〜を感動させる、〜に感銘を与える
- สร้างความประทับใจ (sâang kwaam prà-tháp-jai): 良い印象を作る、感動を与える
- ประทับใจมาก (prà-tháp-jai mâak): とても感動する
- ประทับใจใน… (prà-tháp-jai nai…): 〜に感動する(対象や内容を示す)
- ประสบการณ์ที่น่าประทับใจ (prà-sòp-kaan thîi nâa prà-tháp-jai): 印象的な経験(「น่า (nâa)」は「~するに値する」「~すべきである」という意味で、ここでは「感動させるに値する」→「感動的な」となります。)
学習のヒントと注意点
- 語源からの理解: 「ประทับใจ」は「心を刻む」と直訳できるため、意味を覚えやすいでしょう。心に何かが深く刻み込まれるイメージで捉えましょう。
- 他動詞的な表現: 日本語の「~を感動させる」という他動詞的な表現をしたい場合、「ทำให้ประทับใจ」や「สร้างความประทับใจ」を使うのが自然です。「ประทับใจ」単独では「~が感動する」という自動詞的な使われ方が主です。
- 発音と声調:
- ประ (prà): 中声です。「ป (中子音) + ร (低子音)」の複合子音は中子音として扱われます。
- ทับ (tháp): 低声です。「ท (低子音) + 短母音 + 死音 (บ)」の組み合わせなので、低声になります。
- ใจ (jai): 中声です。「จ (中子音) + 特殊母音 ใ」の組み合わせなので、中声になります。日本語話者は「チャイ」と発音しがちですが、「ジャイ」のように「j」の音を意識し、声調が中声であることに注意しましょう。
- R音の発音: 「ประ (prà)」の「ร (r)」の音は、日本語のラ行とは異なるタイ語特有の巻き舌の音です。正確な発音は難しいですが、舌を上顎に触れさせずに発音する練習を意識しましょう。慣れないうちは「パ」に近い音でも伝わりますが、練習あるのみです。
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