【タイ語単語学習】
import – นำเข้า (nam kâo)
目標単語
- タイ語: นำเข้า
- 日本語: 輸入する、持ち込む、取り入れる
- 英語: import, bring in, introduce
基本情報
- 品詞: 動詞(複合動詞)
- 発音(カタカナ近似): ナム カオ
- 発音記号(学習者向け): nam kâo
- 声調: 中声 → 下降声
- 【必須】正確な音声:
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単語の解説
「นำเข้า (nam kâo)」は、外から何かを中へ持ってくる、取り入れるという意味を持つ複合動詞です。 「นำ (nam)」は「持っていく、導く」という意味の動詞、「เข้า (kâo)」は「入る、中へ」という意味の方向を表す言葉です。これらが組み合わさることで、「中へ持ってくる」→「輸入する」という具体的な意味が形成されます。
最も一般的には、貿易において「商品を外国から自国へ輸入する」という文脈で使われます。また、比喩的に技術、文化、情報などを「取り入れる」「導入する」という意味でも用いられることがあります。
豊富な例文
- タイ語: ประเทศไทยนำเข้ารถยนต์จากญี่ปุ่น
- 発音(学習者向け): prà-têet tai nam kâo rót-yon jàak yîi-pùn
- 声調: 低声 → 中声 → 下降声 → 低声 → 高声 → 下降声 → 低声 → 低声 → 下降声
- 日本語: タイは日本から車を輸入しています。
- (補足): 「ประเทศไทย (prà-têet tai)」は「タイ国」、「รถยนต์ (rót-yon)」は「車」、「จาก (jàak)」は「~から」という意味です。
- タイ語: คุณต้องเสียภาษีนำเข้า
- 発音(学習者向け): kun dtông sǐa paa-sǐi nam kâo
- 声調: 中声 → 下降声 → 上昇声 → 中声 → 上昇声 → 中声 → 下降声
- 日本語: あなたは輸入税を支払わなければなりません。
- (補足): 「เสีย (sǐa)」は「支払う」、「ภาษี (paa-sǐi)」は「税金」という意味です。
- タイ語: สินค้านั้นนำเข้าไม่ได้
- 発音(学習者向け): sǐn-káa nán nam kâo mâi dâi
- 声調: 上昇声 → 高声 → 高声 → 中声 → 下降声 → 下降声 → 下降声
- 日本語: その製品は輸入できません。
- (補足): 「สินค้า (sǐn-káa)」は「製品、商品」、「ไม่ได้ (mâi dâi)」は「~できない」という否定の表現です。
- タイ語: การนำเข้าข้อมูลใช้เวลานาน
- 発音(学習者向け): gaan nam kâo kôo-muun chái wee-laa naan
- 声調: 中声 → 中声 → 下降声 → 下降声 → 中声 → 高声 → 中声 → 中声 → 中声
- 日本語: データを取り込むのに時間がかかります。
- (補足): 「การ (gaan)」は動詞を名詞化する接頭辞。「ข้อมูล (kôo-muun)」は「データ、情報」、「ใช้เวลา (chái wee-laa)」は「時間がかかる」、「นาน (naan)」は「長い」という意味です。データや情報を「取り込む」という意味でも使われます。
関連語・派生語
- ส่งออก (sòng ɔ̀ɔk): 輸出する(「นำเข้า」の対義語。「ส่ง (sòng) = 送る」+「ออก (ɔ̀ɔk) = 外へ」)
- นำ (nam): 持っていく、導く(「นำเข้า」の一部)
- เข้า (kâo): 入る、中へ(「นำเข้า」の一部)
- สินค้าเข้า (sǐn-káa kâo): 輸入製品、輸入品(輸入された品物)
- ผู้นำเข้า (pûu nam kâo): 輸入業者、輸入者(輸入を行う人)
よく使われる組み合わせ(コロケーション)
- นำเข้าน้ำมัน (nam kâo nám-man): 石油を輸入する
- นำเข้าสินค้า (nam kâo sǐn-káa): 商品を輸入する
- ภาษีนำเข้า (paa-sǐi nam kâo): 輸入税
学習のヒントと注意点
- 構成を理解する: 「นำเข้า」は「持ってくる(นำ)+ 中へ(เข้า)」という構成であることを理解すると、意味を覚えやすくなります。これにより、「外国から自分の国へ何かを持ってくる」というイメージがつきやすいでしょう。
- 発音の注意点:
- นำ (nam): 日本語の「ナム」とは異なり、舌が上顎の前方に触れる「n」の音から始まります。母音は日本語の「ア」に近いですが、口の形が少し異なります。声調は中声です。
- เข้า (kâo): この音節は特に注意が必要です。「k」の音は日本語の「カ」よりも息を強く出す破裂音に近いです。母音は「ao」という二重母音で、口を大きく開け、喉の奥から発音するようなイメージです。そして、最も重要なのが下降声です。高いところから急激に声が下がるように発音します。日本語の「カオ」とは全く異なる響きになるため、音声で何度も確認し、模倣するように練習してください。
- 日本語話者が間違いやすい点: 「ナ」や「カ」の発音は日本語のカナに引きずられがちですが、タイ語の発音はより口の奥や喉を使って出す音が多いです。特に「เข้า (kâo)」の下降声は、日本語にはない音調なので、意識的に練習しないと平坦な発音になりがちです。声調が間違っていると、意味が通じない、または別の単語と誤解される可能性があります。
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