【タイ語単語学習】
湿気のある – ชื้น
目標単語
- タイ語: ชื้น
- 日本語: 湿気のある、湿った
- 英語: humid, damp, moist
基本情報
- 品詞: 形容詞
- 発音(カタカナ近似): チューン
- 発音記号(学習者向け): cheún
- 声調: 上声
- 【必須】正確な音声: [音声を聞く – ※ここに実際の音声リンクが入ります]
単語の解説
「ชื้น (cheún)」は、何かが「湿っている」「湿気を帯びている」「湿気がある」といった状態を表す形容詞です。空気、地面、衣類、壁など、様々なものが湿気を帯びた状態にあるときに使われます。 ただ単に湿っているだけでなく、「しめっぽい」「じめじめしている」といった、やや不快なニュアンスを含むこともありますが、土壌が適度に湿っているなど、ポジティブな文脈でも使用されます。
豊富な例文
- タイ語: อากาศวันนี้ชื้นมาก
- 発音(学習者向け): à-kàat wan-níi cheún mâak
- 声調: 低声-低声 → 中声-上昇声 → 上声 → 崩壊声
- 日本語: 今日の空気はとても湿気がある。
- (補足):
อากาศ
(à-kàat) は「空気」、วันนี้
(wan-níi) は「今日」、มาก
(mâak) は「とても」という意味です。
- タイ語: พื้นดินยังชื้นอยู่
- 発音(学習者向け): peun din yang cheún yùu
- 声調: 高声 → 中声 → 中声 → 上声 → 低声
- 日本語: 地面はまだ湿っている。
- (補足):
พื้นดิน
(peun din) は「地面、土」を表し、ยัง...อยู่
(yang…yùu) で「まだ〜している」という継続の状態を示します。
- タイ語: เสื้อผ้าที่ตากไว้ยังชื้นอยู่เลย
- 発音(学習者向け): seûa-pâa tîi tàak wái yang cheún yùu looei
- 声調: 崩壊声-崩壊声 → 崩壊声 → 低声-上昇声 → 中声 → 上声 → 低声 → 中声
- 日本語: 干しておいた服がまだ湿っぽい。
- (補足):
เสื้อผ้า
(seûa-pâa) は「服、衣類」、ตากไว้
(tàak wái) は「干しておく」という意味です。เลย
(looei) は文末に置いて強調や確認のニュアンスを加えます。
- タイ語: ห้องนี้อับชื้นมากเลย
- 発音(学習者向け): hông níi àp-cheún mâak looei
- 声調: 崩壊声 → 高声 → 低声-上声 → 崩壊声 → 中声
- 日本語: この部屋はとてもじめじめしている。
- (補足):
อับชื้น
(àp-cheún) は「じめじめしてカビ臭い、風通しが悪く湿気がこもっている」という、より不快な湿気を表す言葉です。
- タイ語: ดินปลูกต้นไม้ต้องชื้นเสมอ
- 発音(学習者向け): din plùuk tôn-mái dtông cheún sà-mǒe
- 声調: 中声 → 低声 → 崩壊声-高声 → 崩壊声 → 上声 → 低声-疑問声
- 日本語: 植物を植える土は常に湿っている必要がある。
- (補足):
ดินปลูกต้นไม้
(din plùuk tôn-mái) は「植木鉢の土」や「栽培用の土」を指します。ต้อง
(dtông) は「〜する必要がある」、เสมอ
(sà-mǒe) は「常に」という意味です。
関連語・派生語
- อับชื้น (àp cheún): じめじめした、カビ臭い。
ชื้น
よりも、風通しが悪く不快な湿気を強く表します。 - ความชื้น (khwaam cheún): 湿度、湿気(名詞)。「ความ」を接頭語としてつけて名詞化しています。
- เปียก (pìak): 濡れた、びしょ濡れの。
ชื้น
よりも濡れ度合いが高く、水滴がはっきりとわかるような状態を指します。 - แห้ง (hâeng): 乾いた、乾燥した(対義語)。
よく使われる組み合わせ(コロケーション)
- อากาศชื้น (à-kàat cheún): 湿気のある空気
- พื้นชื้น (peun cheún): 湿った地面
- ผ้าชื้น (pâa cheún): 湿っぽい布
- ความชื้นสัมพัทธ์ (khwaam cheún sam-pát): 相対湿度
学習のヒントと注意点
- 発音と声調:
- 「ช (ch)」は日本語の「ち」と似ていますが、舌先を上顎にあまりつけず、息を強く吐き出すように発音します。
- 「ื (eu)」は日本語にはない母音です。口を横に広げ、舌をやや平らにして「ウ」と発音するイメージです。口を丸めると「ウー」になりますが、こちらは少し異なります。
- 「ชื้น (cheún)」は上声です。音の高さが一度上がり、そのままたかめに保たれる声調です。日本語にはない声調なので、特に意識して練習しましょう。
- 「ชื้น」と「เปียก」の使い分け:
ชื้น (cheún)
は「湿気がある」「湿っぽい」といった、まだ完全に濡れてはいないが湿っている状態を指します。เปียก (pìak)
は「濡れた」「びしょ濡れ」といった、水に触れて水滴が目に見えるほど濡れている状態を指します。例えば、雨に打たれた服は「เปียก」、湿気の多い日に干したままの服は「ชื้น」です。
- 連想法(ニーモニック): 「チューン(ちゅーん)と鳴くカエルの声が聞こえる、じめじめした(ชื้น)田んぼ」のように、日本語の響きと関連させて覚えるのも良いでしょう。
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