【タイ語単語学習】
hate : をひどく嫌う;を残念に思う – เกลียด
目標単語
- タイ語: เกลียด
- 日本語: ひどく嫌う、憎む
- 英語: hate, detest
基本情報
- 品詞: 動詞
- 発音(カタカナ近似): グリーアット
- 発音記号(学習者向け): glìat
- 声調: 低声
- 【必須】正確な音声: [音声を聞く – ※ここに実際の音声リンクが入ります]
単語の解説
「เกลียด (glìat)」は、人、物、行動、状況など、さまざまな対象に対して強い嫌悪感や憎悪を表現する際に使われる動詞です。日本語の「嫌う」よりも英語の “hate” に近く、より強い感情を表します。単なる「好きではない」や「不満がある」といった軽いニュアンスには「ไม่ชอบ (mâi chɔ̂ɔp)」が使われることが一般的です。
入力の「を残念に思う」というニュアンスについては、「เกลียด」が直接的に「残念に思う」という意味を持つわけではありません。しかし、「嫌な結果を招くこと」や「好ましくない状況」に対して「嫌いだ」「憎い」という感情を表現することで、間接的にその結果や状況への不満、失望感をにじませることがあります。例えば、「雨が降るのが嫌いだ」という表現は、雨が降ること自体を残念に思う気持ちにもつながるかもしれませんが、この単語の核となる意味はあくまで「嫌悪」であると理解してください。
豊富な例文
- タイ語: ผมเกลียดคนโกหก
- 発音(学習者向け): pǒm glìat kon goh-hòk
- 声調: 上昇声 → 低声 → 中声 → 低声
- 日本語: 私は嘘つきが嫌いです。
- (補足): 「คนโกหก (kon goh-hòk)」は「嘘をつく人、嘘つき」を意味します。人に対する強い嫌悪を表す典型的な例です。
- タイ語: เขาเกลียดอาหารรสเผ็ด
- 発音(学習者向け): káo glìat aa-hǎan rót pèt
- 声調: 上昇声 → 低声 → 上昇声 → 中声 → 低声
- 日本語: 彼は辛い食べ物が嫌いです。
- (補足): 「อาหารรสเผ็ด (aa-hǎan rót pèt)」は「辛い味の食べ物」を意味します。特定の食べ物や味に対する嫌悪感です。
- タイ語: ฉันเกลียดการรอคอย
- 発音(学習者向け): chán glìat gaan rɔɔ kɔɔi
- 声調: 上昇声 → 低声 → 中声 → 中声 → 中声
- 日本語: 私は待つのが嫌いです。
- (補足): 「การรอคอย (gaan rɔɔ kɔɔi)」は「待つこと、待ち時間」という行為や状況を名詞化したものです。特定の行為に対する嫌悪を表します。
- タイ語: ทำไมคุณถึงเกลียดวันจันทร์ขนาดนั้น
- 発音(学習者向け): tam-mai kun tʉ̌ng glìat wan jan kà-nàat nán
- 声調: 中声 → 上昇声 → 中声 → 上昇声 → 低声 → 低声 → 中声 → 低声 → 上昇声
- 日本語: どうしてあなたはそんなに月曜日が嫌いなんですか?
- (補足): 「วันจันทร์ (wan jan)」は「月曜日」。「ขนาดนั้น (kà-nàat nán)」は「そんなに、それほど」を意味し、嫌悪の度合いを強調しています。
- タイ語: พวกเขาเกลียดสงคราม
- 発音(学習者向け): pûak káo glìat sǒng-kraam
- 声調: 降下声 → 上昇声 → 低声 → 上昇声 → 中声
- 日本語: 彼らは戦争を憎んでいます。
- (補足): 「สงคราม (sǒng-kraam)」は「戦争」。「憎む」という強い感情を表す文脈で使われます。
関連語・派生語
- ไม่ชอบ (mâi chɔ̂ɔp): 好きではない、嫌い(「เกลียด」より軽い感情、単なる不満や好みではないこと)
- รังเกียจ (rang-gìat): 忌み嫌う、嫌悪する(「เกลียด」と同程度か、より強い、倫理的な嫌悪感や生理的な嫌悪感を含むこともある)
- ชอบ (chɔ̂ɔp): 好き(対義語)
- รัก (rák): 愛する(対義語)
- ความเกลียด (kwaam glìat): 憎悪、嫌悪(名詞形。「ความ」は動詞や形容詞を名詞化する接頭辞)
よく使われる組み合わせ(コロケーション)
- เกลียดมาก (glìat mâak): とても嫌い、大嫌い
- เกลียดเข้าไส้ (glìat kâo sâi): 骨の髄まで嫌い、心底嫌い(非常に強い嫌悪を表す慣用句)
- เกลียดชัง (glìat chang): 憎悪する(「憎む」という感情を強調する際に使われる、やや文学的な表現)
学習のヒントと注意点
- 発音のヒント:
- 「ก (g)」は日本語の「カ行」とは異なり、無気音(息を強く出さない)の「グ」の音です。
- 「ล (l)」は舌を上の歯茎につけて発音する「L」の音で、日本語の「ラ行」のような巻き舌ではありません。
- 「เอีย (ia)」は二重母音で、「イ」から「ア」へとなめらかに移行します。
- 語尾の「ด (t)」は「-t」の子音で終わりますが、破裂させずに喉の奥で止め、小さく「ッ」と詰まるような「内破音」になります。
- 声調の注意: 「เกลียด」は「低声」です。日本語の「あ」を低い声で平坦に発音するように意識しましょう。声調を間違えると、別の意味になったり、聞き取りにくくなったりします。
- 使い方のポイント:
- 「เกลียด」は、日本語の「嫌い」よりも強い感情、「憎しみ」や「激しい嫌悪感」を表すことが多いです。単に「好きではない」という程度であれば、「ไม่ชอบ (mâi chɔ̂ɔp)」を使うのがより自然です。
- 日本語の「残念に思う」のニュアンスで使われることは直接的にはありません。何かを残念に思う場合は「เสียดาย (sǐa daai)」や、期待が外れた場合は「ผิดหวัง (pìt wǎng)」などの別の表現を使用しましょう。
- 人に対して使う場合は、相手への強い嫌悪感を示しますので、使う状況には注意が必要です。
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