【タイ語単語学習】
fault – ความผิด
目標単語
- タイ語: ความผิด
- 日本語: 責任、過ち、欠点
- 英語: fault, mistake, error, wrongdoing
基本情報
- 品詞: 名詞
- 発音(カタカナ近似): クワーム ピッ
- 発音記号(学習者向け): khwaam phit
- 声調: 中声 → 低声
- 【必須】正確な音声: [音声を聞く – ※ここに実際の音声リンクが入ります]
単語の解説
「ความผิด (khwaam phit)」は、動詞や形容詞として使われる「ผิด (phit)」(間違っている、過ちを犯す)に、名詞化の接頭辞である「ความ (khwaam)」が付いた形です。 そのため、「過ち」「間違い」「責任」「罪」といった幅広い意味を持ち、日本語の「fault」が持つ「誰かの責任である過ちや欠点」というニュアンスをカバーします。特に、誰かの過失や責任が原因である状況で頻繁に使われます。
豊富な例文
- タイ語: ไม่ใช่ความผิดของผม/ฉัน
- 発音(学習者向け): mâi chây khwaam phit khɔ̌ɔng phǒm/chǎn
- 声調: 低声 → 下降声 → 低声 → 低声 → 上昇声 / 上昇声
- 日本語: それは私の過ち/責任ではありません。
- (補足): 「ไม่ใช่ (mâi chây)」は「〜ではない」という否定、「ของ (khɔ̌ɔng)」は所有を表す助詞です。「ผม (phǒm)」は男性の一人称、「ฉัน (chǎn)」は女性または親しい間柄での一人称です。
- タイ語: ปัญหานี้เป็นความผิดของใคร?
- 発音(学習者向け): pan hǎa níi pen khwaam phit khɔ̌ɔng khrai?
- 声調: 中声 → 上昇声 → 高声 → 中声 → 低声 → 低声 → 上昇声
- 日本語: この問題は誰の責任ですか?
- (補足): 「ปัญหา (pan hǎa)」は「問題」、「เป็น (pen)」は「〜である」、「ใคร (khrai)」は「誰」を意味します。
- タイ語: เขายอมรับความผิดของตัวเอง
- 発音(学習者向け): khǎo yɔɔm ráp khwaam phit khɔ̌ɔng tua eng
- 声調: 上昇声 → 中声 → 高声 → 低声 → 低声 → 上昇声 → 中声 → 中声
- 日本語: 彼は自分の過ちを認めました。
- (補足): 「ยอมรับ (yɔɔm ráp)」は「認める、受け入れる」という動詞句です。「ตัวเอง (tua eng)」は「自分自身」を意味します。
- タイ語: มันไม่ใช่ความผิดของเขาหรอก
- 発音(学習者向け): man mâi chây khwaam phit khǎw rɔ̀ɔk
- 声調: 中声 → 低声 → 下降声 → 低声 → 低声 → 上昇声 → 低声
- 日本語: それは彼のせいじゃないよ。
- (補足): 「มัน (man)」は「それ」。「หรอก (rɔ̀ɔk)」は、話し言葉で軽く否定したり、念押しするニュアンスを加えます。
- タイ語: เธอก่อความผิดเล็กน้อย
- 発音(学習者向け): thəə kɔ̀ɔ khwaam phit lék nɔ́ɔi
- 声調: 中声 → 低声 → 低声 → 低声 → 高声 → 高声
- 日本語: 彼女は小さな過ちを犯した。
- (補足): 「ก่อ (kɔ̀ɔ)」は「引き起こす、犯す」という動詞です。「เล็กน้อย (lék nɔ́ɔi)」は「少しの、わずかな」という意味です。
関連語・派生語
- ผิด (phit): 間違っている、誤っている、過ちを犯す(形容詞・動詞)。「ความผิด」の語源です。
- ความผิดพลาด (khwaam phit phlâat): 間違い、誤り、失敗(名詞)。「พลาด (phlâat)」は「失敗する、見落とす」という意味があり、「ความผิด」よりも具体的な操作や判断のミスによる「間違い」のニュアンスが強いです。
- รับผิดชอบ (rap phit chɔ̂ɔp): 責任を負う(動詞)。「ความผิด」と関連して「責任」の文脈でよく使われます。
- ข้อเสีย (khɔ̂ɔ sǐa): 欠点、弱点、マイナス点(名詞)。「fault」の「欠点」という側面に近い意味を持ちます。
よく使われる組み合わせ(コロケーション)
- ความผิดของ… (khwaam phit khɔ̌ɔng…): 〜の責任、〜の過ち
- 例: ความผิดของใคร? (khwaam phit khɔ̌ɔng khrai?) 誰の責任ですか?
- เป็นความผิด (pen khwaam phit): (〜が)責任である、過ちである
- 例: มันเป็นความผิดของผม (man pen khwaam phit khɔ̌ɔng phǒm) それは私の責任です。
- ยอมรับความผิด (yɔɔm ráp khwaam phit): 過ちを認める
- 例: เขายอมรับความผิด (khǎo yɔɔm ráp khwaam phit) 彼は過ちを認めました。
- ก่อความผิด (kɔ̀ɔ khwaam phit): 過ちを犯す、引き起こす
- 例: คุณก่อความผิด (khun kɔ̀ɔ khwaam phit) あなたは過ちを犯した。
学習のヒントと注意点
- 発音のポイント:
- 「คว (khw)」: 日本語にはない子音結合です。口をすぼめて「クワ」という音を出す練習をしましょう。唇を丸めて「ク」を発音し、そのまま「ワ」と続ける感じです。
- 「ผิด (phit)」: 「p」は無気音(息を強く吐き出さない音)と有気音(息を強く吐き出す音)がありますが、この場合は有気音です。日本語の「ぴ」よりも、軽く息を「フッ」と吐き出すイメージで発音すると、よりネイティブに近い音になります。
- 声調のポイント: 「ความ (khwaam)」は中声、「ผิด (phit)」は低声です。それぞれの音節の声調を意識して、平坦にせず、しっかりと声調の変化をつけましょう。特に「ผิด」の低声は、低く抑えめに発音するのがコツです。
- ニュアンスの理解: 「ความผิด」は単なる「間違い」だけでなく、「責任」や「罪」といった重いニュアンスも含むことがあります。文脈によって意味合いが変わるため、例文を通してどのような状況で使われるかを把握することが重要です。
- 日本語話者が間違いやすい点: 日本語の「間違い」と比べると、「ความผิด」は人や行動の結果として生じる責任や過失に焦点を当てることが多いです。単に計算が間違っているなどの場合は、「ผิดพลาด (phit phlâat)」や「ผิด (phit)」単体の方が使われやすいこともあります。
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