【タイ語単語学習】
extra – พิเศษ
目標単語
- タイ語: พิเศษ
- 日本語: 特別な、余分の、追加の
- 英語: special, extra, additional
基本情報
- 品詞: 形容詞
- 発音(カタカナ近似): ピセート
- 発音記号(学習者向け): phí-sèet
- 声調: 上昇声 → 低声
- 【必須】正確な音声: [音声を聞く – ※ここに実際の音声リンクが入ります]
単語の解説
พิเศษ
(phí-sèet) は、主に「特別な」「通常とは異なる」という意味を持つ形容詞です。
英語の「extra」や「additional」といった意味で使われる場合、「通常のものを超えて追加されたもの」「通常の範囲外のもの」といったニュアンスで用いられます。例えば、特別なサービス、余分な料金、通常と異なる配慮などを指すときに使われます。
この単語は、一般的な事柄や人、物に対して、それらが持つ固有の価値や希少性、あるいは付加的な要素を示すために幅広く使われます。
単語の成り立ちとしては、พิ
(phí) は古代インド語源で「卓越した」といった意味を持ち、เศษ
(sèet) は「残り、余り、断片」といった意味を持ちますが、この組み合わせで「特別な、余分の」という現代の意味が形成されています。
豊富な例文
- タイ語: อาหารจานนี้ใช้ส่วนผสมพิเศษ
- 発音(学習者向け): aa-hǎan jaan níi chái sùuan-sǒm phí-sèet
- 声調: 中声 → 中声 → 上昇声 → 高声 → 上昇声 → 上昇声 → 上昇声 → 低声
- 日本語: この料理は特別な材料を使っています。
- (補足):
ส่วนผสม
(sùuan-sǒm) は「材料、成分」という意味です。ここでは「特別な」食材を示しています。
- タイ語: มีค่าใช้จ่ายพิเศษ
- 発音(学習者向け): mii khâa chái-jàai phí-sèet
- 声調: 中声 → 下降声 → 高声 → 下降声 → 上昇声 → 低声
- 日本語: 追加料金がかかります。(直訳: 特別な費用があります)
- (補足):
ค่าใช้จ่าย
(khâa chái-jàai) は「費用、支出」という意味で、ここでは「追加料金」を指す際によく使われます。
- タイ語: ผมมีเรื่องพิเศษอยากจะขอ
- 発音(学習者向け): phǒm mii rʉ̂ang phí-sèet yàak jà khɔ̌ɔ
- 声調: 上昇声 → 中声 → 下降声 → 上昇声 → 低声 → 下降声 → 下降声 → 上昇声
- 日本語: 私は特別なお願いがあるのですが。
- (補足):
เรื่อง
(rʉ̂ang) は「事、件」、ขอ
(khɔ̌ɔ) は「頼む、求める」という意味です。通常とは異なる「特別な頼み事」を表現しています。
- タイ語: เขามีความสามารถพิเศษ
- 発音(学習者向け): kháw mii khwaam-sǎa-mâat phí-sèet
- 声調: 高声 → 中声 → 中声 → 上昇声 → 下降声 → 上昇声 → 低声
- 日本語: 彼は特別な才能を持っています。
- (補足):
ความสามารถ
(khwaam-sǎa-mâat) は「能力、才能」という意味です。ここでは「並外れた、特別な」能力を示します。
- タイ語: วันนี้มีอะไรพิเศษไหม
- 発音(学習者向け): wan-níi mii a-rai phí-sèet mǎi
- 声調: 中声 → 高声 → 中声 → 中声 → 上昇声 → 低声 → 上昇声
- 日本語: 今日は何か特別なことはありますか?
- (補足):
อะไร
(a-rai) は「何」、ไหม
(mǎi) は疑問を表す助詞です。
関連語・派生語
- เพิ่ม (pə̂əm): 増やす、追加する(動詞)。量や数を増やす場合に使う。
- เพิ่มเติม (pə̂əm-təəm): 追加の、補足の(形容詞、副詞)。情報や内容などを付け加える際に用いる。
- สามัญ (sǎa-man): 通常の、平凡な、一般的な。(
พิเศษ
の対義語として用いられることがある) - พิเศษสุด (phí-sèet-sùt): 最も特別な、超特別な。(
สุด
(sùt) は「最も」の意味) - โดยเฉพาะ (dooi chaphɔ́): 特に、とりわけ。(「特別に」の副詞的な表現)
よく使われる組み合わせ(コロケーション)
- ค่าพิเศษ (khâa phí-sèet): 特別料金、追加料金
- อาหารพิเศษ (aa-hǎan phí-sèet): 特別料理、スペシャルメニュー
- คนพิเศษ (khon phí-sèet): 特別な人(大切な人、特異な人など)
- วันหยุดพิเศษ (wan-yùt phí-sèet): 特別休暇、臨時の祝日
- บริการพิเศษ (bɔɔ-rí-kaan phí-sèet): 特別サービス
学習のヒントと注意点
- 連想法:
พิเศษ
(phí-sèet) を「ピ(と)、セート(セット)!」と発音しながら、特別なものをテーブルに「セット」するイメージを持つと、その「特別な」ニュアンスが覚えやすいかもしれません。 - 発音と声調のポイント:
พิ
(phí): 最初のp
は日本語の「ピ」よりも少し息が漏れる無気音です。「い」の母音は短く発音します。声調は上昇声で、音が上がるように意識して発音しましょう。เศษ
(sèet):s
は日本語の「ス」に近い音です。母音は「エー」と伸ばしますが、語尾のด
(d) は発音されず、喉の奥で止めるような音(日本語の促音「ッ」に近いイメージ)になります。声調は低声で、音が低く安定するように発音しましょう。- この単語は2つの音節の声調が「上昇声 → 低声」と変化するため、特にこの声調パターンを意識して練習することが重要です。
- 日本語話者が間違いやすい点:
- カタカナの「ピセート」に引きずられて、無気音の
p
や、เศษ
の語尾の隠れた子音をしっかり発音してしまったり、声調を無視して平坦に発音してしまいがちです。特にเศษ
のd
は発音されないことに注意し、母音を短く、声調は低く発音する練習をしましょう。 - 英語の「extra」は非常に広い意味を持ちますが、
พิเศษ
は「特別な」というニュアンスがその核にあります。単純な「追加」であればเพิ่ม
やเพิ่มเติม
がより適切になる場合もありますので、文脈に応じて使い分けを意識しましょう。
- カタカナの「ピセート」に引きずられて、無気音の
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