【タイ語単語学習】
永遠の;不変の – นิรันดร์
目標単語
- タイ語: นิรันดร์
- 日本語: 永遠の、不変の、永続的な
- 英語: eternal, everlasting, perpetual
基本情報
- 品詞: 形容詞、名詞(文脈により)
- 発音(カタカナ近似): ニラン
- 発音記号(学習者向け): ní ran
- 声調: 高声 → 中声
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単語の解説
「นิรันดร์ (ní ran)」は、「永遠」「永続的」「不変」といった意味を持つ単語です。主にフォーマルな文脈、文学的な表現、または詩的な表現で使われます。時間を超えて続くもの、決して変わらないもの、絶えることのない状態を指し示します。インド系の言語(サンスクリット語「निर्य॑न्द्」またはパーリ語「nirandhara」に由来)から借用された言葉であり、日本語の「永遠」に非常に近い概念を持っています。名詞としても形容詞としても機能しますが、単独で形容詞的に使われることは少なく、多くは他の名詞と組み合わせて「永遠の〜」という意味を作ります。
豊富な例文
- タイ語: ขอให้ความรักของเราเป็น นิรันดร์
- 発音(学習者向け): kɔ̌ɔ hâi kwaam rák kɔ̌ɔŋ rao bpen ní ran
- 声調: 上昇声 → 低声 → 中声 → 高声 → 低声 → 中声 → 中声 → 高声 → 中声
- 日本語: 私たちの愛が永遠でありますように。
- (補足): 「ขอให้…เป็น」は「〜でありますように」という祈りや願いを表す定型表現です。
- タイ語: เขาเชื่อในสันติภาพ นิรันดร์
- 発音(学習者向け): káo chʉ̂ʉa nai sǎn dtì pâap ní ran
- 声調: 高声 → 低声 → 中声 → 上昇声 → 中声 → 高声 → 中声
- 日本語: 彼は永遠の平和を信じている。
- (補足): 「สันติภาพ (sǎn dtì pâap)」は「平和」という意味です。
- タイ語: ไม่ว่าจะเกิดอะไรขึ้น มิตรภาพของเราจะอยู่ นิรันดร์
- 発音(学習者向け): mâi wâa jà gə̀ət à rai kʉ̂n, mít grà pâap kɔ̌ɔŋ rao jà yùu ní ran
- 声調: 低声 → 低声 → 低声 → 低声 → 低声 → 低声 → 低声 → 高声 → 低声 → 中声 → 低声 → 中声 → 高声 → 中声
- 日本語: 何が起ころうとも、私たちの友情は永遠に続くでしょう。
- (補足): 「อยู่ นิรันดร์」で「永遠に続く」という意味合いになります。
- タイ語: ความจริงอัน นิรันดร์ ไม่มีวันเปลี่ยนแปลง
- 発音(学習者向け): kwaam jiŋ an ní ran mâi mii wan bplìan bplɛɛŋ
- 声調: 中声 → 中声 → 中声 → 高声 → 中声 → 低声 → 中声 → 中声 → 低声 → 中声
- 日本語: 不変の真理は決して変わることがない。
- (補足): 「ความจริง (kwaam jiŋ)」は「真実、真理」という意味です。「อัน (an)」は形容詞が名詞を修飾する際に使われることもあります。
- タイ語: บทเพลงนี้จะคงอยู่ในความทรงจำไปชั่ว นิรันดร์
- 発音(学習者向け): bòt plɛŋ níi jà koŋ yùu nai kwaam soŋ jam bpai chûa ní ran
- 声調: 低声 → 中声 → 高声 → 低声 → 中声 → 中声 → 中声 → 中声 → 中声 → 中声 → 低声 → 低声 → 高声 → 中声
- 日本語: この歌は永遠に記憶の中に残るだろう。
- (補足): 「ชั่ว นิรันดร์ (chûa ní ran)」は「永遠に」「いつまでも」という意味を強調する表現です。
関連語・派生語
- ชั่วนิรันดร์ (chûa ní ran): 「永遠に」「いつまでも」という意味で、期間の永続性を強調する表現。副詞的に使われます。
- ตลอดไป (dtà lɔ̀ɔt bpai): 「ずっと」「永遠に」という意味。日常会話で「これからもずっと」といった文脈で非常によく使われる副詞的表現です。「นิรันดร์」よりも口語的で一般的です。
- ยั่งยืน (yâŋ yʉʉn): 「持続的な」「永続的な」「安定した」という意味。環境問題における「持続可能な開発」などの文脈でよく使われます。「不変」のニュアンスも持ちますが、発展性や維持可能性に重点が置かれます。
- อมตะ (ɔɔ má dtà): 「不死の」「不滅の」。特に生命や芸術作品、思想などが永遠に生き続ける、滅びないという意味で使われます。
よく使われる組み合わせ(コロケーション)
- รักนิรันดร์ (rák ní ran): 永遠の愛
- ความสุขนิรันดร์ (kwaam sùk ní ran): 永遠の幸福
- มิตรภาพนิรันดร์ (mít grà pâap ní ran): 永遠の友情
- ชีวิตนิรันดร์ (chii wít ní ran): 永遠の命、永遠の生命
学習のヒントと注意点
- 発音と声調の注意点:
- นิ (ní): 高声。日本語の「ニ」より舌を少し前方に置き、短く高く発音します。
- รันดร์ (ran): 中声。「ร (rɔɔ rʉa)」は巻き舌のR音です。日本語の「ラ」行とは異なり、舌先を上顎に弾くように発音します。最後の「ดร์」は、表記上は「ด (dɔɔ dèk)」と「ร (rɔɔ rʉa)」の子音の組み合わせですが、実際には「ด (dɔɔ dèk)」の音で終わり、喉の奥で音を止める(声門閉鎖)イメージで発音します。強く「ド」と発音せず、軽く閉じる感じです。
- 使い分けのポイント:
- 「นิรันดร์ (ní ran)」は、より詩的、文学的、あるいはフォーマルな文脈で使われる傾向があります。宗教的な概念や哲学的なテーマでもよく登場します。
- 日常会話で「ずっと」「永遠に」という気軽なニュアンスで使う場合は、「ตลอดไป (dtà lɔ̀ɔt bpai)」の方が一般的で自然です。
- 例えば、「ずっと一緒にいようね」と言う場合は「อยู่ด้วยกันตลอดไปนะ (yùu dûuay gan dtà lɔ̀ɔt bpai ná)」が自然で、「อยู่ด้วยกันนิรันดร์นะ」は少し硬すぎると感じるでしょう。
- 日本語話者が間違いやすい点:
- 「ร (rɔɔ rʉa)」の巻き舌R音は習得が難しいですが、頑張って練習しましょう。発音できない場合でも、舌をあまり動かさず軽く「ラン」と言うよりは、少しでもR音を意識する方が伝わりやすいです。
- 末尾の「ดร์」の子音を日本語のように破裂させて発音しないように注意してください。
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