【タイ語単語学習】
emphasize : を強調する;を重視する – เน้น
目標単語
- タイ語: เน้น
- 日本語: 強調する、重視する、際立たせる、フォーカスする
- 英語: emphasize, stress, highlight, focus on
基本情報
- 品詞: 動詞
- 発音(カタカナ近似): ネーン
- 発音記号(学習者向け): nên
- 声調: 下降声 (falling tone)
- 【必須】正確な音声: [音声を聞く – ※ここに実際の音声リンクが入ります]
単語の解説
「เน้น (nên)」は、何かを「強調する」「重要視する」「際立たせる」「焦点を当てる」といった意味を持つ動詞です。話者が特定の情報やポイントに聞き手の注意を向けさせたい時、あるいは物事の優先順位や重要度を示す際によく使われます。プレゼンテーションや会議、教育の場面など、明確に意図を伝えたい状況で頻繁に耳にする単語です。特定の「部分」や「側面」に光を当てるようなニュアンスを含みます。
豊富な例文
- タイ語: ผมอยากจะเน้นเรื่องนี้
- 発音(学習者向け): pǒm yàak jà nên rʉ̂ʉang níi
- 声調: 中声 → 低声 → 低声 → 下降声 → 低声 → 高声
- 日本語: 私はこの点を強調したいです。
- (補足): 「อยากจะ (yàak jà)」は「〜したい」という希望を表します。「เรื่องนี้ (rʉ̂ʉang níi)」は「この件」「この点」という意味です。
- タイ語: บริษัทเราเน้นคุณภาพของสินค้า
- 発音(学習者向け): bɔɔ-rí-sàt rao nên kun-ná-phâap kɔ̌ɔng sǐn-káa
- 声調: 低声 → 高声 → 低声 → 平声 → 下降声 → 中声 → 高声 → 高声 → 上昇声 → 高声
- 日本語: 我が社は製品の品質を重視しています。
- (補足): 「คุณภาพ (kun-ná-phâap)」は「品質」、「สินค้า (sǐn-káa)」は「商品」です。
- タイ語: อาจารย์เน้นให้ฝึกออกเสียงเยอะๆ
- 発音(学習者向け): aa-jaan nên hâi fʉ̀k ɔ̀ɔk-sǐang yə́-yə́
- 声調: 平声 → 平声 → 下降声 → 下降声 → 低声 → 低声 → 上昇声 → 高声 → 高声
- 日本語: 先生は発音の練習をたくさんするよう強調しました。
- (補足): 「อาจารย์ (aa-jaan)」は「先生」。「ให้ (hâi) + 動詞」で「〜させる」「〜するように」という指示や促しを表します。「ออกเสียง (ɔ̀ɔk-sǐang)」は「発音する」という意味です。
- タイ語: รัฐบาลเน้นความสำคัญของการศึกษา
- 発音(学習者向け): rát-thà-baan nên kwaam sǎm-kan kɔɔn gaan-sʉ̀k-sǎa
- 声調: 高声 → 低声 → 平声 → 下降声 → 中声 → 上昇声 → 平声 → 低声 → 平声 → 低声 → 上昇声
- 日本語: 政府は教育の重要性を重視しています。
- (補足): 「รัฐบาล (rát-thà-baan)」は「政府」、「ความสำคัญ (kwaam sǎm-kan)」は「重要性」、「การศึกษา (gaan-sʉ̀k-sǎa)」は「教育」です。
- タイ語: กรุณาเน้นประเด็นหลักในรายงานของคุณ
- 発音(学習者向け): gà-rú-naa nên bprà-den làk nai raai-ngaan kɔ̌ɔng kun
- 声調: 低声 → 高声 → 平声 → 下降声 → 低声 → 低声 → 低声 → 平声 → 平声 → 上昇声 → 平声
- 日本語: レポートでは主要なポイントを強調してください。
- (補足): 「กรุณา (gà-rú-naa)」は「〜してください」という丁寧な依頼表現。「ประเด็นหลัก (bprà-den làk)」は「主要な点」「主要な論点」という意味です。
関連語・派生語
- ย้ำ (yám): 念を押す、繰り返して強調する。より「再度伝える」「強く言い聞かせる」といったニュアンスで使われます。
- ให้ความสำคัญ (hâi kwaam sǎm-kan): 「重要性を与える」という意味で、「重視する」のニュアンスで「เน้น」と非常に近い文脈で使われます。
- จุดเด่น (jùt dèn): 良い点、特徴、強み。「เน้น」が動詞であるのに対し、こちらは「目立つ点」という意味の名詞です。
- โดดเด่น (dòot dèn): 目立つ、際立つ、優れている。形容詞として使われます。
よく使われる組み合わせ(コロケーション)
- เน้นย้ำ (nên yám): 強く強調する、念を押して強調する。両方の単語を組み合わせることで、より強い強調の意味になります。
- เน้นไปที่… (nên bpai thîi…): 〜に焦点を当てる、〜に集中する。特定の対象にフォーカスする際に使います。 例: เราจะเน้นไปที่การตลาดออนไลน์ (rao jà nên bpai thîi gaan-tà-làat ɔɔn-lai) = 私たちはオンラインマーケティングに焦点を当てます。
- เน้นความสำคัญ (nên kwaam sǎm-kan): 重要性を強調する、重要視する。
学習のヒントと注意点
- 発音と声調の注意点: 「เน้น (nên)」は「下降声」です。日本語の「ネン」とは異なり、高いところから低いところへ声のトーンが下がります。この声調が不正確だと、聞き手には別の単語(例えば「眠る」を意味する「นอน (nɔɔn)」の平声など)に聞こえてしまう可能性があります。
- 発音練習の際は、実際に声を出しながら、声の高さが「高→低」と変化するのを意識してください。
- 日本語の「ねー↑ん↓」のように、少しオーバー気味に練習すると良いでしょう。
- 使い分けのポイント: 「เน้น」は「特定のポイントを際立たせる」というニュアンスが強いです。「ให้ความสำคัญ」は「重要性を与える」という、よりフォーマルで、物事に対する姿勢を示す場合によく使われます。
- ニーモニック(連想法): 日本語の「念」に音が似ているので、「念を押して強調する」と覚えるのはどうでしょうか。ただし、声調は必ず意識してください。
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