【タイ語単語学習】
eligible : 適格の,資格のある;望ましい – มีสิทธิ์
目標単語
- タイ語: มีสิทธิ์
- 日本語: 資格がある、権利がある
- 英語: eligible, have the right to, be entitled to
基本情報
- 品詞: 動詞句(動詞 + 名詞)
- 発音(カタカナ近似): ミー シット
- 発音記号(学習者向け): mii sit
- 声調: 中声 → 低声
- 【必須】正確な音声: [音声を聞く – ※ここに実際の音声リンクが入ります]
単語の解説
「มีสิทธิ์ (mii sit)」は、タイ語で「資格がある」「権利がある」という意味を表す際に最も一般的に使われる表現です。英語の「eligible」や「have the right to」に相当します。
「มี (mii)」は「持つ、ある」という動詞、「สิทธิ์ (sit)」は「権利、資格」という名詞で、これらが組み合わさって「権利を持つ」→「資格がある」という意味になります。 何らかの行動や恩恵を受けるための条件を満たしている状態を指すため、法律、ビジネス、日常生活など幅広い文脈で使用されます。
豊富な例文
- タイ語: เขามีสิทธิ์เข้าถึงข้อมูลนี้
- 発音(学習者向け): káo mii sit kâo tʉ̌ng kɔ̂ɔ muun níi
- 声調: 上昇声 → 中声 → 低声 → 上昇声 → 低声 → 中声
- 日本語: 彼はこの情報にアクセスする資格があります。
- (補足): 「เข้าถึง (kâo tʉ̌ng)」は「アクセスする、到達する」という意味です。
- タイ語: คุณมีสิทธิ์ได้รับเงินชดเชย
- 発音(学習者向け): kun mii sit dâai ráp ngən chót choei
- 声調: 中声 → 中声 → 低声 → 下降声 → 上昇声 → 中声 → 中声
- 日本語: あなたは補償金を受け取る資格があります。
- (補足): 「ได้รับ (dâai ráp)」は「受け取る」、「เงินชดเชย (ngən chót choei)」は「補償金、賠償金」という意味です。
- タイ語: เด็กอายุต่ำกว่า 18 ปี ไม่มีสิทธิ์เข้าร่วม
- 発音(学習者向け): dèk aa yú dtàm gwàa sìp bpàet bpii mâi mii sit kâo rûam
- 声調: 低声 → 中声 → 高声 → 低声 → 下降声 → 中声 → 中声 → 低声 → 下降声 → 低声 → 上昇声 → 低声 → 下降声 → 低声 → 低声
- 日本語: 18歳未満の子供は参加する資格がありません。
- (補足): 「ไม่มีสิทธิ์ (mâi mii sit)」で「資格がない、権利がない」と否定形になります。「ต่ำกว่า (dtàm gwàa)」は「〜より低い」という意味です。
- タイ語: ถ้าคุณเป็นสมาชิก คุณก็มีสิทธิ์ซื้อสินค้าในราคาพิเศษ
- 発音(学習者向け): tâa kun bpen sà maa chík kun gɔ̂ɔ mii sit sʉ́ʉ sǐn kâa nai raa kaa pí sèt
- 声調: 下降声 → 中声 → 中声 → 中声 → 低声 → 高声 → 中声 → 下降声 → 中声 → 低声 → 高声 → 上昇声 → 低声 → 中声 → 低声
- 日本語: もしあなたが会員なら、特別価格で商品を購入する資格があります。
- (補足):「ถ้า (tâa)」は「もし〜なら」という条件を表す接続詞です。「สมาชิก (sà maa chík)」は「会員」。「สินค้า (sǐn kâa)」は「商品」、「ราคาพิเศษ (raa kaa pí sèt)」は「特別価格」です。
- タイ語: ทุกคนมีสิทธิ์แสดงความคิดเห็น
- 発音(学習者向け): túk kon mii sit sà daeng kwam kít hěn
- 声調: 高声 → 中声 → 中声 → 低声 → 低声 → 中声 → 高声 → 高声 → 上昇声
- 日本語: 全ての人は意見を述べる権利があります。
- (補足): 「ทุกคน (túk kon)」は「全ての人」、「แสดง (sà daeng)」は「示す、表現する」、「ความคิดเห็น (kwam kít hěn)」は「意見」です。
関連語・派生語
- สิทธิ์ (sit): 権利、資格(名詞。「มีสิทธิ์」の「スィット」の部分にあたります。)
- มีคุณสมบัติ (mii kun na som bat): 資格がある、条件を満たす(より「適性」や「能力」に焦点を当てた「資格」を表す際に使われます。「eligible」の別の表現として非常に重要です。)
- คุณสมบัติ (kun na som bat): 資格、特性、条件(名詞。「有資格」の「クンナソムバット」の部分にあたります。)
- เหมาะสม (mɔ̌ɔ som): 適切である、ふさわしい、相応しい(「望ましい」というニュアンスにも近いですが、「資格がある」とは少し異なります。)
- ได้รับเลือก (dâai ráp lʉ̂ak): 選ばれる、選任される(「eligible for selection」など、選ばれる資格がある状況で関連します。)
よく使われる組み合わせ(コロケーション)
- มีสิทธิ์โหวต (mii sit wôot): 投票権がある、投票する資格がある
- มีสิทธิ์กู้เงิน (mii sit gûu ngən): 借金をする資格がある、ローンを組む資格がある
- มีสิทธิ์ได้รับ (mii sit dâai ráp): 受け取る資格がある、受け取る権利がある
- มีสิทธิ์เข้าถึง (mii sit kâo tʉ̌ng): アクセスする権利がある、アクセスする資格がある
- มีสิทธิ์เข้าร่วม (mii sit kâo rûam): 参加する資格がある、参加する権利がある
学習のヒントと注意点
- ニーモニック: 「ミー スィット」は「ミーティング(会議)で発言する権利(スィット)がある」のように、自分の意見や権利を主張する場面を想像すると覚えやすいでしょう。
- 発音と声調: 「มี (mii)」は中声で「ミー」と平らに発音します。「สิทธิ์ (sit)」は低声で「スィット」と低く発音し、語尾の「ト」は破裂音で止めるようにします(声門閉鎖音)。
- 日本語話者が間違いやすい点:
- 「スィット」の「ส」の音は日本語の「シ」とは異なり、舌先を上歯茎の裏に近づけて息を流す「s」の音です。
- 「สิทธิ์」の語尾は「ット」と聞こえますが、実際には閉鎖音で、喉の奥で息を止めるような発音です。日本語の「ット」のように「o」の母音を伴わないように意識しましょう。
- 「มีสิทธิ์」は一塊の表現として捉え、単語ごとに発音を覚えるだけでなく、フレーズ全体での滑らかな発音を練習することが重要です。特に「ミー」と「スィット」の間の声調の変化(中声から低声)を意識してください。
- 使い分け: 「มีสิทธิ์ (mii sit)」は「権利がある」というニュアンスが強く、法的な資格や、〜する権利があるという場合に用いられます。一方、「有資格」という意味で能力や条件を満たしていることを強調したい場合は「มีคุณสมบัติ (mii kun na som bat)」を使うとより正確です。例えば、就職面接で「彼はその仕事の資格がある」と言う場合は「มีคุณสมบัติ」の方が自然です。どちらの表現も「eligible」の訳として使えますが、文脈によって使い分けを意識しましょう。
コメント