【タイ語単語学習】
drag – ลาก
目標単語
- タイ語: ลาก
- 日本語: 引きずる、引っ張る
- 英語: drag, pull
基本情報
- 品詞: 動詞
- 発音(カタカナ近似): ラーク
- 発音記号(学習者向け): lâak
- 声調: 上昇声
- 【必須】正確な音声: [音声を聞く – ※ここに実際の音声リンクが入ります]
単語の解説
この単語「ลาก (lâak)」は、主に何かを地面に沿って「引きずる」こと、または重いものを「引っ張る」ことを意味します。物理的な力を使って、抵抗を伴いながら物を移動させるニュアンスが含まれます。単に「引く」よりも、より「引きずる」という状態や、地面を這うように動かすイメージが強いです。
豊富な例文
- タイ語: เขาลากกล่องหนักไป
- 発音(学習者向け): kʰáo lâak glòŋ nàk bpai
- 声調: 上昇声 → 上昇声 → 中声 → 低声 → 中声
- 日本語: 彼は重い箱を引きずって行った。
- (補足): กล่อง (glòŋ) は「箱」、หนัก (nàk) は「重い」という意味です。
- タイ語: รถเสีย ต้องใช้รถลากไป
- 発音(学習者向け): rót sĭa tôŋ chái rót lâak bpai
- 声調: 高声 → 上昇声 → 高声 → 高声 → 高声 → 上昇声 → 中声
- 日本語: 車が故障したので、けん引車で引きずって行かなければならない。
- (補足): รถเสีย (rót sĭa) は「車が故障する」、รถลาก (rót lâak) は「けん引車」や「台車」など「引き車」の総称です。
- タイ語: เขาลากเก้าอี้เสียงดัง
- 発音(学習者向け): kʰáo lâak gâo îisyăaŋ daŋ
- 声調: 上昇声 → 上昇声 → 下降声 → 下降声 → 上昇声 → 中声
- 日本語: 彼は椅子を音を立てて引きずった。
- (補足): เก้าอี้ (gâo îih) は「椅子」、เสียงดัง (sĭaŋ daŋ) は「音が大きい、うるさい」という意味です。
- タイ語: ลากอวนขึ้นมาจากทะเล
- 発音(学習者向け): lâak uan kʰʉ̂n maa jàak tʰá lee
- 声調: 上昇声 → 中声 → 下降声 → 中声 → 下降声 → 中声 → 中声
- 日本語: 網を海から引き上げる。
- (補足): อวน (uan) は「漁網」、ขึ้นมา (kʰʉ̂n maa) は「上がってくる」という複合動詞、จาก (jàak) は「〜から」という意味です。
関連語・派生語
- ลากจูง (lâak juung): けん引する、手綱で引く。「ลาก」よりも、より体系的に何かを引く、誘導するニュアンス。
- รถลาก (rót lâak): けん引車、台車、カート。「ลาก」という動詞が「車」を意味する「รถ」と組み合わさって名詞になったものです。
- ลากยาว (lâak yaao): 長く引きずる、長引かせる。物理的な意味だけでなく、物事が長く続く、決着がつかないといった抽象的な意味でも使われます。
よく使われる組み合わせ(コロケーション)
- ลากกระเป๋า (lâak grà bpǎo): カバンを引きずる(例えば、キャスターのない重いカバンを)
- ลากแขน (lâak kʰɛ̌ɛn): 腕を引っ張る(強制的に連れて行くようなニュアンスで)
- ลากเส้น (lâak sên): 線を引く(図形や絵で線を引く行為)
- ลากศพ (lâak sòp): 死体を引きずる(非常に重い、または不適切な行為の文脈で)
学習のヒントと注意点
- 連想法(ニーモニック): 「ラーク(ลาก)」の音は、地面を「引きずる」際に生じる摩擦音や、重いものを引っ張る際の「力」の感覚を連想させると覚えやすいかもしれません。何か重くて大きなものをゴロゴロと引きずっている情景を想像してみましょう。
- 発音と声調の注意点:
ล
(lɔɔ liŋ) は、日本語の「ラ行」とは異なります。舌先を上の歯茎の裏に軽く当て、日本語の「l」に近い音を意識して発音します。舌を巻かないように注意してください。าก
(aak) の末子音ก
(gɔɔ gàik) は、破裂させずに喉の奥で音を止める「内破音」です。日本語の「ク」のように「u」の母音を付け加えたり、強く破裂させたりしないように気をつけましょう。- 声調は「上昇声」です。低い音から始まり、一気に高く上がっていく声調で、この上昇が足りないと別の単語に聞こえてしまう可能性があります。例えば「高声」の「ลาก (lâak – 幸運な)」とは区別が必要です。
- 日本語話者が間違いやすい点:
- 「ラーク」とカタカナで覚えると、無意識に日本語のラ行の音で発音してしまいがちですが、タイ語の「ル」音は舌の使い方が異なります。また、末子音「ク」を「クッ」と強く発音したり、母音を付け加えてしまうと、ネイティブには不自然に聞こえます。
- 上昇声の声調変化を意識せず平坦に発音してしまうと、意味が通じないか、別の単語と間違われる可能性があるので、録音機能などを活用して正確な声調を練習しましょう。
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