divine : 神の;神にささげる|タイ語と日本語で覚える日常会話フレーズ【音声付き】

【タイ語単語学習】

divine – ศักดิ์สิทธิ์

目標単語

  • タイ語: ศักดิ์สิทธิ์
  • 日本語: 神聖な、聖なる、神の
  • 英語: sacred, holy, divine

基本情報

  • 品詞: 形容詞
  • 発音(カタカナ近似): サック・スィット
  • 発音記号(学習者向け): sàk sìt
  • 声調: 低声 → 低声
  • 【必須】正確な音声: [音声を聞く - ※ここに実際の音声リンクが入ります]

単語の解説

「ศักดิ์สิทธิ์ (sàk sìt)」は、「神聖な」「聖なる」「神の」といった意味を持つ形容詞です。特に、宗教的な場所、物品、儀式、あるいは超自然的な力や奇跡が宿ると信じられているものに対して用いられます。非常に畏敬の念を込めたニュアンスが含まれており、単に「素晴らしい」という意味で使われることはありません。 語源的には「ศักดิ์ (sàk)」が「位階、名誉」を、「สิทธิ์ (sìt)」が「権利、権限」を意味しますが、現代タイ語ではこれらが組み合わさって「神聖な」という一つの意味で使われます。

豊富な例文


  • タイ語: วัดนี้เป็นสถานที่ศักดิ์สิทธิ์
  • 発音(学習者向け): wát níi pen sà-thǎan-thîi sàk-sìt
  • 声調: 短母音で低声 → 高声 → 中声 → 中声 → 上昇声 → 低声 → 低声 → 低声
  • 日本語: この寺院は神聖な場所です。
  • (補足): วัด (wát) は「寺院」、สถานที่ (sà-thǎan-thîi) は「場所」を意味します。

  • タイ語: น้ำมนต์ศักดิ์สิทธิ์เชื่อว่ามีพลังรักษาโรค
  • 発音(学習者向け): nám-mon sàk-sìt chʉ̂a wâa mii phá-lang rák-sǎa rôok
  • 声調: 高声 → 中声 → 低声 → 低声 → 低声 → 低声 → 中声 → 高声 → 中声 → 高声 → 上昇声 → 高声
  • 日本語: 聖なる水は病気を治す力があると信じられています。
  • (補足): น้ำมนต์ (nám-mon) は仏教の儀式で使われる「聖水」です。เชื่อว่า (chʉ̂a wâa) は「〜と信じられている」を意味します。

  • タイ語: เขาเข้าร่วมพิธีศักดิ์สิทธิ์
  • 発音(学習者向け): kháo khâo-rûam phí-thii sàk-sìt
  • 声調: 高声 → 低声 → 低声 → 高声 → 中声 → 低声 → 低声
  • 日本語: 彼は神聖な儀式に参加しました。
  • (補足): เข้าร่วม (khâo-rûam) は「参加する」、พิธี (phí-thii) は「儀式」を意味します。

  • タイ語: ต้นไม้ต้นนี้เป็นสิ่งศักดิ์สิทธิ์สำหรับชาวบ้าน
  • 発音(学習者向け): tôn-máai tôn-níi pen sìng sàk-sìt sǎm-ràp chaao-bâan
  • 声調: 低声 → 高声 → 低声 → 高声 → 中声 → 低声 → 低声 → 低声 → 上昇声 → 低声 → 中声 → 低声
  • 日本語: この木は村人にとって神聖なものです。
  • (補足): สิ่งศักดิ์สิทธิ์ (sìng sàk-sìt) で「神聖なもの、聖なる存在」という意味の複合名詞になります。สำหรับ (sǎm-ràp) は「〜にとって」を意味します。

  • タイ語: การอธิษฐานต่อสิ่งศักดิ์สิทธิ์
  • 発音(学習者向け): kaan à-thít-thǎan tòr sìng sàk-sìt
  • 声調: 中声 → 低声 → 高声 → 上昇声 → 低声 → 低声 → 低声 → 低声
  • 日本語: 神聖な存在への祈り。
  • (補足): การอธิษฐาน (kaan à-thít-thǎan) は「祈り」という行為を表す名詞です。ต่อ (tòr) は「〜に対して」を意味します。

関連語・派生語

  • พระ (phrá): 仏、神。宗教的な文脈で使われる。
  • เทพ (thêep): 神、天使。インド神話などに由来する神々を指すことが多い。
  • สิ่งศักดิ์สิทธิ์ (sìng sàk-sìt): 神聖なもの、聖なる存在。สิ่ง (sìng) は「もの、こと」を意味し、ศักดิ์สิทธิ์ と組み合わせて名詞化された表現。
  • ความศักดิ์สิทธิ์ (khwaam sàk-sìt): 神聖さ、聖性。ความ (khwaam) は形容詞を名詞化する接頭辞。

よく使われる組み合わせ(コロケーション)

  • สถานที่ศักดิ์สิทธิ์ (sà-thǎan-thîi sàk-sìt): 神聖な場所(寺院、聖地など)
  • พิธีศักดิ์สิทธิ์ (phí-thii sàk-sìt): 神聖な儀式(宗教的な式典など)
  • น้ำมนต์ศักดิ์สิทธิ์ (nám-mon sàk-sìt): 聖水、神聖な水
  • ต้นไม้ศักดิ์สิทธิ์ (tôn-máai sàk-sìt): 神聖な木(信仰の対象となる木など)

学習のヒントと注意点

  • 発音のコツ: 「ศักดิ์สิทธิ์ (sàk sìt)」は両音節とも低声です。
    • ศักดิ์ (sàk): 最後の -ก (k) は閉鎖音です。日本語の「サック」のように「ク」と強く発音せず、喉の奥で音を止めるようにします。
    • สิทธิ์ (sìt): 最初の ส (s) は「サ」行の音に近いですが、日本語の「シ」ではなく、舌を平らにして「ス」と「イ」の中間のような音を出す意識をすると良いでしょう。最後の -ธิ์ (t) も閉鎖音です。
  • 声調: 両音節とも低声なので、比較的発音しやすいかもしれません。しかし、低声は下降する音で、日本語の平板な音とは異なります。意識して音を下げて発音する練習をしましょう。
  • 意味のニュアンス: 「ศักดิ์สิทธิ์」は宗教的、精神的な「神聖さ」を強く表します。「素晴らしい」「立派な」といった一般的な褒め言葉とは異なりますので、使い分けに注意が必要です。例えば、美味しい料理や美しい景色に対しては使いません。
  • 日本語話者が間違いやすい点:
    • 末子音の閉鎖音(kt)を意識せずに発音すると、タイ人には異なる単語に聞こえたり、不自然に聞こえたりします。しっかりと「閉じる」意識を持って発音してください。
    • 「スィット」の「スィ」の音は、口を横に引くようにして発音するとタイ語の สิ の音に近づきます。日本語の「シ」の音(舌先が上顎に触れる)とは異なります。

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