【タイ語単語学習】
disagree – ไม่เห็นด้วย
目標単語
- タイ語: ไม่เห็นด้วย
- 日本語: 不賛成である、同意しない、意見が食い違う
- 英語: disagree, not agree, disapprove
基本情報
- 品詞: 動詞句
- 発音(カタカナ近似): マイ ヘン ドゥアイ
- 発音記号(学習者向け): mâi hěn dûai
- 声調: 低声 → 上昇声 → 下降声
- 【必須】正確な音声: [音声を聞く – ※ここに実際の音声リンクが入ります]
単語の解説
ไม่เห็นด้วย
(mâi hěn dûai) は、「不賛成である」「同意しない」「意見が食い違う」といった意味を表すタイ語の動詞句です。
このフレーズは、否定を表す接頭辞 ไม่
(mâi – 〜ない) と、動詞 เห็น
(hěn – 見る、同意する、賛成する) 、そして前置詞または助詞の ด้วย
(dûai – 〜と一緒に、〜も、〜と) が組み合わさってできています。直訳すると「〜と見ない(同意しない)」となり、「考え方や意見が一致しない」というニュアンスを含みます。
特定の意見、提案、行動などに対して、自分が賛成できない場合や、相手と異なる見解を持っていることを表明する際に広く使われます。比較的直接的な表現ですが、丁寧な言葉遣い(例:ขอโทษนะคะ/ครับ
– 申し訳ありませんが、を前につける)と組み合わせることで、より柔らかく伝えることができます。
豊富な例文
- タイ語: ฉันไม่เห็นด้วยกับข้อเสนอของคุณ
- 発音(学習者向け): chăn mâi hěn dûai kàp khɔ̂ɔ sà nʉ̌ə khɔ̌ɔng khun
- 声調: 中声 → 低声 → 上昇声 → 下降声 → 低声 → 下降声 → 中声 → 上昇声
- 日本語: 私はあなたの提案に賛成しません。
- (補足):
กับ
(kàp) は「〜と、〜に」を意味する前置詞で、〜と意見が食い違う
のように特定の対象を指す場合に使われます。ข้อเสนอ
(khɔ̂ɔ sà nʉ̌ə) は「提案、申し出」です。
- タイ語: พวกเขาไม่เห็นด้วยในเรื่องนี้
- 発音(学習者向け): phûak khǎo mâi hěn dûai nai rʉ̂ang níi
- 声調: 下降声 → 上昇声 → 低声 → 上昇声 → 下降声 → 中声 → 下降声 → 高声
- 日本語: 彼らはこの件については意見が合いません。
- (補足):
ในเรื่องนี้
(nai rʉ̂ang níi) は「この件で、このことについて」という意味で、ある特定の話題や事柄について意見が異なることを示します。
- タイ語: แม้ว่าเราจะเป็นเพื่อนกัน แต่บางครั้งเราก็ไม่เห็นด้วยกัน
- 発音(学習者向け): máe wâa rao ja pen pʉ̂an kan tàe baang khráng rao gɔ̂ mâi hěn dûai kan
- 声調: 高声 → 下降声 → 中声 → 中声 → 中声 → 下降声 → 中声 → 低声 → 高声 → 下降声 → 中声 → 低声 → 上昇声 → 下降声 → 中声
- 日本語: 私たちは友達だけど、時々意見が食い違うこともあります。
- (補足):
แม้ว่า...แต่...
(máe wâa…tàe…) は「〜であるけれども、しかし〜」という譲歩の構文です。กัน
(kan) は「お互いに」や「一緒に」という意味で、ここでは意見が「お互いに」食い違うことを強調します。
- タイ語: ฉันไม่เห็นด้วยกับการตัดสินใจนั้น
- 発音(学習者向け): chăn mâi hěn dûai kàp gaan tàt sǐn jai nán
- 声調: 中声 → 低声 → 上昇声 → 下降声 → 低声 → 中声 → 上昇声 → 上昇声 → 高声 → 中声
- 日本語: 私はその決定に反対です。
- (補足):
การตัดสินใจ
(gaan tàt sǐn jai) は「決定、判断」という意味の名詞です。การ
は動詞を名詞化する接頭辞です。
- タイ語: คนส่วนใหญ่ในที่ประชุมไม่เห็นด้วยกับแผนการใหม่
- 発音(学習者向け): khon sùuan yài nai thîi pra chumn mâi hěn dûai kàp phaen gaan mài
- 声調: 中声 → 上昇声 → 下降声 → 中声 → 下降声 → 中声 → 中声 → 低声 → 上昇声 → 下降声 → 低声 → 中声 → 中声 → 低声
- 日本語: 会議のほとんどの人は、新しい計画に賛成しませんでした。
- (補足):
คนส่วนใหญ่
(khon sùuan yài) は「ほとんどの人、大多数の人」です。ที่ประชุม
(thîi pra chumn) は「会議、ミーティング」を指します。
関連語・派生語
- เห็นด้วย (hěn dûai): 賛成する、同意する、意見が一致する。
ไม่
を取り除いた形。 - ขัดแย้ง (khàt yáeng): 対立する、矛盾する、衝突する。よりフォーマルで、意見の食い違いが対立にまで発展している場合に使うことがあります。
- ค้าน (kháan): 反対する、異議を唱える。
ไม่เห็นด้วย
よりも、より明確に反対の立場を示す動詞です。 - ไม่เห็นด้วยอย่างยิ่ง (mâi hěn dûai yàang yîng): 全く賛成できない、強く反対する。
อย่างยิ่ง
(yàang yîng – 非常に、極めて) を加えることで、不同意の度合いを強調します。
よく使われる組み合わせ(コロケーション)
- ไม่เห็นด้วยกับ… (mâi hěn dûai kàp…): 〜に賛成しない、〜に意見が食い違う。特定の対象(人、意見、提案など)に対して不同意を示す際に最もよく使われます。
例:
ไม่เห็นด้วยกับความคิดนี้
(mâi hěn dûai kàp khwaam khít níi – この考えには賛成できない) - ไม่เห็นด้วยในเรื่อง… (mâi hěn dûai nai rʉ̂ang…): 〜の件に関しては賛成しない。特定の話題や事柄について意見が異なる場合に使います。
- คนส่วนใหญ่ไม่เห็นด้วย (khon sùuan yài mâi hěn dûai): ほとんどの人が賛成しない。世論や集団の意見を示すときに使われます。
学習のヒントと注意点
- 声調に注意!
ไม่เห็นด้วย
は、それぞれの単語に異なる声調があります。ไม่
(mâi) は「低声」เห็น
(hěn) は「上昇声」ด้วย
(dûai) は「下降声」 特にเห็น
とด้วย
の声調は日本語にはないパターンなので、発音の際は意識的に声の高さを変える練習が必要です。音声を聞いて真似るのが最も効果的です。
- カタカナはあくまで近似: 「マイ ヘン ドゥアイ」というカタカナ表記はあくまで近似であり、正確な発音とは異なります。特にタイ語の声調や子音(例:
ด
の音)は、日本語の音にはないため、必ず音声で確認し、口の形や舌の位置を意識して練習しましょう。 - 「เห็น」の意味の広さ:
เห็น
は「見る」という意味の他に「同意する」「賛成する」という意味も持ちます。ไม่เห็นด้วย
を覚えることで、このเห็น
の多義性を理解する手助けになります。 - 丁寧な表現:
ไม่เห็นด้วย
は直接的な表現なので、相手との関係性や状況によっては、ขอโทษนะคะ/ครับ แต่...
(申し訳ありませんが、しかし…) やฉันเข้าใจในสิ่งที่คุณพูด แต่...
(あなたが言っていることは理解できますが、しかし…) のように、クッション言葉を前につけるとより丁寧な印象になります。 - 日本語話者が間違いやすい点:
- 声調のフラット化: 日本語は声調言語ではないため、タイ語の声調をフラットに発音しがちです。特に
เห็น
の上昇声やด้วย
の下降声を意識しないと、不自然に聞こえたり、意味が伝わりにくくなったりします。 ด้วย
の母音と子音:ด้วย
の母音はua
(ウア)という二重母音で、日本語の「う」や「お」とは異なります。また、子音ด
(d) も、日本語の「だ行」よりも舌先がやや前歯の裏に触れるような、少し軟らかい「ダ」の音になります。
- 声調のフラット化: 日本語は声調言語ではないため、タイ語の声調をフラットに発音しがちです。特に
これらのポイントを意識して練習することで、より自然なタイ語の「不賛成です」を表現できるようになります。
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