differ : 異なる|タイ語と日本語で覚える日常会話フレーズ【音声付き】

【タイ語単語学習】

異なる – แตกต่าง

目標単語

  • タイ語: แตกต่าง
  • 日本語: 異なる、違う、相違する
  • 英語: differ, be different, vary

基本情報

  • 品詞: 動詞(形容詞的な意味も含む)
  • 発音(カタカナ近似): テーク・ターン
  • 発音記号(学習者向け): tàek tàang
  • 声調: 低声 → 低声
  • 【必須】正確な音声: [音声を聞く – ※ここに実際の音声リンクが入ります]

単語の解説

「แตกต่าง (tàek tàang)」は、「異なる」「違う」「相違する」という意味を持つタイ語の単語です。 この単語は、「แตก (tàek)」(割れる、散る)と「ต่าง (tàang)」(異なる、別々の)という二つの単語が組み合わさってできています。文字通りには「異なって割れる」「バラバラになる」というようなニュアンスから、「異なる、相違する」という意味で使われるようになりました。

物事、意見、状況、性質などが互いに似ていない、あるいは同じではない状態を表現する際に用いられます。動詞として「〜と異なる」と使われたり、形容詞的に「異なる〜」として使われたりします。人や物の間の違いを強調したいときに非常に便利です。

豊富な例文


  • タイ語: สินค้าสองอย่างนี้แตกต่างกันเล็กน้อย
  • 発音(学習者向け): sǐn kháw sɔ̌ɔng yàang níi tàek tàang kan lék nɔ́i
  • 声調: 上昇声 → 高声 → 低声 → 上昇声 → 低声 → 低声 → 低声 → 上昇声 → 低声
  • 日本語: この二つの商品は少し異なります。
  • (補足): กัน (kan) は「お互いに」という意味で、比較対象がある際に「互いに異なる」というニュアンスを強めます。เล็กน้อย (lék nɔ́i) は「少し、わずか」を意味します。

  • タイ語: ความคิดเห็นของแต่ละคนแตกต่างกันไป
  • 発音(学習者向け): khwaam khít hěn khɔ̌ɔng dtɛ̀ɛ la khon tàek tàang kan bpai
  • 声調: 中声 → 高声 → 上昇声 → 上昇声 → 低声 → 低声 → 低声 → 低声 → 低声 → 中声
  • 日本語: 人によって意見が異なります。
  • (補足): ความคิดเห็น (khwaam khít hěn) は「意見」。แต่ละคน (dtɛ̀ɛ la khon) は「一人一人」。กันไป (kan bpai) は「それぞれに異なる、多様である」という広がりや変化のニュアンスを加えます。

  • タイ語: วัฒนธรรมแต่ละประเทศแตกต่างกันมาก
  • 発音(学習者向け): wát thá ná tham dtɛ̀ɛ la bprà thêet tàek tàang kan mâak
  • 声調: 高声 → 高声 → 中声 → 中声 → 低声 → 低声 → 高声 → 低声 → 低声 → 低声 → 低声 → 下降声
  • 日本語: 文化は国によって大きく異なります。
  • (補足): วัฒนธรรม (wát thá ná tham) は「文化」。แต่ละประเทศ (dtɛ̀ɛ la bprà thêet) は「それぞれの国」。มาก (mâak) は「非常に、大きく」という意味の副詞です。

  • タイ語: นิสัยของเขาแตกต่างจากเมื่อก่อนมาก
  • 発音(学習者向け): ní sǎi khɔ̌ɔng kháo tàek tàang jàak mʉ̂a kɔ̀ɔn mâak
  • 声調: 高声 → 上昇声 → 上昇声 → 上昇声 → 低声 → 低声 → 低声 → 下降声 → 低声 → 下降声
  • 日本語: 彼の性格は以前とかなり異なります。
  • (補足): นิสัย (ní sǎi) は「性格、習慣」。จาก (jàak) は「〜から(離れて)」という意味で、「〜と異なる」の「と」に相当する比較の際に使われます。เมื่อก่อน (mʉ̂a kɔ̀ɔn) は「以前、昔」です。

  • タイ語: คำสองคำนี้มีความหมายแตกต่างกันเล็กน้อย
  • 発音(学習者向け): kham sɔ̌ɔng kham níi mii khwaam mǎai tàek tàang kan lék nɔ́i
  • 声調: 中声 → 低声 → 中声 → 上昇声 → 中声 → 上昇声 → 低声 → 低声 → 低声 → 上昇声 → 低声
  • 日本語: この二つの言葉は意味が少し異なります。
  • (補足): คำ (kham) は「言葉、単語」。มีความหมาย (mii khwaam mǎai) は「意味を持つ」という意味です。

関連語・派生語

  • ต่าง (tàang): 「異なる、別々の」という意味の単語。แตกต่าง の一部でもあり、単独でも使われますが、แตกต่าง の方が「相違がある」という動詞的な意味合いが強いです。
  • ความแตกต่าง (khwaam tàek tàang): 「相違、違い」という名詞形。動詞の前に ความ (khwaam) をつけることで名詞化されます。
  • แตกต่างกัน (tàek tàang kan): 「互いに異なる、それぞれ違う」という、非常によく使われる表現です。
  • เหมือน (mʉ̌an): 「同じ、似ている」という意味の対義語。

よく使われる組み合わせ(コロケーション)

  • แตกต่างกัน (tàek tàang kan): 互いに異なる
  • แตกต่างจาก (tàek tàang jàak) 〜: 〜と異なる
  • แตกต่างมาก (tàek tàang mâak): 大いに異なる、かなり違う
  • มีความคิดเห็นแตกต่าง (mii khwaam khít hěn tàek tàang): 意見が異なる
  • แตกต่างอย่างสิ้นเชิง (tàek tàang yàang sîn choeng): 完全に異なる、全く違う ( อย่างสิ้นเชิง (yàang sîn choeng) は「完全に、全く」という副詞句)

学習のヒントと注意点

  • 発音と声調:
    • 「แตก (tàek)」も「ต่าง (tàang)」も、どちらも低声です。日本語の「テーク・ターン」と発音する際、音の高さを低く、平坦に保つことを意識しましょう。
    • 特に「แตก (tàek)」の「แอ (ae)」の母音は、日本語の「ア」と「エ」の中間のような広めの口の形を意識するとタイ語らしい音になります。
  • 使い方のポイント:
    • 「異なる」という動詞として使う際は、แตกต่าง をそのまま使います。
    • 「AはBと異なる」という比較の文では、A แตกต่างจาก B (A tàek tàang jàak B) のように、จาก (jàak) を使って比較対象を示します。
    • 「AとBは異なる」のように、複数の対象が互いに異なることを示す場合は、A กับ B แตกต่างกัน (A gàp B tàek tàang kan) のように กัน (kan) を加えるのが自然です。
  • 日本語話者が間違いやすい点:
    • 日本語の「違う」は「異なる」の他に「間違いである」という意味も持ちますが、タイ語の「แตกต่าง」はもっぱら「異なる」という意味で、「間違い」の意味では使いません。「間違い」は「ผิด (pìt)」を使います。
    • 「ไม่เหมือนกัน (mâi mʉ̌an kan)」も「同じではない」という意味で「違う」と訳されますが、ไม่เหมือนกัน は「似ていない」「同じではない」という否定のニュアンスが強いです。対して แตกต่าง は、積極的に「相違がある」「差がある」という、より具体的な「異なる」という状態を表現します。文脈に応じて使い分けましょう。

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