dialect : 方言|タイ語と日本語で覚える日常会話フレーズ【音声付き】

【タイ語単語学習】

方言 – ภาษาถิ่น

目標単語

  • タイ語: ภาษาถิ่น
  • 日本語: 方言、地域語
  • 英語: dialect, local language

基本情報

  • 品詞: 名詞
  • 発音(カタカナ近似): パサーティン
  • 発音記号(学習者向け): phaa-sǎa-thìn
  • 声調: 中声 → 上昇声 → 低声
  • 【必須】正確な音声: [音声を聞く – ※ここに実際の音声リンクが入ります]

単語の解説

この単語は、タイ語で「言語、言葉」を意味する ภาษา (phaa-sǎa) と、「場所、地域、出身地」を意味する ถิ่น (thìn) が組み合わさってできています。「地域の言葉」という構成から、日本語の「方言」と同じ概念を表します。 タイは北部、東北部(イーサーン)、中部(バンコクを中心とする標準タイ語)、南部など、地域によって多様な方言が存在し、日常生活で頻繁に耳にする言葉です。それぞれの地域独特のアクセントや語彙、時には文法まで異なるため、タイ人同士でも方言によっては理解が難しい場合もあります。

豊富な例文


  • タイ語: ทางภาคเหนือของไทยพูดภาษาถิ่นที่แตกต่างกัน
  • 発音(学習者向け): thaaŋ phâak nʉ̌a khɔ̌ɔŋ thai phûut phaa-sǎa-thìn thîi tɛ̀ɛk-tàaŋ kan
  • 声調: 中声 → 低声 → 上昇声 → 上昇声 → 低声 → 低声 → 上昇声 → 低声 → 低声 → 中声
  • 日本語: タイ北部では異なる方言が話されています。
  • (補足): ทางภาคเหนือ (thaaŋ phâak nʉ̌a) は「北部方面」、แตกต่างกัน (tɛ̀ɛk-tàaŋ kan) は「異なる」という意味です。

  • タイ語: สำเนียงของเขามาจากภาษาถิ่น
  • 発音(学習者向け): sǎm-niiang khɔ̌ɔŋ kháw maa jàak phaa-sǎa-thìn
  • 声調: 上昇声 → 上昇声 → 上昇声 → 低声 → 上昇声 → 中声 → 上昇声 → 低声
  • 日本語: 彼の訛りは方言から来ています。
  • (補足): สำเนียง (sǎm-niiang) は「訛り」や「アクセント」という意味です。

  • タイ語: เพลงนี้ร้องเป็นภาษาถิ่น
  • 発音(学習者向け): phleeŋ níi rɔ́ɔŋ pen phaa-sǎa-thìn
  • 声調: 中声 → 上昇声 → 高声 → 中声 → 中声 → 上昇声 → 低声
  • 日本語: この歌は方言で歌われています。
  • (補足): ร้อง (rɔ́ɔŋ) は「歌う」、เป็น (pen) は「〜として、〜で」という意味の助詞です。

  • タイ語: ฉันเข้าใจภาษาถิ่นนั้นได้นิดหน่อย
  • 発音(学習者向け): chǎn khâw-jay phaa-sǎa-thìn nán dâi nít-nɔ̀ɔi
  • 声調: 上昇声 → 低声 → 中声 → 中声 → 上昇声 → 低声 → 高声 → 高声 → 低声
  • 日本語: 私はその方言を少ししか理解できません。
  • (補足): เข้าใจ (khâw-jay) は「理解する」、นิดหน่อย (nít-nɔ̀ɔi) は「少しだけ」という意味です。

  • タイ語: ย่าของฉันพูดภาษาถิ่นเสมอ
  • 発音(学習者向け): yâa khɔ̌ɔŋ chǎn phûut phaa-sǎa-thìn sà-mə̌ə
  • 声調: 低声 → 上昇声 → 上昇声 → 低声 → 中声 → 上昇声 → 低声 → 上昇声
  • 日本語: 祖母はいつも方言で話します。
  • (補足): ย่า (yâa) は「(父方の)祖母」、เสมอ (sà-mə̌ə) は「いつも」という意味です。

関連語・派生語

  • ภาษาไทย (phaa-sǎa thai): タイ語
  • ภาษาอังกฤษ (phaa-sǎa aŋ-grìt): 英語
  • ภาษามาตรฐาน (phaa-sǎa mâat-trà-thǎan): 標準語
  • สำเนียง (sǎm-niiang): 訛り、アクセント
  • ท้องถิ่น (thɔ́ɔŋ-thìn): 地域、地元(形容詞的に「地方の」としても使われます)

よく使われる組み合わせ(コロケーション)

  • พูดภาษาถิ่น (phûut phaa-sǎa-thìn): 方言を話す
  • ภาษาถิ่นเหนือ (phaa-sǎa-thìn nʉ̌a): 北部方言
  • ภาษาถิ่นอีสาน (phaa-sǎa-thìn ii-sǎan): イーサーン方言(東北部方言)
  • ภาษาถิ่นใต้ (phaa-sǎa-thìn tâi): 南部方言

学習のヒントと注意点

  • 連想法: 「パサー(言葉)ティン(地域)→ 地域のことば」という成り立ちを理解すると覚えやすいでしょう。
  • 発音の注意点:
    • ภาษา (phaa-sǎa): 最初の phaa は日本語の「パ」ではなく、息を強く出す「ファ」に近い有気音の ph です。続く sǎa は上昇声で、語尾が上がるように発音します。
    • ถิ่น (thìn): thìnth も、日本語の「タ」ではなく、舌先を前歯の裏につけて強く息を出す有気音の t です。声調は低声なので、音を低く抑えるように発音します。
  • 声調の注意点: 全体として「中声 → 上昇声 → 低声」という3つの声調が連続します。特に日本語話者は、最後の thìn の低声が平坦になりがちなので、しっかりと音を下げて発音することを意識してください。この声調パターンを正確に再現できるよう、何度も練習しましょう。

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