despite : ~にもかかわらず|タイ語と日本語で覚える日常会話フレーズ【音声付き】

【タイ語単語学習】

~にもかかわらず – แม้ว่า

目標単語

  • タイ語: แม้ว่า
  • 日本語: ~にもかかわらず、たとえ~でも
  • 英語: despite, although, even though

基本情報

  • 品詞: 接続詞
  • 発音(カタカナ近似): メーワー
  • 発音記号(学習者向け): mɛ́ɛ wâa
  • 声調: 高声 → 下降声
  • 【必須】正確な音声: [音声を聞く - ※ここに実際の音声リンクが入ります]

単語の解説

「แม้ว่า (mɛ́ɛ wâa)」は、主に文頭や節の冒頭に置かれ、ある状況や事実が存在するにもかかわらず、それに反する結果や事柄が起こることを示す接続詞です。「~にもかかわらず」「たとえ~でも」「~だけれども」といった逆説的な意味合いで使われます。英語の “although”, “even though”, “despite the fact that” に近いニュアンスを持ちます。 「แม้ (mɛ́ɛ)」は「たとえ~でも」、「ว่า (wâa)」は「~と(言う)」という意味がありますが、この二つが組み合わさることで特定の接続詞としての役割を果たします。

豊富な例文


  • タイ語: แม้ว่าฝนจะตก เขาก็ยังไปวิ่ง
  • 発音(学習者向け): mɛ́ɛ wâa fǒn jà tòk, kháo kɔ̂ɔ yang pai wîng
  • 声調: 高声 → 下降声 → 上昇声 → 中声 → 低声 → 上昇声 → 低声 → 中声 → 下降声
  • 日本語: 雨が降っていたにもかかわらず、彼はまだ走りに行った。
  • (補足): 「จะ (jà)」は未来や推量を表す助動詞。「ยัง (yang)」は「まだ、依然として」の意味。

  • タイ語: แม้ว่าเธอจะเหนื่อย แต่เธอก็ยังทำงานต่อ
  • 発音(学習者向け): mɛ́ɛ wâa thəə jà nʉ̀ai, tɛ̀ɛ thəə kɔ̂ɔ yang tham ngaan tɔ̀ɔ
  • 声調: 高声 → 下降声 → 中声 → 中声 → 低声 → 下降声 → 中声 → 中声 → 下降声 → 中声 → 中声 → 低声
  • 日本語: 彼女は疲れていたにもかかわらず、仕事を続けた。
  • (補足): 「แต่ (tɛ̀ɛ)」は「しかし」を意味する接続詞で、「แม้ว่า…แต่…」の形でよく使われます。

  • タイ語: เขาไม่ยอมแพ้ แม้ว่าสถานการณ์จะยากลำบาก
  • 発音(学習者向け): kháo mâi yɔɔm phɛ́ɛ, mɛ́ɛ wâa sà thaan ná gaan jà yâak lam bâak
  • 声調: 上昇声 → 低声 → 中声 → 高声 → 高声 → 下降声 → 低声 → 中声 → 中声 → 中声 → 低声 → 下降声 → 下降声
  • 日本語: 彼は状況が困難であるにもかかわらず、諦めなかった。
  • (補足): 「ไม่ยอมแพ้ (mâi yɔɔm phɛ́ɛ)」は「諦めない、降伏しない」という意味。ここでは「แม้ว่า」が文中に置かれています。

  • タイ語: แม้ว่าราคาจะแพง ฉันก็ยังอยากได้
  • 発音(学習者向け): mɛ́ɛ wâa raa khaa jà phɛɛng, chán kɔ̂ɔ yang yàak dâai
  • 声調: 高声 → 下降声 → 中声 → 中声 → 低声 → 中声 → 高声 → 低声 → 下降声 → 低声 → 下降声
  • 日本語: 値段が高くても、私はやはり欲しい。
  • (補足): 「อยากได้ (yàak dâai)」は「手に入れたい、欲しい」という意味。

  • タイ語: แม้ว่าเราจะอยู่ไกลกัน แต่ความรู้สึกดีๆ ยังคงอยู่
  • 発音(学習者向け): mɛ́ɛ wâa rao jà yùu klai gan, tɛ̀ɛ khwaam rúu sʉ̀k dii dii yang khong yùu
  • 声調: 高声 → 下降声 → 中声 → 中声 → 低声 → 低声 → 中声 → 下降声 → 中声 → 中声 → 高声 → 下降声 → 低声 → 中声 → 低声 → 中声
  • 日本語: 私たちは遠く離れていても、良い気持ちはまだ残っている。
  • (補足): 「ความรู้สึก (khwaam rúu sʉ̀k)」は「気持ち、感情」。「ยังคง (yang khong)」は「依然として~である」。

関連語・派生語

  • แม้ (mɛ́ɛ): 「たとえ~でも」。「ว่า」なしでも同様の意味で使われることがありますが、「แม้ว่า」の方が一般的で、より正式な響きがあります。
  • ถึงแม้ (thʉ̌ng mɛ́ɛ): 「たとえ~であっても」。強調の意味合いが加わります。「แม้ว่า」と同様に「ถึงแม้ว่า (thʉ̌ng mɛ́ɛ wâa)」という形もあります。
  • ทั้งๆ ที่ (tháng thân thîi): 「~であるにもかかわらず、~なのに」。こちらは少し非難や意外のニュアンスを含みます。「แม้ว่า」はより客観的な逆説を示すのに対し、「ทั้งๆ ที่」は話し手の感情や驚きが含まれることが多いです。

よく使われる組み合わせ(コロケーション)

  • แม้ว่า…แต่… (mɛ́ɛ wâa…tɛ̀ɛ…): 「~にもかかわらず、しかし~」。逆説の事柄を二つの節で明確に示す最も一般的なパターン。 例: แม้ว่าเขาจะป่วย แต่เขาก็ยังมาทำงาน. (彼は病気だったにもかかわらず、それでも仕事に来た。)
  • แม้ว่า…ก็… (mɛ́ɛ wâa…kɔ̂ɔ…): 「~にもかかわらず、それでも~」。これも逆説を示す一般的な組み合わせ。特に逆の結果が強調される場合に用いられます。 例: แม้ว่าอากาศจะร้อนมาก เขาก็ยังใส่เสื้อกันหนาว. (気候がとても暑いにもかかわらず、彼はまだ厚手の服を着ている。)

学習のヒントと注意点

  • 発音と声調: 「mɛ́ɛ (高声) wâa (下降声)」と、それぞれの音節で声調が変化することに注意しましょう。特に「แม (mɛ́ɛ)」は高声、口を大きく開く「エ」の音です。「ว่า (wâa)」は下降声で、日本語の「ワー」よりも語尾を下げて発音します。この二つの声調の変化をスムーズに繋げることがポイントです。
  • 使い方: 「แม้ว่า」は、文頭に置かれることが多いですが、例文のように主節の後に続く副詞節として使われることもあります。接続詞として、二つの節を結びつける役割を理解しましょう。
  • 「両節に「も」や「でも」を置く感覚」: 日本語の「~にもかかわらず」や「たとえ~でも」は、前半の節だけでなく、後半の節にも「それでも」「それでもなお」のようなニュアンスが含まれています。タイ語の「แม้ว่า…แต่…」や「แม้ว่า…ก็…」も同様に、逆説的な意味合いを強調するために、後半の節に「แต่ (しかし)」や「ก็ (~もまた、それでも)」が使われることが多いです。
  • 日本語話者が間違いやすい点: 「~なのに」という意味の「ทั้งๆ ที่ (tháng thân thîi)」と混同しやすいですが、「แม้ว่า」はより客観的な逆説、「ทั้งๆ ที่」は意外性や非難のニュアンスを含むという違いを意識すると良いでしょう。例えば、自分が疲れているときに「แม้ว่าฉันจะเหนื่อย, ฉันก็ยังทำงานต่อ. (疲れていたけど、仕事続けた。)」は自然ですが、「ทั้งๆ ที่ฉันเหนื่อย, ฉันก็ยังทำงานต่อ.」と言うと「疲れているのに、私ときたらまだ仕事してる」という、少し自分を責めるようなニュアンスになり得ます。

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