dedicate : をささげる;を献呈する|タイ語と日本語で覚える日常会話フレーズ【音声付き】

【タイ語単語学習】

dedicate : をささげる;を献呈する – อุทิศ

目標単語

  • タイ語: อุทิศ
  • 日本語: ささげる、献身する、捧げる、献呈する
  • 英語: dedicate, devote, consecrate

基本情報

  • 品詞: 動詞
  • 発音(カタカナ近似): ウティット
  • 発音記号(学習者向け): u-thít
  • 声調: 中声 → 高声
  • 【必須】正確な音声: [音声を聞く - ※ここに実際の音声リンクが入ります]

単語の解説

อุทิศ (u-thít) は、「時間、労力、財産などを特定の目的や人物のために惜しみなく使う、提供する」という意味の動詞です。日本語の「ささげる」「献身する」「捧げる」といったニュアンスに非常に近く、精神的、あるいは物質的なリソースをある対象に傾注する様子を表します。

この単語は、個人の人生や時間をある目標や人物のために捧げる場面、あるいは書籍などを特定の人物に「献呈する」場面などで広く使われます。また、仏教用語としても用いられ、善行の功徳を故人や特定の存在に「回向する」「捧げる」という意味でも使われます。 この単語は、パーリ語やサンスクリット語に由来しており、ややフォーマルな響きを持つ場合もあります。

豊富な例文


  • タイ語: เขาอุทิศชีวิตให้ครอบครัว
  • 発音(学習者向け): khǎo u-thít chii-wít hâi khrâap-krua
  • 声調: 上昇声 → 中声 → 中声 → 下降声 → 下降声
  • 日本語: 彼は家族のために人生を捧げた。
  • (補足): ชีวิต (chii-wít) は「人生」、ให้ (hâi) は「〜に(与える)」という意味で、この文では「〜のために」という目的を示します。

  • タイ語: ผมขออุทิศหนังสือเล่มนี้แด่พ่อแม่ของผม
  • 発音(学習者向け): phǒm khɔ̌ɔ u-thít năng-sʉ̌ʉ lêm níi dɛ̀ɛ phɔ̂ɔ mɛ̂ɛ khɔ̌ɔng phǒm
  • 声調: 上昇声 → 上昇声 → 中声 → 高声 → 上昇声 → 下降声 → 高声 → 下降声 → 下降声 → 上昇声 → 上昇声
  • 日本語: 私はこの本を私の両親に献呈します。
  • (補足): ขอ (khɔ̌ɔ) は「〜したい、〜をขอむ」という丁寧な依頼や表明。หนังสือเล่มนี้ (năng-sʉ̌ʉ lêm níi) は「この本」、แด่ (dɛ̀ɛ) は「〜に(献呈する相手への敬意を示す、より丁寧な前置詞)」です。

  • タイ語: เธออุทิศเวลาของเธอให้งานอาสาสมัคร
  • 発音(学習者向け): thəə u-thít wee-laa khɔ̌ɔng thəə hâi ngaan aa-saa-sǎ-màk
  • 声調: 中声 → 中声 → 高声 → 中声 → 中声 → 上昇声 → 下降声 → 中声 → 中声 → 上昇声 → 低声
  • 日本語: 彼女は自分の時間をボランティア活動に捧げている。
  • (補足): เวลา (wee-laa) は「時間」、งานอาสาสมัคร (ngaan aa-saa-sǎ-màk) は「ボランティア活動」という意味です。

  • タイ語: สถานที่แห่งนี้ถูกอุทิศเพื่อการศึกษาของเด็กด้อยโอกาส
  • 発音(学習者向け): sà-thǎan-thîi hɛ̀ng níi thùuk u-thít phʉ̂ʉa gaan-sʉ̀k-sǎa khɔ̌ɔng dèk dɔ̂i oo-gàat
  • 声調: 低声 → 上昇声 → 下降声 → 低声 → 高声 → 低声 → 中声 → 高声 → 下降声 → 中声 → 中声 → 上昇声 → 下降声 → 下降声 → 低声 → 下降声
  • 日本語: この施設は、恵まれない子供たちの教育のために捧げられた。
  • (補足): สถานที่ (sà-thǎan-thîi) は「場所、施設」、ถูก (thùuk) は受動態を作る助動詞、เพื่อ (phʉ̂ʉa) は「〜のために」、การศึกษา (gaan-sʉ̀k-sǎa) は「教育」、เด็กด้อยโอกาส (dèk dɔ̂i oo-gàat) は「恵まれない子供たち」です。

  • タイ語: เขาอุทิศทั้งแรงกายและแรงใจเพื่องานวิจัยนี้
  • 発音(学習者向け): khǎo u-thít tháng rɛɛng gaai lɛ́ rɛɛng jai phʉ̂ʉa ngaan wí-jai níi
  • 声調: 上昇声 → 中声 → 高声 → 高声 → 中声 → 中声 → 高声 → 中声 → 中声 → 下降声 → 中声 → 下降声 → 高声
  • 日本語: 彼はこの研究に心身ともに全力を尽くした。
  • (補足): ทั้ง...และ... (tháng… lɛ́…) は「〜も〜も(両方)」、แรงกาย (rɛɛng gaai) は「肉体的な力、労力」、แรงใจ (rɛɛng jai) は「精神的な力、意志」、งานวิจัย (ngaan wí-jai) は「研究」を意味します。

関連語・派生語

  • ถวาย (tha-wǎi): 捧げる、献上する。主に王族、僧侶、神仏といった特定の高貴な存在に対して使われる、より敬意のこもった言葉です。
  • มอบให้ (mâap hâi): 贈る、与える。一般的な「与える」に近いですが、目上の人や敬意を払う相手に何かを「献呈する」ニュアンスで使われることもあります。
  • เสียสละ (sǐa sà-là): 犠牲にする、献身する。自己を犠牲にして何かを捧げるという、より強い献身のニュアンスを含みます。
  • ทุ่มเท (thûm-thee): 全力を尽くす、没頭する。時間や労力を惜しみなく注ぎ込む意味合いで、อุทิศと似ていますが、より具体的な行動にフォーカスされることが多いです。

よく使われる組み合わせ(コロケーション)

  • อุทิศชีวิต (u-thít chii-wít): 人生を捧げる
  • อุทิศเวลา (u-thít wee-laa): 時間を捧げる
  • อุทิศตน (u-thít ton): 自身を捧げる、献身する
  • อุทิศส่วนบุญส่วนกุศล (u-thít sùuan-bun sùuan-gùt-sǒn): (仏教の文脈で)功徳を回向する(故人などに善行の成果を捧げる)

学習のヒントと注意点

  • 発音と声調:
    • อุทิศ (u-thít) の発音は、「ウティット」というカタカナ近似では最後の「t」の音()が母音を伴わない「内破音」であることに注意が必要です。日本語の「ット」のように「ト」の音をはっきりと発音せず、舌先を歯茎に付けて息を止め、音を止めるように意識するとタイ語の音に近くなります。
    • 声調は「中声 → 高声」です。最初の อุ は平坦な中声、次の ทิศ は高い音からさらに上昇する高声です。この声調の動きを意識して発音することで、より自然なタイ語に近づきます。
  • 使い分け: อุทิศ は広範囲に「捧げる」ことを表すのに対し、ถวาย は対象が王族や僧侶、神仏などに限定されるよりフォーマルな場面で使われます。混乱しないように注意しましょう。
  • 連想法(ニーモニック):(ウエ)ティット(手ィット)と、時間を捧げ(献身)して、ウエディングドレスを手作りする」のような、日本語とタイ語の音を結びつける自分なりの連想法を試すと良いでしょう。
  • フォーマルなニュアンス: この単語はパーリ語・サンスクリット語由来であるため、日常会話で頻繁に使うというよりは、やや硬い、またはフォーマルな文脈で用いられることが多いです。

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