deceive : をだます|タイ語と日本語で覚える日常会話フレーズ【音声付き】

【タイ語単語学習】

をだます – หลอก

目標単語

  • タイ語: หลอก
  • 日本語: だます、欺く、騙す
  • 英語: deceive, trick, fool, cheat

基本情報

  • 品詞: 動詞
  • 発音(カタカナ近似): ローク
  • 発音記号(学習者向け): lɔ̀ɔk
  • 声調: 低声
  • 【必須】正確な音声: [音声を聞く – ※ここに実際の音声リンクが入ります]

単語の解説

「หลอก (lɔ̀ɔk)」は、人を騙す、欺く、惑わすといった意味で広く使われる動詞です。嘘をついて信じ込ませる、誤った情報や見せかけで行動させる、欺瞞によって何かを得ようとする、といったニュアンスが含まれます。非常に日常的に使われる基本的な単語です。 単語自体に分解可能な要素はありません。単独で「騙す」という意味を持ちます。

豊富な例文


  • タイ語: เขาหลอกฉัน
  • 発音(学習者向け): káo lɔ̀ɔk chǎn
  • 声調: 上昇声 → 低声 → 上昇声
  • 日本語: 彼は私をだました。
  • (補足): 「เขา (káo)」は彼/彼女、「ฉัน (chǎn)」は私(女性がよく使う)。

  • タイ語: อย่าให้ใครมาหลอกคุณได้นะ
  • 発音(学習者向け): yàa hâi krai maa lɔ̀ɔk kun dâi ná
  • 声調: 低声 → 下降声 → 中声 → 中声 → 低声 → 中声 → 上昇声
  • 日本語: 誰にも騙されないでくださいね。
  • (補足): 「อย่า (yàa)」は「〜するな」という禁止、「ให้ (hâi)」は「〜させる(ここでは受動態に近い使われ方)」、「ใคร (krai)」は「誰」、「ได้ (dâi)」は「〜できる」、語尾の「นะ (ná)」は軽い促しや念押しです。

  • タイ語: เขาโกหกหลอกฉัน
  • 発音(学習者向け): káo koo-hòk lɔ̀ɔk chǎn
  • 声調: 上昇声 → 中声 → 低声 → 低声 → 上昇声
  • 日本語: 彼は嘘をついて私をだました。
  • (補足): 「โกหก (koo-hòk)」は「嘘をつく」という意味で、「หลอก」と組み合わせることで「嘘をついてだます」という具体的な行為を強調します。

  • タイ語: อย่าหลงเชื่ออะไรง่ายๆ แบบนั้น
  • 発音(学習者向け): yàa lǒng-chʉ̂a à-rai ngâai-ngâai bâep nán
  • 声調: 低声 → 上昇声 → 下降声 → 低声 → 下降声 → 下降声 → 低声 → 上昇声
  • 日本語: そんな簡単なものに騙されて信じてはいけません。
  • (補足): 「หลงเชื่อ (lǒng-chʉ̂a)」は「騙されて信じる」「うっかり信じ込む」という意味の複合動詞です。「ง่ายๆ (ngâai-ngâai)」は「簡単に、簡単な」。

  • タイ語: เกือบถูกหลอกให้ทำเรื่องผิดกฎหมาย
  • 発音(学習者向け): gʉ̀ap tòok lɔ̀ɔk hâi tam rʉ̂ang pìt-gòt-mǎai
  • 声調: 低声 → 低声 → 低声 → 下降声 → 中声 → 下降声 → 低声 → 上昇声
  • 日本語: 違法なことをさせられそうになり、騙されかけた。
  • (補足): 「ถูกหลอก (tòok lɔ̀ɔk)」で受動態の「騙される」を意味します。「เกือบ (gʉ̀ap)」は「もう少しで〜するところだった」という危うく何かをするところだった状況を表します。「ผิดกฎหมาย (pìt-gòt-mǎai)」は「違法な」という意味です。

関連語・派生語

  • โกหก (koo-hòk): 嘘をつく。だます行為の一部ですが、直接的には「嘘」そのものを指します。
  • ต้มตุ๋น (dtôm-dtǔn): 詐欺をする、騙し取る。金銭や財物を騙し取るような、より悪質な詐欺行為を指すことが多いです。
  • ลวง (luang): 惑わす、誘い込む、欺く。หลอกと似ていますが、「巧みに誘い込む」「罠にかける」といったニュアンスも持ちます。
  • หลงเชื่อ (lǒng-chʉ̂a): 騙されて信じる、うっかり信じ込む。「หลง (lǒng)」は「惑う、迷う、夢中になる」などの意味を持ち、信じ込んでしまった状態を表します。

よく使われる組み合わせ(コロケーション)

  • หลอกลวง (lɔ̀ɔk luang): 欺く、詐欺行為をする。二つの類義語を重ねることで「だます」行為を強調したり、より詐欺的なニュアンスを持たせます。
  • หลอกขาย (lɔ̀ɔk kǎai): 騙して売る。詐欺的な販売方法を指します。
  • หลอกกิน (lɔ̀ɔk gin): 騙して(食べ物や金銭を)せしめる。主に、人から何かを騙し取る行為を指します。
  • หลอกเด็ก (lɔ̀ɔk dèk): 子供をだます。文字通り子供をだますだけでなく、「からかう」「冗談を言う」といった軽いニュアンスで使われることもあります。

学習のヒントと注意点

  • 発音と声調のポイント:
    • 「หลอก (lɔ̀ɔk)」は低声です。日本語の「ローク」のように高低の抑揚をつけず、低く平坦に発音することを意識しましょう。
    • 最初の「ห (hɔ̌ɔ)」は、無声の高い喉音(hに近い)で、後に続く子音「ล (lɔɔ)」に高い響きを与えますが、「หล」というタイ語特有の組み合わせ(หนำ)により、音節全体は低声になります。日本語の「ラ」行とは異なり、舌先を上歯茎の裏に軽くつけて発音します。
    • 母音の「ออ (ɔɔ)」は、日本語の「オー」よりも口を大きく丸く開けて出す、長母音です。
    • 語尾の「ก (gɔɔ)」は、破裂させない「k」音(内破音)です。日本語の「ック」のように息を強く出さず、喉の奥で息を止めるように軽く発音します。この「k」音をしっかり発音しないと、別の単語に聞こえてしまう可能性があります。
  • 日本語話者が間違いやすい点:
    • 日本語の「ローク」と発音すると、全く違うタイ語の単語に聞こえてしまう可能性があるので、声調(低声)と子音の正確な発音(特に語尾のk)に注意が必要です。
    • 「だます」という日本語のニュアンスは様々ですが、「หลอก」は広く一般的な「欺く」行為を指すため、他の関連語(โกหก、ต้มตุ๋นなど)との使い分けも意識すると良いでしょう。
  • 覚え方:
    • 「ロ(Lɔ)ック(K)を破って騙す」という連想法で、音と意味を結びつけることができます。(Lɔɔk = lock)

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