cruel : 残酷な;むごい|タイ語と日本語で覚える日常会話フレーズ【音声付き】

【タイ語単語学習】

残酷な;むごい – โหดร้าย (hòot ráai)

目標単語

  • タイ語: โหดร้าย
  • 日本語: 残酷な、むごい、残忍な、非道な
  • 英語: cruel, brutal, savage, ruthless

基本情報

  • 品詞: 形容詞 (または動詞的に使用されることもあります)
  • 発音(カタカナ近似): ホーッ・ラーイ
  • 発音記号(学習者向け): hòot ráai
  • 声調: 低声 → 上昇声
  • 【必須】正確な音声: [音声を聞く - ※ここに実際の音声リンクが入ります]

単語の解説

「โหดร้าย (hòot ráai)」は、「残酷な」「残忍な」「むごい」といった、非常に暴力的で倫理に反する行為や性質を表す際に使われる形容詞です。 この単語は、2つの単語「โหด (hòot)」と「ร้าย (ráai)」が組み合わさってできています。 – โหด (hòot): 厳しい、残忍な、粗暴な – ร้าย (ráai): 悪い、邪悪な、有害な これら二つの単語が合わさることで、「極めて悪い」「残忍極まりない」という強いニュアンスが強調されます。人や行為、状況などに対して広く使われます。

豊富な例文


  • タイ語: การฆาตกรรมครั้งนี้โหดร้ายมาก
  • 発音(学習者向け): gaan kâat-dtam-gam kráng ní hòot ráai mâak
  • 声調: 中声 → 下降声-中声 → 高声-上昇声 → 低声-上昇声 → 低声-低声 → 上昇声 → 下降声
  • 日本語: この殺人は非常に残酷だった。
  • (補足): 「การฆาตกรรม (gaan kâat-dtam-gam)」は「殺人」、「ครั้งนี้ (kráng ní)」は「今回、この度」、「มาก (mâak)」は「とても」を意味します。

  • タイ語: เขาทำตัวโหดร้ายกับสัตว์เลี้ยงของเขา
  • 発音(学習者向け): káo tam dtuua hòot ráai gàp sàt líang kɔ̌ɔng káo
  • 声調: 高声 → 中声 → 中声 → 低声-上昇声 → 下降声 → 低声-下降声 → 上昇声-中声 → 高声
  • 日本語: 彼は自分のペットに残酷な仕打ちをした。
  • (補足): 「ทำตัว (tam dtuua)」は「〜な態度をとる、〜な行動をする」、「กับ (gàp)」は「〜に対して」、「สัตว์เลี้ยง (sàt líang)」は「ペット」です。

  • タイ語: อย่าพูดจาโหดร้ายแบบนั้นเลย
  • 発音(学習者向け): yàa pûut jaa hòot ráai bàep nán ləəi
  • 声調: 下降声 → 下降声-中声 → 中声 → 低声-上昇声 → 下降声 → 高声-上昇声 → 中声
  • 日本語: そんな残酷な言い方はしないでください。
  • (補足): 「อย่า (yàa)」は「〜するな(禁止)」、「พูดจา (pûut jaa)」は「話す、言う(やや丁寧な響き)」、「แบบนั้น (bàep nán)」は「そのような」という意味です。

  • タイ語: สงครามมักจะเผยให้เห็นความโหดร้ายของมนุษย์
  • 発音(学習者向け): sǒng kraam mák jà pə̌əi hâi hěn kwaam hòot ráai kɔ̌ɔng má-nút
  • 声調: 上昇声-中声 → 高声 → 下降声 → 上昇声 → 下降声-上昇声 → 下降声-上昇声 → 上昇声-中声 → 低声-上昇声 → 上昇声-中声 → 高声
  • 日本語: 戦争は常に人間の残酷さを露呈させる。
  • (補足): 「สงคราม (sǒng kraam)」は「戦争」、「มักจะ (mák jà)」は「〜しがちである」、「เผยให้เห็น (pə̌əi hâi hěn)」は「〜を露呈させる」、「ความโหดร้าย (kwaam hòot ráai)」は「残酷さ(名詞形)」、「มนุษย์ (má-nút)」は「人間」です。

関連語・派生語

  • ทารุณ (taa-run): 残酷な、非道な。 「โหดร้าย」とほぼ同義ですが、ややフォーマルな響きがあり、法律やニュースなどでよく使われます。
  • ใจร้าย (jai ráai): 意地悪な、冷酷な。「心(ใจ)が悪い(ร้าย)」という構成で、感情的な冷酷さや意地悪さを指します。「โหดร้าย」が物理的な暴力や極端な行為を指すのに対し、「ใจร้าย」は精神的な面や性格的な面で使われることが多いです。
  • โหด (hòot): 残酷な、厳しい。単独でも使われますが、「ร้าย」と組み合わせることで意味が強調されます。
  • ร้าย (ráai): 悪い、邪悪な、有害な。単独でも非常に多くの意味を持つ単語です。

よく使われる組み合わせ(コロケーション)

  • โหดร้าย ทารุณ (hòot ráai taa-run): 極めて残忍な、残虐非道な。類義語を並列に使うことで、さらに強い意味になります。
  • การกระทำที่โหดร้าย (gaan grà-tam tîi hòot ráai): 残酷な行為、残虐行為。
  • คนที่โหดร้าย (kon tîi hòot ráai): 残酷な人。
  • โหดร้ายกับ… (hòot ráai gàp…): 〜に対して残酷な。
  • เป็นคนโหดร้าย (bpen kon hòot ráai): 残酷な人である。

学習のヒントと注意点

  • 連想法(ニーモニック): 「ホーッ(と)ラーイ(オン)」のように、低く息を吐き出すような「โหด」と、口を開いて声調が上がる「ร้าย」の音のコントラストを意識すると覚えやすいかもしれません。
  • 発音の注意点:
    • โหด (hòot): 最初の音節「โหด」は、日本語の「ホーッ」と似ていますが、声調が低声であること、そして語尾が閉鎖音の「t」で終わるため、日本語の「ト」のように母音をつけずに喉の奥で息を止めるように発音します。
    • ร้าย (ráai): 2番目の音節「ร้าย」は、上昇声です。日本語の「ラーイ」とは異なり、しっかり音程を上げて発音する必要があります。また、「r」の音は、タイ語では多くの場合、日本語のラ行とは異なる巻き舌に近い音(あるいは英語の「l」に近い音で代用されることも多い)ですが、正しい発音を意識しましょう。
  • 日本語話者が間違いやすい点:
    • 「โหด」の声調(低声)と末子音(t)の発音が曖昧になりがちです。日本語の「ホート」のように母音をつけず、短く止めることを意識してください。
    • 「ร้าย」の上昇声が平坦になったり、下降声に聞こえたりすることがよくあります。語尾に向かって明確に音程を上げることが重要です。

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