conscious : 意識して,気づいて|タイ語と日本語で覚える日常会話フレーズ【音声付き】

【タイ語単語学習】

conscious : 意識して,気づいて – รู้ตัว

目標単語

  • タイ語: รู้ตัว
  • 日本語: 意識して、気づいて、自覚して
  • 英語: conscious, aware, realize

基本情報

  • 品詞: その他(動詞句として機能)
  • 発音(カタカナ近似): ルー・トゥア
  • 発音記号(学習者向け): rúu dtua
  • 声調: 高声 → 中声
  • 【必須】正確な音声: [音声を聞く - ※ここに実際の音声リンクが入ります]

単語の解説

รู้ตัว (rúu dtua) は、「知る、わかる」を意味する รู้ (rúu) と、「体、自己、個人」を意味する ตัว (dtua) が組み合わさった表現です。直訳すると「自己を知る」となり、そこから「自分自身に気づく」「意識がある状態」「自分の状況や存在を自覚する」という意味で使われます。 自分の行動や状態、周囲の状況に対して意識的であること、あるいは無意識の状態から意識を取り戻すことなどを表すことができます。

豊富な例文


  • タイ語: เขารู้ตัวว่าทำผิด
  • 発音(学習者向け): kǎo rúu dtua wâa tam pìt
  • 声調: 上昇声 高声 中声 低声 低声 低声
  • 日本語: 彼は自分が間違っていることに気づいています。
  • (補足): ว่า (wâa) は「〜ということ」と文をつなぐ接続詞です。ทำผิด (tam pìt) は「間違える、過ちを犯す」という意味です。

  • タイ語: คุณรู้ตัวไหมครับ/คะ?
  • 発音(学習者向け): kun rúu dtua mǎi kráp/ká?
  • 声調: 中声 高声 中声 上昇声 高声/高声
  • 日本語: 意識がありますか? / 正気ですか?
  • (補足): 医者などが患者に意識の確認をする際などによく使われる表現です。ไหม (mǎi) は疑問を表す終助詞、ครับ/คะ (kráp/ká) は男女別の丁寧語です。

  • タイ語: เขาไม่รู้ตัวว่าเขาทำผิด
  • 発音(学習者向け): kǎo mâi rúu dtua wâa kǎo tam pìt
  • 声調: 上昇声 低声 高声 中声 低声 上昇声 低声 低声
  • 日本語: 彼は自分が間違っていることに気づいていませんでした。
  • (補足): ไม่ (mâi) を前に置くことで否定形になり、「〜に気づかない、意識がない」という意味になります。

  • タイ語: เธอทำอะไรอย่างรู้ตัวถึงสถานการณ์รอบข้าง
  • 発音(学習者向け): təə tam a-rai yàang rúu dtua tʉ̌̌ng sà̀-tǎ̌-ná́-gaan rôop khâang
  • 声調: 中声 中声 中声 低声 高声 中声 上昇声 低声 低声 低声
  • 日本語: 彼女は周囲の状況を意識して行動しています。
  • (補足): อย่าง (yàang) を伴うことで、「〜するように、〜な形で」という副詞的な意味合いになります。สถานการณ์รอบข้าง (sà̀-tǎ̌-ná́-gaan rôop khâang) は「周囲の状況」です。

  • タイ語: พอตื่นขึ้นมา เขาก็ไม่รู้ตัวว่าอยู่ที่ไหน
  • 発音(学習者向け): pɔɔ dtʉ̀ʉn kʉ̂n maa kǎo gɔ̂ɔ mâi rúu dtua wâa yùu tîi nǎi
  • 声調: 中声 低声 高声 中声 上昇声 低声 低声 高声 中声 低声 高声 上昇声
  • 日本語: 目を覚ました時、彼は自分がどこにいるのか分からなかった。
  • (補足): พอ...ก็... (pɔɔ...gɔ̂ɔ...) は「〜するとすぐに…」という表現です。ตื่นขึ้นมา (dtʉ̀ʉn kʉ̂n maa) は「目を覚ます」。

関連語・派生語

  • รู้ (rúu): 知る、わかる、理解する。
  • ตัว (dtua): 体、自己、個人。
  • รู้สึกตัว (rú̀-sʉ̀k dtua): 意識を取り戻す、目が覚める。感覚的な「気づき」や意識の覚醒を強調します。
  • ตระหนัก (dtrà̀-nak): 認識する、自覚する。より深く、ある事実や重要性を理解し、心に留めるというフォーマルなニュアンスがあります。
  • มีสติ (mii sà̀-tì̀): 意識がある、正気である、慎重である。仏教的な文脈で「サティ(念)」としても使われます。

よく使われる組み合わせ(コロケーション)

  • รู้ตัวว่า… (rúu dtua wâa…): 〜ということに気づく、〜だと自覚する。
    • 例: รู้ตัวว่าทำผิด (自分が間違っていることに気づく)
  • ไม่รู้ตัว (mâi rúu dtua): 気づかない、意識がない。
    • 例: เขาหลับไปโดยไม่รู้ตัว (彼は無意識のうちに眠ってしまった)
  • ทำให้รู้ตัว (tam hâi rúu dtua): 〜に気づかせる。
    • 例: ฉันทำให้เขารู้ตัวว่า… (私は彼に〜ということに気づかせた)
  • อย่างรู้ตัว (yàang rúu dtua): 意識的に、自覚して(副詞的な使い方)。
    • 例: ทำงานอย่างรู้ตัว (意識的に仕事をする)

学習のヒントと注意点

  • 意味の分解: รู้ตัว (rúu dtua) は「知る」と「自己」という2つの単語の組み合わせであることを理解すると、その意味が連想しやすくなります。
  • 発音と声調: 「รู้ (rúu)」は高声、「ตัว (dtua)」は中声です。特に「รู้」の ร (r) は巻き舌音なので、日本語の「ルー」とは異なる響きになります。また、「ตัว」の ว (w) は「ウ」の口の形で発音する音です。これらの音を意識して、正確な発音を心がけましょう。
  • 日本語話者が間違いやすい点:
    • 「意識する」という日本語につられて、常に目的語を伴う動詞として考えてしまうことがありますが、タイ語では「รู้ตัว」自体が「意識がある」という状態を表す句として使われることが多いです。
    • 「〜に気づく」という場合、日本語では「〜に」と助詞を使いますが、タイ語では รู้ตัวว่า... (rúu dtua wâa...) のように ว่า を使ってその内容を続ける形が一般的です。
  • 類義語との使い分け: รู้สึกตัว (rú̀-sʉ̀k dtua) は主に身体的な意識の覚醒(例: 気絶から意識を取り戻す)を指すのに対し、รู้ตัว (rúu dtua) はより広く、精神的な自覚や認識にも使われます。また、ตระหนัก (dtrà̀-nak) はより公式な文脈や、深いレベルでの「認識」や「自覚」を表す際に使われます。

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