【タイ語単語学習】
competent : 有能な;適任の;満足できる – เก่ง (gèng)
目標単語
- タイ語: เก่ง
- 日本語: 有能な、上手な、優れている、能力がある、素晴らしい
- 英語: competent, good at, skillful, capable, excellent
基本情報
- 品詞: 形容詞
- 発音(カタカナ近似): ゲン
- 発音記号(学習者向け): gèng
- 声調: 低声
- 【必須】正確な音声: [音声を聞く – ※ここに実際の音声リンクが入ります]
単語の解説
「เก่ง (gèng)」は、人や物事が特定の能力や分野において優れていること、熟練していることを表す形容詞です。非常に汎用性が高く、「上手だ」「できる」「有能だ」「素晴らしい」といった幅広い意味合いで使用されます。スポーツ、学業、仕事、芸術など、あらゆる種類の技能や才能に対して使うことができ、肯定的な評価を示す褒め言葉として頻繁に用いられます。
豊富な例文
- タイ語: เขาพูดภาษาไทยเก่งมาก
- 発音(学習者向け): kǎo pûut phaa-sǎa thai gèng mâak
- 声調: 上昇声 → 低声 → 中声 → 低声 → 低声 → 高声
- 日本語: 彼はタイ語がとても上手です。
- (補足): 「พูด…เก่ง (pûut…gèng)」で「〜を話すのが上手」という意味になります。「มาก (mâak)」は「とても」という意味。
- タイ語: เธอทำงานเก่งมากเลยนะ
- 発音(学習者向け): thəə tham ngaan gèng mâak ləəy ná
- 声調: 中声 → 中声 → 中声 → 低声 → 高声 → 中声 → 高声
- 日本語: 彼女は仕事がとてもできますよ。
- (補足): 「ทำงานเก่ง (tham ngaan gèng)」で「仕事ができる、有能である」という意味。「เลยนะ (ləəy ná)」は「〜だよ、〜ですね」という軽い強調や確認のニュアンス。
- タイ語: เด็กคนนี้วาดรูปเก่งจริงๆ
- 発音(学習者向け): dèk khon níi wâat rûup gèng jing-jing
- 声調: 低声 → 中声 → 高声 → 低声 → 低声 → 低声 → 中声 → 中声
- 日本語: この子は絵を描くのが本当に上手です。
- (補足): 「วาดรูป (wâat rûup)」は「絵を描く」。「จริงๆ (jing-jing)」は「本当に」という強調。
- タイ語: คุณหมอคนนั้นเก่งและใจดีมาก
- 発音(学習者向け): khun mɔ̌ɔ khon nán gèng lɛ́ jai-dii mâak
- 声調: 中声 → 上昇声 → 中声 → 高声 → 低声 → 高声 → 中声 → 高声
- 日本語: あの先生(お医者さん)は有能でとても優しいです。
- (補足): 「คุณหมอ (khun mɔ̌ɔ)」は「先生、お医者さん」。「ใจดี (jai-dii)」は「優しい」という意味。
- タイ語: ไม่ต้องห่วง คุณทำได้เก่งอยู่แล้ว
- 発音(学習者向け): mâi tɔ̂ng hùang, khun tham dâi gèng yùu lɛ́ɛo
- 声調: 高声 → 高声 → 低声 → 中声 → 中声 → 高声 → 低声 → 低声 → 高声
- 日本語: 心配しないで、あなたは元々能力が高いからできますよ。
- (補足): 「ไม่ต้องห่วง (mâi tɔ̂ng hùang)」は「心配しないで」。「อยู่แล้ว (yùu lɛ́ɛo)」は「元々〜だ、当然〜だ」というニュアンスで、相手の能力を信頼していることを示す場合に使われます。
関連語・派生語
- ไม่เก่ง (mâi gèng): 上手ではない、できない(否定形)。
- ความเก่ง (khwaam gèng): 能力、腕前、才能(名詞化)。
- เก่งกาจ (gèng kàat): 非常に優れている、非常に有能である(強調)。
- ฉลาด (chà-làat): 賢い、頭が良い。
- สามารถ (sǎa-mâat): 〜できる、能力がある(動詞としても使われる)。
よく使われる組み合わせ(コロケーション)
- พูดเก่ง (pûut gèng): 話すのが上手
- ร้องเพลงเก่ง (rɔ́ɔng phleehng gèng): 歌が上手
- เล่นกีฬาเก่ง (lên gèe-laa gèng): スポーツが上手
- ขับรถเก่ง (khàp rót gèng): 運転が上手
- เรียนเก่ง (rian gèng): 勉強ができる、学業が優秀
- ทำอาหารเก่ง (tham aa-hǎan gèng): 料理が上手
学習のヒントと注意点
- 連想法: 「ゲン(源)気で能力がある人」や「この人『ゲーン』と仕事をするから『ゲーン』だよ!」のように、日本語の音に近い言葉と結びつけてイメージすると覚えやすいかもしれません。
- 発音と声調:
- 「เก่ง (gèng)」の「ゲ」は、日本語の「げ」のように口を横に広げるのではなく、口をやや縦に開いて発音する「エ」の音に近いことを意識しましょう。
- 声調は「低声」です。高いところから低く下がるように発音します。平坦になりがちなので注意が必要です。
- 語尾の「ง (ng)」は、日本語の「ン」のように口を閉じるのではなく、鼻に抜けるような「ŋ」の音で、舌の奥が上あごに触れるか触れないかの位置で発音します。
- 使い方のポイント:
- 人の能力や技能を褒める際に非常に汎用性が高く、日常会話で頻繁に使われます。
- 「動詞 + เก่ง」の形で、「〜するのが上手だ」という意味を表すことが多いです。例: 「書くのが上手 (khǐan gèng)」、「走るのが速い/上手 (wîng gèng)」。
- 日本語話者が間違いやすい点:
- 「ゲ」の音が日本語の「げ」に引っ張られてしまい、正確なタイ語の母音「エ」にならないことがあります。
- 低声が苦手で、平坦な発音になりがちです。音が落ちることを意識して練習しましょう。
- 語尾の「ん」が日本語の「ん」になってしまうと不自然に聞こえるので、鼻に抜ける「ŋ」の音を意識して練習してみてください。
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